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マサイの、しかも戦士の第二夫人として嫁いだ女性のエッセイ。マサイなんて、本当にいるのかいないのか知らない私にとっては、面白かった一冊。まぁ、作者もちょっと変わっていると言えなくもないが、ここまで出来るのは素晴らしいと思う。マサイの本当の姿を赤裸々に描いており、他の学術書的なものよりも、フィールドワークとしての価値は高いと思う。
全体として、もっと写真を多用してくれればいいのに、という印象。冒頭のマサイ若者たちの写真は、本当にイケメン揃い。これだけでも印象変わるよねー。
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マサイ族と結婚した日本人。
第二夫人として、周囲の環境が変わっていき伝統的な生活が難しくなっているマサイ族にとっての架け橋となるべく頑張っている。
環境汚染などによって、マサイ族やその他の部族が昔ながらの伝統的な生活ができなくなっているのを心苦しく思う。
自分の考えや風習だけに拘泥せず、他人の考えも尊重し敬うマサイ族の心の強さが素晴らしい。
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マサイについてよくわかった。文化が違っても分かり合おうと思えば手段もあって乗り越えられるものなんだなと思った。日本人のパートナーであってもすれ違いは多いのに。わかり合おうとする努力はどんな人に対しても、し続けるべきなんだろう。
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文化人類学、好個の資料と言えよう。
男運の悪い著者が最後に出会ったベターハーフはマサイ戦士。婚約→結婚に至る経過が性生活も含めて事細かに描かれている。
他民族の文化に敬意を払うマサイの長所が判った。絶滅危惧種があるように、絶滅危惧民族も存在する。マサイ文化の今後の存続を願ってやまない。