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みんなのレビュー30件

みんなの評価4.0

評価内訳

30 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

教育関係者必読の書

2007/02/12 18:16

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:落ちこぼれ教師 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は一昨年、教員を退職した。二の章・男性社会にある教育問題については、いつか誰かが触れなければいけない問題だと感じていながら、これまで何もせず退職してしまった。
 教育現場の荒廃は、もはやどこから手をつければよいのかわからないほどに絡まっている。いじめ問題や学級崩壊がなくならない中で、同僚の教員たちは長期病気欠勤となり、職場を離れてしまった者も少なくない。私もそのうちの一人だ。
 教育現場には、今も昔も危機感がない。定年まで穏便に、という姿勢を貫く者と、徹底抗戦する一部の教員たちとの溝は、埋まらないままだ。溝があってもいいと双方が思っている限り、危機感は共有できない。危機感を共有できなかった一人として、その点は深く自省する。
 多くの教育関係者、ならびに教育現場経験者からの意見を、広く望みたい。

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紙の本

成果主義は、やっぱりおかしい

2007/03/01 22:43

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:天満宮にて - この投稿者のレビュー一覧を見る

 成果主義をやっている会社は、どうして課員たちの声を聞こうとしないのかな? ぼくらの会社もそうです。人事は説明するだけで、課員たちの声を反映する気がないらしい。
 評価があいまいだから、文句を言う気もしないし、気力もない。
 しかし、はっきり言って、不要な制度。
 無駄な時間だけが発生し、残業ざんまい。
 これって、おかしくない?
 5件目の書店では見かけず、出張先の駅構内で一冊ゲット。
 バランスよくまとまってました。
 でも、これで成果主義がなくなるわけでもないし、と考えると、むなしいね。

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紙の本

現代ニッポンにおける労働社会のゆらぎが集約されている

2007/02/10 14:36

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ヒットメーカー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 偉そうに言っていないところが、他の売れ筋新書と最も異なるところ。例えば、自らが「燃え尽きた経験者」と語っている。それが裁量労働制を論ずる一つの根拠になっている。
 こうした展開は強い。説得力あり。燃え尽きた医師が経験を語り、体の知識については専門家の集まりであるはずの病院で起きている「うつ病の増大」に触れ、裁量労働制は本当に大丈夫か? と投げかけているのだから。
 物語で言えば、まさにストーリー・テラー。シナリオの運びがスムーズであるためか、無理がない。結果として非常に読みやすい。
 二の章にある学校の問題(校長の自殺)は、一番印象深かった。問題点を明確に提示し、それに対してどう考えるかを示すお手本のような部分。ここを読めば、北海道で起きたイジメ・レポート不提出問題の理由もわかる。
 ともあれ、これから成果主義をどうするのかについて、そろそろ真剣に議論しないと、「不良債権のように組織体が蝕まれてゆく」可能性が現実問題としてある、との危機感をあらためて覚えた次第。
 一本、スジが入っている本。
「まず現場の声を聞け」。それが著者の哲学なのだろうと読んだ。

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紙の本

職場の質を高めるには、どうすればよいのでしょう?

2007/02/24 17:16

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:右大臣は大好き 左大臣はそこそこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 成果主義を中心に、働く現場で、何がおこっているかについて論じている。
 景気が上向いている「らしい」中で、労働者は戸惑うばかりだ。
 何名かがうつ病になり、不安神経症になる。そう言えば、職場不適応といった表現も聞いたことがある。
 従来からの問題だろうが、著者が指摘するように、このような問題が増幅されているのが現代社会なのだろう。
 対策を講ずることも大事だが、原因はどこにあるかを考え、その一角に成果主義があるのだろうというのが、著者の指摘だ。
 事例(本では素描というスタイルを取っている)の身近さに共感を覚えるとともに、産業医の目に写った現象を材料として、成果主義や職場のあり方を考える姿勢は、斬新であった。
 職場の質を高めるにはどうすればよいか? それは忘れ去られたアートや「安全基地」にあることを、あらためて教えてくれた本とも言える。

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紙の本

そう強くない、あなたへのプレゼントです

2007/02/15 22:30

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:趣味は水族館めぐり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 不思議なパワーを感じた本でした。ありそうもない進化論が展開されているわけでもなければ、古き良き時代に戻ろうといった、時代に逆行するような内容でもありません。

 問題山積の現代を、職場という切り口からそのままに解析した内容ですが、至るところに静かなパワーが漂っています。
 どう表現したらわかってもらえるでしょうか。
 語彙の乏しさに歯がゆいばかりです。
 言いたかったのは、それだけ。
 多くの方々、それも挫折を味わったり、いまくじけそうになっている方々に読んで欲しいと思いました。

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紙の本

いまさらですが、現代の労働について、考えさせられました。

2007/02/11 19:40

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:きびなご飴 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 タイムリーな一冊。しかも焦点が時勢とぴったり合っている。成果主義や現代の労働についてのひずみは、わかっていたつもりだったが、この本で論点が整理できた。
 成果主義は私も経験している。成果主義のよる成果は本当にあるのか? という点は著者同様、いまだに疑問だ。
 本書が発端となって、成果主義のゆくえを議論する機会がもっと増えることを希望する。
 こうした掲示板でもかまわない。社労士、経営者、労組など、多角的な視点からの意見を望む。

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紙の本

ハイレベルながら、目線を現場まで落とし込んだ現代の労働論です

2007/02/10 14:00

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:流木サーファー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読み終えて感じたことはたくさんあります。まずイラスト(w)。著者自身の手によるものでしょうか? いいね。内容をよく反映していると思いました。シュールです。
 それと「 」にある言葉がどれも生きています。それだけに現実感があります。しかも読みやすい。
 それらはどうでもいいわけで、一番言いたかったのは「よくぞ、指摘してくれた!」ってこと。言いたくても言えないことって、現場にいるとたくさんあります。それがことごとく書かれていました。世代を超えて言いたいことを、ほとんど著者が代弁してくれていると思いました。
 思ったことや感じたことがストレートに書かれることが多い近年の新書ですが、本書は地下にうごめくマグマのような熱意が伝わってきます。感情論に終始していない点がよいのかも。そう考えるに至った根拠が展開されていたり、現場からのデータがよく咀嚼されているからでしょう。
 かなりドラマチックな一冊です。
 お国のお偉いさんたちにも、ぜひお読みいただきたいですね。

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紙の本

遅らばせながらも、読んでみた

2007/03/16 22:10

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今週のオススメ書評や書評の鉄人で多数の書評が紹介されている。職場における成果主義の業績効果システムの導入に翻弄されている人びとが、いかに多いかの一端を示すものでもあろう。問題意識や関心の高さでもあろう。遅らばせながらも、読んでみた。
 表向きの理由はともかく、企業が成果主義の業績効果システムを導入しだしたのは、団塊世代が定年間際の高給取りになり、人件費の割合が高くなったため、その負担を軽減したい、というのが本音であろう。仕事の業績評価も人の能力評価もできる人はほとんどいないし、評価する伝統も経験もなく、教育もしていない組織において、そのような理由から導入しても、混乱し、正当公平な評価などできないのが当たり前であろう。さらには、自分だけ良ければ良い、という人を育ててしまう。
 そのような環境になったために、士気が低下し、挑戦意欲をなくし、心の病に罹る。本書では、その実態を検証し、人間関係の軋轢の原因を探っている。著者は産業医という立場から、客観的に考察できたようだ。この本を読んで自己防衛できるようになるかどうかは分からないが、まずは現状把握と現状分析から手を付けるのは、業務遂行の常道であろう。

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紙の本

息吹に、熱い体温を感じました

2007/02/26 23:09

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:流氷は去りにけり - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あふれる新書にあって、清涼感に満ち、堂々とした主張には、感動に近いものを覚えた。
 どうでもいい駄文に満ちた新書もあれば、最初から最後まで偏向した不満や扇動的なアジテーションで終わってしまう新書も多い。
 しかもそれらは決して少数派でなく、むしろ爆発的にヒットし、それを支持する意見が多いことを、いまさら嘆いてみたところで仕方ないだろう。
 そうした中で、この本は記念碑になる可能性を秘めている。
 ウェブやグーグルといった近未来を予測した本と対極にありながら、古くて新しい人間関係を題材に、現代社会の病理を朴訥なまでに綴っている。
 主張の丹念な運びの根底には、しっかりとした国語があり、強靭な精神がある。
 酒場で語り合うような、知識を披露し合うがごとき評論家たちの声とは、あきらかにちがった息吹を感じた。
 本書のような、中身のある新書がこれからも次々を出てくることを希望する。

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2007/02/16 03:32

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2007/05/16 02:57

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2007/06/07 15:24

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2007/12/26 15:44

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2008/02/10 05:55

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2008/04/08 00:39

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