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初恋料理教室がとてもよかったので読みました。
人形作家としても駆け出し
妻を亡くして子育てもおぼつかない
そんな「ハルさん」が娘「ふうちゃん」との成長の日々を振り返ります。
もちろん「ふうちゃん」の成長ではあるんだけど
これは「ハルさん」の成長なんだろうなと思った。
初めから「親」をやれる人なんていないだろう。
やっぱり「子」に育ててもらって「親」になるんじゃないかな。
自分の体験からそう思う。
ほのぼのしたミステリーがあって
それがなぜか「ハルさん」に起こる不思議な現象で答えが出てくるんだけど
そこがちょっと不思議なままになっていた。
まあ。。。別にいいんだけど。。。
でも、それもこれもこの親子のベッタリしない好ましい関係がとってもよかった。
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なんか売れてる、と聞いていたので気になっていた作品。
まだ幼い娘とひとり、残して死んでしまった妻、
消えぬ悲しみを抱えつつも、ハルさんはふーちゃんと2人、
日々を過ごしてゆく。
そうして今日はふうちゃんの結婚式、会場へ向かいつつ、
思い出が語られる。
いわゆる日常謎もの、で。
たいてい謎も、解答もハルさんの中で完結している感じ。
謎ときはハルさんと瑠璃子さんの会話の中でされるんだけれど、実際のところ、幽霊だとか、そーゆー類のものではなく、ハルさんの中での1人二役、という感じ。
ハルさんが人形作家である、という設定も合っている。
なんとゆーか、命のないものに、命をあたえる、みたいな??
人が殺し殺され、とかもなく、悪意、というものを感じずにすむミステリー。
とにかく娘を大事に大事に想って、時にから回っているハルさんが、愛おしくなってくる。
こんなお父さんだったら幸せだよなあ。
にしてもふーちゃん、しっかりもの。
どんだけいい子なんだ。
謎としては、私でもすぐ気づくようなものばかりだが、
ミステリーというより、娘の成長を見守り物語ってとこか。
最後の相手を選んだ理由がことごとくハルさんのセリフに直結してて、こんないい親子関係、あるんかいっと
つっこみをいれたくなるほど。
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人形作家で裁縫が得意で頼りないハルさんが回想する、結婚する一人娘のふうちゃんとのこれまでの日々にほのぼのした。幼稚園児の時の消えた卵焼き、小四の時の一人旅、中二の時のいじめ疑惑、高三の時の花屋での骨折入院、大一で里帰りをした時の人形の入れ替わり疑惑の謎を、ハルさんが心の中で会話する亡き妻が解く。
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ハルさんとふうちゃんは親子だ。お母さんの瑠璃子さんはふうちゃんの小さい頃に亡くなった。それから二人で生きてきた。そんなふうちゃんが今日は結婚するのだ。結婚式に向かう間にハルさんの心にはふうちゃんが小さかった時からの思い出が湧き出してきた。そのときそのとき、どうしてもハルさんが困った時には瑠璃子さんが頭の中に現れて教えてくれた。今日は瑠璃子さんと二人でふうちゃんを見送るのだ。