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投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は攻の拒絶が本当の憎悪から来てるのかとかなり辛かったけれど、禁忌の愛情を隠すためだとわかってからの後半は夢中になって読みました。
こういう攻が自分の激情を押さえ込んで耐える話は大好きなので、3作目が一番良かったです。
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ソルトラムと呼ばれる学院のエリート集団のメンバー・白伊香月は、尊敬する兄達に倣い生徒会長になるのが目標の優等生。そんな香月を、幼馴染の奥園蓮は奔放すぎる性格と振る舞いでいつも困らせてばかりいた。ある日、生徒会長を選ぶための秘密の伝統行事『子羊狩り』が開催されることに。『子羊狩り』の内容に戸惑う香月は、蓮にある取り引きを提案されるが―。
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これを読むと『ゴシック』と『ルネサンス』のお話にどきどきします。集約したような、更に始まりのような。特に『ルネサンス』での彼がこんな風になるなんて・・・!そこが楽しく(?)読めました。
ただ、冒頭のおじいさまの振りがあるべきだったのか疑問です。
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大好きな「お兄ちゃん」穂高を追いかけて学院に入学した千聖
ですがルームメイトにはいじめを受け大好きなお兄ちゃんから
は冷たく拒絶されても最後まで穂高の側にいるために学院に
残る千聖。
裏では仔羊狩りのターゲットにされ穂高にひどい仕打ちを
されたり更にエスカレートするいじめにも耐え忍ぶ千聖の
強さにとても惹かれました。
ラストでは以前は優しかったお兄ちゃんがなぜ冷たくなった
のか、その理由や今まで見えなかった穂高の千聖を思う気持ち
が描かれてやっと千聖にも幸福な時が来たんだと実感できて
本当に良かったです。
前作で酷い目にあった真琴のその後は別人の様な変わりぶりに
驚きましたが彼にはもう一度傷を癒して心からしあわせな恋愛を
してほしいです。
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お兄ちゃんにゾッコンな弟。
可愛いんですが、ちょっと突っ走ってる感が目に余ってしまったので
★3つ。
あまりにも受け受けしかったのも、好かなかった理由かなぁ。
近親相姦はあまり好かないですね…
でも、相変わらず寮モノは素晴らしい!ですね^^
寮という要素が私をものすっごく掻き立てます!
最後の番外編がすっごく好きです><
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全寮制櫻林館学院シリーズの最終巻!
ゴシックで1年生だった春実が2年生になっていたり、ルネサンスで子羊だった真琴は3年生になっていたりとシリーズを通して読んだ人には嬉しい内容だと思います。
慕っている兄を追い、櫻林館学院に入学した千聖。
3年ぶりに再会した穂高に無視され、学院にも馴染めずにいたが、大好きな兄の側にいるためさびしさに耐え続けていた。
しかし、今年も伝統行事「子羊狩り」が始まってしまった。
反対するソルトラムメンバー・春実の呼びかけもむなしく『子羊』に選ばれた千聖は…
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全寮制櫻林館学院の第3弾です。最終章です。
今回はほんとーに子羊でした。
前の二人(春実、真琴)が子羊じゃないとは言いませんが。
多分、精神年齢からかもしれません。
1回目は引きながら読んでたりしました。
しかも私の苦手な実の兄弟もの…。主人公カップルは何回読んでも引いてしまいます(泣)
克服しないといけないかなぁ。(する必要があるのだろうか…)
引きながら読んでいた理由を考えていたら、前の二人は成長したから、清々しい気分になれたのに。
千聖は、可愛子ちゃんです。おかしいくらい悩みがないです。
結ばれた後、二人でのんびりするために、図書室に行くんですけど穂高が砂を吐くようなことを言うんです。
心も体も綺麗で可愛い。宝物だ。と。
いや~、穂高のほうが夢見てるよね!
は、人物紹介もしてない。
羽倉穂高は、ソルトラムのメンバーの一員。父親は、有名な芸術家だったがある事件で亡くなっている。
桜井千聖は、千聖の母親と穂高の父親が再婚して一時、兄弟であったが、ある事件で二人が亡くなってからは、母親の親戚の所で暮らしていて、穂高を慕って櫻林館学院に入学してきた。
穂高は、事件を知っているが、千聖は、記憶がなくどのような事故だったかも覚えていない。
千聖の母親と穂高の父親は自由に生き過ぎました。しょうがない。
千聖は絶対、母親似です。あえてそう書いたのかも、と思いましたが。
二人の話は置いて。
今回は、最終話だけあって、二人の元・子羊も登場します。
春実は、見事、ソルトラムの一員になってます。ふふふ。志貴と連絡が取りやすくなる為だけに入れたんですよ。
志貴との絆が確固たるものになったようで嬉しい限りです。
志貴と交換したロザリオを大切に持っているのですよ~。1作目とは比べ物にならないくらい情熱的です。
真琴は…。
うん、でもあの前作からは、想像がつかないとは言えない行動です。香月の心配も最もだ。真琴からは忘れたいことなんでしょうが、ああいう行動を取ること自体、忘れられない証拠でしょう。
本人も自問自答してるしさ。前を向いてくれ~!!
まあ、真琴にも新たな人が現れてるから、大丈夫。
あとは、呪文だけです。呪文。うん。
でも、真琴を見ていると、屠られた子羊達は、こういう風になってしまったのだろうかと考えてしまいます。
春実や千聖は例外でしょう。
だって相手は、最初からロザリオを狙い、恋を仕掛けてくるのです(今、変換が鯉ってでた…)。そして外部生が子羊になるのも友人がそうできないと踏んでいる寂しさに付け込むのですよ。卑怯と言わないでなんと言う。
そして用がなくなったらポイ捨て。そうに違いないよ。だって香月のお兄さん達は、見事なくらい、香月の心を操縦していた。
そういうことができないと、生徒会長なんてできないと言うことだと。
優しい人には、耐えれないことでしょうな、外部生を屠ると言う事は。
本当に志貴のお祖父さんはいいルールを考えたものですよ。
でも、そんな志貴のお祖父さんも今���、顔見世してます。
チラッとだけですが。
最後の短編の『楽園』は好きです。志貴や香月や連達の卒業式。
楽園はいいものですよね。私にも楽園はあったな、そう思い出させてくれます。BLで思い出さなくてもいいのに…
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このシリーズの魅力は学年を越えて受け継がれていく秘密があること。なんかいかにも全寮制っぽいとことか、シリーズ最初の一番上の学年をシリーズ最後の一番下の学年の子たちは知らないとことかがなんだか、文化系なわたしの心にきゅんと来る。
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設定に疑問は残るけど、1作目より2作目、2作目より3作目のが良くなってた。
キャラは3作とも良かったし、CPも良かった。
ただ、クライマックスの盛り上げ方がイマイチな気がする。3作とも。
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慕い続けた兄・羽倉穂高を追って、櫻林館学院に入学した桜井千聖。
3年ぶりに再会した穂高は、学院の特権階級であるソルトラムのメンバーへとなっていた。
挙句、千聖は「弟じゃない」と穂高からすげなく突き放される。
ルームメイトからはいじめに遭い、学院にもなじめずにいたが、大好きな兄の少しでも傍にいたいと思い、寂しさに耐え続けていた。
ところが、今年も伝統行事「子羊狩り」が始まる。
反対するソルトラムメンバー・春実の呼びかけも虚しく、今年の子羊に選ばれたのは、千聖。
それでも穂高は、子羊狩りを始めてしまうが……
という内容でした。
これを読んで、前作で香月が「止める」と言っていたことに怒ったのですが、なんとなくそれでも「止められなかった」んだなー……と思ってちょっと納得したんですが。
それでも、封書を出すのと出さないのとではわけが違うような気はします。
とりあえずシリーズ最後の話、ということで今までのメンバーの名前が少しずつ出てきて、とてもその後が気になる展開ではありました。
前作で、蓮に振られてしまった真琴のその後が出てきたのが、一番衝撃的で、この二人の今後が書かれていない上に、これでシリーズが終わってしまったのが、非常にもったいなく思ってしまいました。
そういえば、肝心の穂高と千聖の話ですが。
穂高には、どうしても言えない&千聖の想いに答えられないヒミツを知っていて、そのために千聖のことを拒んでいたんですが、本当は穂高も千聖のことを大切に思っていて……
もちろん、最後はハッピーエンドです。
いくらでも続きの物語はできると思うので、これで終わり、じゃなくてもう少しいろいろ読みたいなー……と思うと、残念です。