紙の本
慟哭するのみ
2020/01/24 23:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
宋江の危機、魯智深の脱出で痛快さ、歓喜を味わったあとの楊志の死はただただ辛い。そして、石秀と周通の壮絶な死が重なり、前半が霞むほど慟哭する。
読み終わったあとは3人に想いを馳せるのみである。
電子書籍
ついに訪れた、英雄の死
2012/10/20 01:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sleeping lion - この投稿者のレビュー一覧を見る
追い詰められる宋江。
ギリギリで届く援軍、致死軍。
それでも、もうどうにもならない。
もう駄目なのかと思った最後の時、林沖参上。
涙がこぼれた。
熱い。熱いよ、水滸伝。
かなり面白くなってきました。
青蓮寺も無茶苦茶手強い。
あぁ、面白くて止まらない。
そして、ついにこの時が来てしまう。
英雄が一人、青蓮寺に討たれてしまう。
涙。涙。
さらに大事な仲間が何人も倒れていく。
無念。くっそー。青蓮寺陣営も凄い。
壮絶な戦い。
激動の第五巻。
投稿元:
レビューを見る
同志をまとめるための旅の途中、宋江は2万の官軍に囲まれる。
なんとしても宋江を救い出せ!梁山泊から、原野から集まる同志達。
宋江は無事救出されるのか?
そして二竜山・楊志の元に続々と人が集まることを恐れた青蓮寺は李富の女になった馬桂を使い、楊志暗殺を謀る。
妻子とのつかの間の逢瀬をねらい、150人の刺客が3人を襲う。
楊志は無事生還できるのか?
梁山泊108人の豪傑が全員終結する前に、戦死者が出るという、掟破りな水滸伝!!
投稿元:
レビューを見る
「水滸伝 五 玄武の章」北方謙三:集英社文庫
遼へ入った魯智深は命の際に片腕と引き替えに命を繋ぐ。
闇の塩を守り順調に見えた梁山泊に凶報が届く。
王和の軍150人に囲まれ楊志憤死す。
遂に梁山泊幹部に最初の犠牲者が出る。
続く二竜山と桃華山の防衛戦でも次々と倒れる。
いよいよ牙をむく官軍と青蓮寺。
そして残された楊志の子、楊令は言葉を失いただ剣を振る。
投稿元:
レビューを見る
全国を流浪しながら志を説き、腐り切った宋を倒す同志を募る梁山泊のリーダー宋江。彼が動くまでその役割を担い続け、今また宋を挟撃するために外部の人間には極端な警戒心を抱く女真族と結ぼうと遼へ単身足を延ばした魯智深。もとは官軍トップクラスの武将で、今は梁山泊に連なる二竜山と桃花山のリーダー楊志。この3人にそれぞれ訪れる絶対絶命の危機とそれを潜り抜けるための闘い。まさに巻を置くを能わず。先が気になって、気になって一気読み。梁山泊vs官軍・青蓮寺の闘いは、ますますヒートアップ。男の生き様、死に様がカッコええ!
投稿元:
レビューを見る
今現在一番好きな巻かなぁ。
楊志ーーー!!
かっこいいんだよ、本当。
楊令のこれからが気になります。
投稿元:
レビューを見る
(注意※ネタばれしてます。)
いろいろ濃ゆい巻。
魯智深の壮絶な脱走と、?飛のおとこ気にめっちゃ感動!
そして、なんといっても、この巻は楊志。。。。
・・・と思ってたら、最後に追い討ちのように、
石秀・周通の壮絶すぎる戦。
5巻でこのテンションて。すごすぎます。
投稿元:
レビューを見る
北で1度“死ぬ”漢!?
楊令に自らが戦う姿を焼き付けさせる!?
青面獣楊志150人の闇の暗殺部隊に1人で立ち向かう。
梁山泊の札が裏返ってしまうのか?
漢の生き様を見てみろ!!
投稿元:
レビューを見る
【軍師の夜は、いつも長いぞ。】
ついに梁山泊出撃。そして、赤札が。。。
官軍も効果的につぶしにかかってくる。
投稿元:
レビューを見る
やはり5巻あたりで第一の山場をもってくるのか?
宋江を廻る青蓮字との攻防があったかと思えば、楊志の暗殺。
さすが梁山泊に対抗する青蓮字ということか。
馬桂の犬を使っての楊志の居所をつきとめる手段に感心、やはり味方に欲しい人物、でももう駄目だろう。
楊志、石秀、周通に追悼
投稿元:
レビューを見る
青蓮寺が良い悪役をする回。
敵ながら天晴れ。
この北方水滸伝、もはや「108星」は意識してないと言える。
何故ならこの巻で晁蓋と他の108星との違いが
ほぼなくなってしまったから。
あと108星の一同が一斉に会する機会も
失われてしまったし。
でもキャラクター一人一人が
活き活きしている。
今のところ設定に無駄がない。
投稿元:
レビューを見る
宋江が江州で禁軍に囲まれる。魯智深は女真の地で行方知れずに。
前者は林冲騎馬隊の想像以上に早すぎる到着に、
後者は鄧飛の必死の救出にそれぞれ助けられる。
波が来て過ぎ、また波が来て過ぎ、三度目は大きすぎる波。
聚義庁の木札が、一枚ずつ裏返る。
最初の山場。南で北でそれぞれピンチがあって何とか乗り越える。
最後は二竜山。楊志のことは作者を恨むしかない。
これからじゃないかよ・・・
投稿元:
レビューを見る
宋江、魯智深が助け出される。
楊志、石秀、周通が死ぬまで。
石秀が、致死軍に戻らずに死んでしまったのが悲しい。
投稿元:
レビューを見る
楊子が死んでしまってまじで泣けた・・・
済仁美まで死んでしまって楊令だけ取り残されて・・・・・・・
目の前で大切な人を失うのをただ見てるだけしかできなかったとか
どれほどの辛さだろう・・・
しかも楊令にとっては2度目・・・・
とりあえず泣きまくった。
そして、馬桂の残酷さに腹立った。。。
投稿元:
レビューを見る
魯智深が女真族の地から脱出する回、楊志が死ぬ回
魯智深は、横山光輝の漫画では、楊志と共に二竜山の頭領を務めているが、北方水滸伝での役割はオルガナイザー。
人と人とをつなぎ、梁山泊の仲間を増やしていきます。
また宋の将軍をヘッドハンティングします。
魯智深は、もともと水滸伝の中でも人気のあるキャラですが、オルガナイザーとして描かれることにより、また今までとは別の魅力的な人物としてブラッシュアップされています。
そして、楊志の早すぎる死。
原作では、梁山泊に108人の好漢が揃うまで、誰一人108人は欠けないのですが、筆者曰く「俺の水滸伝では人が死ぬんだよ」とのこと。この後も徐々に登場人物が物語から退場していきます。
それにしても剣の達人で実力も全キャラで5指に入る、楊志の早すぎる死。子の楊会に父の生き様を見せて敵に討たれます。
楊志ほどのキャラであれば、物語的にも死なすのは惜しいのですが、彼が死ぬことで、この後の北方水滸伝の話は、楊会の成長物語にもなっていきます(それが続編の『楊会伝』に帰結するわけですが)。