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きた!とうとう起こりましたよ事件が!
ここはもう怒涛のスピードで(それでも他の本と比べるとかなり遅いですが)読了!
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第2巻が難所だったせいか、
小説が急に動きだして、一気に躍動感がでてきます。
主役はやっぱりミーチャ。
破天荒なならず者なのでしょうが、心が動かされます。
いっぺんに読み進む感じがしますし、古臭くありません。
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第3部(3巻)、ついに事件が起こります。ただ、その事件の詳細は直接描かれず、謎に包まれている部分も多く、いよいよ話が動いたとは言ってもまだまだ序章に過ぎないようにも思えた。今後、どのように話が展開していくのか、それを期待させる部分は非常に大きい。第2部(2巻)で描かれたゾシマの最期を経て、アリョーシャの心に大きな変化が起こる瞬間の描写が魅力的だが、その後すぐにミーチャのエピソードに切り替わるため、アリョーシャのその後は大いに気になる。彼がもっとも物語に絡むべき存在ゆえに…。大変を割いたミーチャの描写によって、彼への共感も確実に増す。ただのならず者ではなく、実にピュアな心の持ち主で、憎めない男なのだ。この巻では描かれなかったイワンというクセ者よりも“いいヤツ”なのではないか。しかし、そのイワンの動向も今後やはり気になるのだ。3兄弟の個性によって深みを増す物語。また一息ついて、次巻のページを捲りたいと思う。
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やっとエンジンがかかってきた。
着火点にたどり着く前に挫折しそうだった。
面白いのか面白くないのかイマイチわからない。
物語なんて単なる形式に過ぎない。
宗教、政治、純愛、差別、実存、金、国家、肉欲、葛藤、清貧、階級、殺人…ありとあらゆる概念が物語のフリをして語られている。
時に、オイラの弱いおつむではついて行けないこともままあるが、そこは物語が引っ張ってくれるので、何とか食いついていってる。
しかし、疲れる。
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以前に読んだのとは、まったく違うような印象を受けます。
訳によって、こうも違うものなのでしょうかね
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やっぱり星5つで。
冒頭はゾシマの死によって発生した事件によるアリョーシャの動揺、暴走。
自然の摂理にさえ目を背ける人々の心、圧倒的なものが失墜した瞬間の狂乱。大騒ぎです。
アリョーシャはともかく、出てきても最後まで常に取るにたらないその割に目障りなラキーチンが楽しくてしょうがありません。
なんなんでしょうね、あの鼻につくとかのレベルを軽く超えてしまっているがために発生するおかしさ。
中盤からはひたすらミーチャ。
2巻では気配のなかったミーチャ大暴走の2日間。
すごいよ。この人はどれだけ馬鹿げたことを言っても興奮して取り乱しても、なにか芯がある。
でも身内や友達には絶対欲しくない。(そんなことはどうでもいい)
神の不在、この世界で神を信じることのむなしさと向き合い続けた2巻とは異なり、とにかく金と女、世俗にまみれた3巻。
それでこそミーチャの「高潔」を描くことが出来るってことなのかな。
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イワンの大審問官の話がこの刊だった気がする。
そのシーンは頭がぐちゃぐちゃになるけれど、でも面白い。
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2巻までは何か起こりそうな雰囲気はあっても、何も起こってなかったのですが
3巻でついに、その何かが起こります!
おもしろいです〜!ほんとに。
「罪と罰」もそうでしたが、こういう「次はどうなるの?」っていう展開の時に、小難しい話をさしはさんだり、変に勿体ぶったりしないでガーッと進んでいくこの感じ。だからドストエフスキーが好きなんです。
そして、ドミートリーの魅力も全開です。1,2巻でアリョーシャの人間性にとても魅かれましたが、ドミートリーの考えなしだけど正直なキャラもいい。二人は兄弟だなぁと思うのは、二人とも人間を愛しているというところ。だからこそ、人間として魅力あるキャラクターになるんでしょうね。
残すは4巻だけなのがさびしいくらい面白かったです。
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これってミステリーだったの?途中からすごく面白くなって来たし、ミーチャが人間くさくて好きになって来た。
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ところどころに読者がつまずく石が配置してあり、読了するのに非常に時間がかかった。
ただ、後半物語がドライブし始めてからはグイグイと引き込まれること請け合い。読了後はかなりの達成感を得られる。
また、何年か後に読みたい本だ。
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これまで新潮文庫と読みやすさを比べてきたが、どうもここに来てあまり差がなくなってきたように思える。この光文社の亀山訳は、誤訳が多いと言うことなので、この小説を正確に、原文に忠実に読もうとする人は、新潮文庫を読んだ方がいいだろう。とは言え出来る限り平易な日本語で訳そうと言う訳者の努力は伝わってくるし、実際あまり難しい言葉は使われていないので、文学に深入りしていない人、原文との多少のズレが許せる人にはお薦めと言えるだろう。
内容について。
ゾシマ長老の逸話を読むといつも、俗人と言うものの醜さを感じずにはいられない。どんなに精神的な高みに上った人に対しても、それを僻む人々、あるいは野次馬たちは常に彼らの没落を願っているのだ。そして話で示されているように、人間と言うものは行いの立派な人の没落を嬉しがるものなのだ。要するに「出る杭は打たれる」と言うやつだろう。
これは現在の日本人にも根強く存在する心理だ。芸能人や政治家等と言った「高みに登った」人たちの思わぬ犯罪そして堕落は、常々話題にされるし、それによって思わず喜んでしまう人は数知れないではないか。
この3巻ではミーチャの活躍がとにかく目立つ。彼は粗野な人間ではあるが、だからと言ってもちろん(敢えて俗な言葉を使うが)ただのDQNではない。と言うのも自分の信念を守り通し、誠実に生きていることが読み取れるからだ。1500ルーブルの話がそれを如実に表していると言えるだろう。そんな彼が結局事件を起こしたのだと僕はあまり考えたくはないし、考えられないのであるが、どちらとも取れる、そしてどちらにとっても矛盾のない書き方がなされているので、悩んでしまう。新潮では犯人を決め付けてしまっていたが、こちらは(まだ読んではないが)そうではないらしい。いやはやドストエフスキーも謎を残して去っていったものだ。
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長くて難しい話かと思って敬遠していたけれど、読みだすと止まらなくなるくらい面白かったです。
もし自分にキリスト教に関する知識があれば、もっと色々なことを読み取れただろうなと思います。
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図書館で借りた。
1,2と読むスピードが格段に違った。
今回は一気に読みました。
3巻は起承転結の「転」にあたるような気がします。
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ドミートリー大暴走。
そしてついにフョードルは殺されてしまう。犯人は誰でしょうか…。
しかしみんな激しいなあ。日本人には想像がつかない。
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2009年10月2日
2巻の続き。
2009年10月4日
p. 99
「さまざまな思いが破片となって心のなかにちらつき、入れ替わり立ちかわり、小さな流れ星のように明るく輝いてはすぐに消えていく。」
2009年10月8日
p. 153
「三時間ほどで着いた。」
一分間が事細かに描写されることもあれば、三時間という結構な長時間がこの一行で終わらせられる場合もある。同じ時間でも、それがもつ意味は異なるのか。それとも全ての時間は対等に重要なのだろうか。
p.155
私はミーチャと同じ恋愛気質なのだろうか… 私の場合「嫉妬」ではなく、doubtであるが。
2009年10月23日
読み終えた。ミーチャが必死に無罪を主張する様が何とも言えない。憎たらしいわけでもないし、かと言って愛くるしいわけでもない。自分を投影できてしまうからだろうか。