紙の本
男運のない傾城
2016/11/15 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みかみか - この投稿者のレビュー一覧を見る
男運のない傾城・玉芙蓉と遊郭の弁護士のお話。
短編集でシリーズ終了かと思いましたが、シリーズはまだ続きます。
玉芙蓉のようにダメ男にばかり引っかかる人間ってリアルでもいますよね。
こういう人間は誰かに手綱を握ってもらわないと堕ちる所まで堕ちていきます。
実際、玉芙蓉は傾城なのに男に貢ぎすぎて借金漬け。
多少Sですが、上杉に拾ってもらえて本当に良かったですね(笑)
時期的に蜻蛉と綺蝶の禿時代のエピソードがあります。
何となく2人の話を読み返したくなりました。
電子書籍
ダメンズウォーカー
2021/11/07 19:18
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
不幸街道を自らまっしぐらの典型のような傾城・玉芙蓉だった。DV夫から逃げられない妻みたいに「この人は自分がいなきゃと・・・」と思い込んでる。
終盤ダメ男を見捨てられない理由が明かされるが、本質的に愛情に飢えていたのだと思う。
誰かに愛されい、必要とされたい、認めてもらいたい。廓に売られてくるような過去を持つ人間は寂しくて哀しい生き物だとつくづく思う。
禿に辛くあったっていたから嫌な奴かと思っていたが、それなりに理由があり当たり前だが可哀想な人間だった。
ダメンズの連鎖がこれで断ち切られて良かったと思う。
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今回は2巻に出てきた意地悪な傾城のお話。予想以上にイメージ変わった!変な男にばっかり捕まってた玉芙蓉ですけど、最後はしっかりした人に買われて良かったなぁと。名前だけのキャラも何人か出てきましたし、次はあの人たちが主役かなぁ・・・w
子供の蜻蛉・帰蝶が出てくるのはやっぱりお約束σ*ゝω・)これがなくっちゃ!!!
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今まで脇役で出てた人がやっとこさ主人公に登場☆★どんな嫌な人かと思ってたけどとってもいい感じの人でした♪
ツンデレが可愛かった...
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遊廓シリーズ6冊目!
なんかいままでとはちょっと違った感じでした。受けが結構シリーズ中では歳いってるほうだし、駄目男にはまってしまうっていう設定もあんまりなかったし。攻めの弁護士にもうすこしパンチが欲しかったかもしれません。
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というかこのシリーズのよいところは、予想を裏切らないことだと思う。
予想を裏切っておもしろいっていうのももちろんあるけど、王道的な話には予想を裏切らない展開って言うのが必要よね!水戸黄門みたいに(笑)
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あ、なんか理想でした。
すっごい受がカッコいいんですよね。
ツンデレでサバサバしてて、
時折キュンとなるような行動や気持ちになったり。
すっごい受が好きでした。
攻もやり手の弁護士さんで…
すごくイイコンビでした。
遊郭シリーズの中で最高だと思います。
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[顧問弁護士×娼妓]
メガネキャラには特に萌えない私ですが、
花宵の葵理事をはじめ、
上杉みたいなキャラは大好きです。
身請けオチだろうと期待して読んで、
途中で違うのかと不安になりつつ、
それでもイイ形で終わってくれて、
安心しました。
素晴らしいです。
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☆あらすじ☆
売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。
女王のように驕慢な美貌を持つ玉芙蓉は、お職を張るほどの売れっ妓でありながら、
なぜかろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々だった。
借金が嵩み、ついに見世の顧問弁護士・上杉の執務室へ呼び出される。
「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか」眼鏡の奥で皮肉に微笑む彼を、
意趣返しに誘惑しようとする玉芙蓉だが……。
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まさかのBL新規開拓。
ルビー以外のBL小説初めて手に取った…。(笑)
「現代」なことをイラスト見るまで忘れそうになるんだけど、
BL=ファンタジーなら良い…のか…な?
と、そこだけどうにも引っかかっちゃったので…。
とりあえず玉芙蓉ちょう可愛い。
駄目な子大好き!
指きりシーンがほんと可愛い!!
でも意味考えたら本物すぎてちょっと怖い。
一周回ってBLらしいBLが好きだなぁと思う今日この頃。
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花降楼シリーズ6 「びしょうのねやにはべるよる」
見世の顧問弁護士・上杉×玉芙蓉
売れっ子ながら、ろくでなしの客に貢いでは捨てられる玉芙蓉。
借金が嵩み、顧問弁護士・上杉に呼び出されて…。
今までのに比べて、意地のはり方が大人な可愛さって感じですか?
他の子より年齢いってるし、相手は弁護士だし!!
こうでなきゃ、意地悪な玉芙蓉じゃないよね。
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<花降楼シリーズ>
『君も知らない邪恋の果てに』
『愛で痴れる夜の純情』
『夜の帳、儚き柔肌』
『婀娜めく華、手折られる罪』
『華園を遠く離れて』
⇒『媚笑の閨に侍る夜』
『白き褥の淫らな純愛』
『愛しき爪の綾なす濡れごと』
『臈たし甘き蜜の形代』
『恋煩う夜降ちの手遊び』
<CD保有 フィフスアベニュー>
玉芙蓉 CV:遊佐浩二
上杉 CV:三木眞一郎
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「花降楼」という娼館の傾城である玉芙蓉は売れっ妓にも関わらず間夫にいれあげ借金を嵩ませている。新しく顧問弁護士になった上杉はそんな玉芙蓉に年季明けの話をし、身の振り方を諭す…。
先にCDを聴いていたのでキャラのセリフは玉芙蓉・遊佐さん、上杉・三木さんで脳内変換しながら読みました。
二度美味しかった(笑)
多分、二人の声に合ってると思います。
鈴木先生は花降楼で読んだ先生ですが読みやすかった。
着物を乱しながらのHシーンを私が好きだからかも(笑)
挿し絵の樹要先生は綺麗で色っぽいのが合っていました。
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売春が公認化され、遊里として復活した吉原でも屈指の大見世・男の廓「花降楼」。
そこでお職を張る玉芙蓉は、女王のように驕慢な美貌を放っていた。
ところが、そんな玉芙蓉はなぜかろくでなしの客に貢いでは捨てられる日々だった。
どれだけ稼いでも、間夫と呼ばれる自身の恋人を身上がりさせ、返ってこない金を貸し、全てを男につぎ込んでしまう。
そろそろ年季が明けるというのに、ちっとも借金が減っていない玉芙蓉はついに、見世の顧問弁護士・上杉の執務室へ呼び出される。
「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか」
「もっとましな男って、たとえばあんたみたいなのかよ」
眼鏡の奥で皮肉に微笑む彼に聞かれて、意趣返しに誘惑する玉芙蓉だが……というお話。
どうしようもなくダメ男が好きな傾城と冷静沈着な顧問弁護士……というお話でした。
玉芙蓉は、金にだらしのない男ばかりを好きになり、最初にお金を貸したのが始まりで、そのまま何度も金を無心してきて、挙句の果てにそのまま逢いにこなくなるような男ばかりを好きになる。
玉芙蓉もどうしてだかわからないけれど、どうしてだか、そんな男ばかりを好きになってしまうのだ。
そんな最中、間夫と諍いを起こし、留置所へと放り込まれた玉芙蓉を迎えに来たのは、上杉だった。
見世に戻ってからも、玉芙蓉に「どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いのですか?」と責める上杉に、玉芙蓉はつい売り言葉に買い言葉で、「もっとましな男って、たとえばあんたみたいなのかよ」と上杉を挑発してしまう。
そしてそのまま上杉と関係を持ち、もう馬鹿なことはしないと約束した玉芙蓉だったが……
玉芙蓉が実はその行為を繰り返してしまうのには、理由があって……
とまぁ、そんな感じで、物語は進んでいきます。
何というか、今までのこのシリーズでは、この話が一番、ベタだったかなー……と、思わなくもないです。
登場人物の性格とか……が、そう思わせるのか、その辺りはよくわかりませんが。
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シリーズ6巻。
弁護士×駄目男ばかりにひっかかる傾城。
駄目男にひっかかる玉芙蓉にちょっと苛々しちゃった(笑)
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この話、好きだ!
今回の受はお職の珠芙蓉。ダメ男にばかり引っかかり、身揚がりを
繰り返した結果、とんでもない額の借金を背負ってます。
しかもその借金、そっくり残ったまま残りの年季は1年程…。
返しきれなければ、切り見世に売り飛ばされ、夜鷹にでも堕ちてしまいそうな勢いです。
そんな色々と追い詰められてる玉芙蓉のお相手は、見世の顧問弁護士
である上杉です。
玉芙蓉が誘惑しても誘惑してもちっとも靡かないどころか、
『どうしてあなたはそんなに男の趣味が悪いんですか』
ときたもんだ。玉芙蓉じゃなくっても、この男、ちょっとグラっと
きそうな感じです。
敬語眼鏡と高慢女王好きにはたまりません。