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ぼくとフリオと校庭で みんなのレビュー

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みんなのレビュー11件

みんなの評価4.1

評価内訳

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  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

頭の中の遊び

2009/06/26 02:33

4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:helmet-books - この投稿者のレビュー一覧を見る

以前アメリカに住んでいたとき
何かそこに異世界を感じた

しかし、数年経つとそこは
異世界でもなんでもなくて
ただの自分を取り巻くノーマルな世界になった

そして、日本に帰国したとき
そこは異世界になったが、それもすぐに戻った

今は
お店とアパートを行ったり来たりしているが
そこだってはじめは異世界を感じた 今はそうでもない

過去を振り返ると
案外スッと次から次へと異世界に
行ったり来たりする身近な存在なんだなと感じた

来年はどこで何をやっているのだろう
と考えると、来年もどこか違う異世界に
もぐりこんでいるに違いない

そんな感覚を本書から受けた

何かこうスッと
意外と簡単に異世界に入って
いける感じというかなんというか

物語の序盤は大抵その異世界観に戸惑いを感じるのだが
物語が終わる頃にはそれはノーマルな世界へと
変化していく その異世界に無感動にまでなったりする

こういうものありだ
こういうものありだ

と、異世界との線引きを
曖昧にしていくと今自分が存在する空間から
異世界を感じたり感じなかったり

頭の中で遊ぶと言うのは

こういうことか

helmet-books

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紙の本

SF漫画の巨匠諸星大二郎の短編集

2015/08/19 16:11

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オキシジェン - この投稿者のレビュー一覧を見る

収録されているどの作品も、少し不思議な諸星先生独特のSF作品。
後に、いろんな作品に影響を与えたと思われる作品も収録されている。
個人的には「蒼い群れ」が考えさせられる内容だが、おすすめです。

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紙の本

苦手なのに最後まで読まされてしまう不条理の罠的作品

2007/03/09 16:45

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 十歳の娘が、諸星作品の「栞と紙魚子」などを愛読しているようなので、どんなものかと思って、私も読んでみたのですが……なんというか、1970〜80年代の陰湿な不条理がゾンビの如くよみがえって脳内にわいたような短編集で、読後、かなり鬱陶しい気持になりました。
 正直、この種の陰惨粘着ドロドロ系の猟奇・幻想物には、できれば近づきたくないのですが、読み始めるとやめられない魅力があるのも確かです。
 表題作の「ぼくとフリオと校庭で」は、富利夫という虚言癖のあるクラスメートと過ごす主人公が、ふとしたはずみに異世界の幻影をかいまみるお話です。富利夫はUFOや念力などの非現実的な話にこだわって、クラスの仲間はずれにされたりする一方、自販機でビニ本を買って防空壕跡に隠していたりと、わりに世俗的な逸脱ぶりを見せてもいます。いずれの行動も、子供の力ではどうにもならない、現実の息苦しさやや、満たされないやるせなさから逃れるためのものなのでしょうが、富利夫自身の意図しないところで、その強い思いが異形のものを呼び寄せてしまったのかもしれません。主人公は、穏やかで育ちの良さそうな、富利夫とはまるで正反対の子供なのですが、はみ出しものの富利夫に引かれてしまう危うい面もあるのでしょう。富利夫の非現実的な主張にやんわりと異を唱えつつも、富利夫の存在自体は大切な友人として受け入れて行動を共にするうちに、なんとも説明のつかない「現象」を目撃してしまうのです。けれどもその「現象」が、二人の人生の現実に影響を与えるようなことにはならず、やがて富利夫は父の仕事の事情で転校させられ、主人公は一人取り残されて、お話は終わります。
 読後、強い余韻を残しながらもあっさりと終わってしまう作品世界の「その後」が、いろいろと想像されました。
 富利夫はやがて、現実逃避気味のダメな大人になっていくような気がします。主人公のほうは、子供時代の友人にまつわる不思議な記憶を胸に秘めながらも、おそらくは平凡に社会に適応して暮らす大人になっていくのでしょう。そんな二人の人生がほんの一瞬だけ交錯した様子を、空をよぎったUFOは、何かの目的で……たとえば人類という卑称で愚かな種族の生態を分析するために、密かに記録していたのかもしれません。

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2007/10/12 00:03

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2009/06/14 14:43

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2009/07/08 20:30

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2011/01/17 00:32

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2011/09/06 19:42

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2011/12/11 14:08

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2012/06/15 21:54

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2022/01/14 23:33

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