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たつみや章は「水の伝説」や月神シリーズで入ったので都会派よりの主人公って新鮮!
3・11のはるか以前に書かれた小説か…って感じ。結局本の中では一般社会では実際の原発内の騒動は詳らかにからなかったんだし。原発の危険性も、隠蔽体質も糾弾している作品。
原発の描写に関しては監修が入ってるので「へぇぇ」って思える。
児童文学は絶望は描いても、絶望のまま終わらせないって。3・11が忘れられませんように。
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突然都会から田舎に引っ越しになった少年。
塾はないし、虫が出てくるし、なじめない生活。
そんな状態でカエルを引いてしまったのが始まり。
命は大事なもの、神様も大事で存在するもの。
そしてうっかりと返答してしまって姿を交換してしまった事。
ここまでなら、きちんと相手の話を聞きましょう、という
教訓になりそうな状態。
そして働くお父さん。
…とだけ思えればいいですが、思いっきり
あの災害を思い出してしまいます。
命は大事、、全部も大事。
けれどお父さんの仕事の一大事で…そんなものは吹き飛んで
ただ、あの災害が重なっていくような気がします。
物語ですから、当然ハッピーエンド。
けれど現実は…そうもいきません。
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子供向けに書かれた自然を大切にしよう啓発本?単純に波津彬子さんの挿絵に釣られて借りたんだけど、結構面白かった。ちょっと前に放射能を浴びるということが具体的にはどうゆうことなのか、明確にイメージして書かれている本を読んでいたので、原子力発電の危うさ、被爆してしまったお父さんの友人の事など、ハラハラしながら読めた。子供向けなので神様とか出て来るけど、私はむしろそうゆうの好きなので抵抗なく読めた。結構大人も考えさせられる内容だと思う。
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まさかさ、これが現実に起こるなんて思わなかったよね
メルトダウンって子供でも知ってる言葉になっちゃったよね
やっぱり無理なんだって
管理するのは
手に余るんだよ
違う未来を目指せないのかな、わたしたちは
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面白かったです。
ファンタジーでも、後半の原子力発電所での事故のシーンはハードでした。
青い炎を纏ってそのまま…のスイッチョさんの姿勢は衝撃でした。
この物語を読んで、そして現実の原子力発電所のことを目にしても、それでも原子力による発電は必要だと、わたしは言うことは出来ません。
易しく物語に入っていけるけど、メッセージ性の高いお話でした。
月うさぎかわいい。
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私が本を好きになるキッカケになった作品
小学生だった私は、本を読んでもいつの間にか別の事を考えてしまって文字を目で追ってはいるけど内容が全然頭に入って来ない、集中できない子供でした
そんな私が学校の図書室で表紙がかわいいなってなんとなく手に取ってみたら、初めて面白い!続きが気になる!ってまるで魔法にかけられたように本が読めるようになった思い入れのある作品です
内容は中々にヘビーで胸が苦しくなるし考えさせられる作品なのですが…
大人になってから文庫版を購入しました、ハードカバーの表紙はツクヨミ様と月うさぎが船に乗り大きな月を背に夜空を飛んでいるもので、その表紙がとてもかわいくて綺麗で好きでした
文庫版の表紙だと違った印象なのでそちらを先に見ていたらもしかしたら読んでいなかったかもしれません