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1章と、2章、3章と読み進むにつれて、
「みずうみ」が現実に近づいてくる。。
前に読んだときは2章で、力尽きてしまったけれど、今回は読みきりました。
3章が現実を描く描写が多かったのが、他のいしいワールドとは一線を画す感じで新境地でした。
読み進むにつれて、リアルとフィクションが融けあいだす。。いしいさんの実際のお話を聞くと、泣けてしまいますが。。
きょうは なんがつ なんにち?
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途中で読むのやめようかと、なんど思ったことか……!(ノД`)
後半に現代の話しがあるようだったので、頑張って読みましたが、え、そこで終わるの? 結局なんなの? 山なし、オチなし?
話しが抽象的すぎて、さっぱり理解できませんでしたアエー。
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あまり入り込めないなと感じながら、読み進めていました。
1章、2章、3章と、物語が繋がっているような繋がっていないような。
どれも、あれ、ここで終わるの?というところで終わって、なんだか不完全燃焼な気分に。
でも読み終えてしばらくしてから、急に、なんというか、あ!そういうことか。と、自分の中でなにかひらめくものが。
この物語はこういうものなのだと、妙に納得してしまいました。
とりあえず、不思議な物語。
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これは難解なお話だ。
第1章は、いしいしんじらしい、大人のファンタジーあふれるお話。
第2章は、そこから少し現実に戻された感じ。
第3章は、現実路線。
大きく括ると「みずうみ」で繋がっているのだけれど、なんだろう。
今までのいしいしんじが好きな私にとって、第3章は苦痛でした。
いしいさん、何があったの?って。
路線変更したの?
それなら私の心は、いしいさんから離れてしまいそうです。
後書きを読むと、現実にいしいさん自身にいろいろ辛いことがあったようで、それが作品に反映されているようですね。
暗くても、どこか温かくてほっとする文章だっただけに、
ただただ温度が低いだけの第3章が辛かったです。
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意味があまり分からないし、言葉の難しいしで、本当に読み終えるのに時間がかかった。一章二章三章と、全く別の話のようで、あれこれってって繋がる部分が散りばめられてた。
だけど結局リアルにもファンタジーにもなっていなくて、私には満足できる内容では無かったかな…。
こんなに読むのに時間がかかった作品は初めてかもしれない。
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高山なおみさんおすすめ。
なおみさんの感想。
↓
いしいさんに送っていただいた「みずうみ」は、おとといから1ページ、2ページと少しずつ読んで、でももったいなくて、その先にどうしても進めない。最初の一行で、もう、物語の息吹きは始まっている。いしいさんの世界。扉の向こうには、独特のあの大きな世界がどっぷりとあって、開けた途端にダーッとこっちに押し寄せ、部屋いっぱいになるのが分かっている。そういう予感がプンプンする言葉と句読点と、隙間でできた青緑の本。厚さも、紙ざわりもとてもいい。だから、そこへ行くには、いろんなことを終えてからでないと。
昨夜、いしいさんの「みずうみ」を、本格的に読み始めた。
言葉の連なりのいちいちがとても美しく、音楽を聞いているよう。読み進むうち、誰かにこれを耳もとで朗読してほしいと強烈に思った。自分は布団の中で目をつぶったまま、その世界をただじっと味わいたい。目から言葉が入ってくるより、耳から脳みそに届いてほしいような感じなのだ。湖の水面がキラキラゆらめくような、水の中のような、体感的な言葉。まいったなあ。もったいなくて、なかなか読み進めない。
本といえば、いしいさんの「みずうみ」が途中で止まってしまっている。この間、飛行機の中で読んだのだけど、ものすごいゆっくりのスピードでしか読み進めなかった。気圧のせいもあるかもしれないけど、脳みそではなく、体ごとで読んでいるようなモクモクした感じになった。みずうみの水が、鼻や耳の穴から頭の中にチョロチョロと浸透してきていた。いっぱいになったところで、一章が終わった。二章目のページをめくったら、いきなりタクシーが出てきた。だから、そこで止めておいた。帰ってから続きを読み始めたのだけど、20ページほどで本を置いた。読んでいる間、体中を揺さぶられているような、細かい地震がずっと続いているような。どっぷりと物語の中に入ってしまったら、抜け出られないような気がして、今はまだタイピングできないでいる。
第二章は、休むことなく車に乗って、つっ走っているような感じだった。
第三章では胸が痛み、脳みそがちぎれそうだった。水や果物のような、根源的なものが食べたくなった。読み終わった時には、自分もまた、大きく深いものに確実に繋がっているような気がした。
すごい物語だった。ものすごい娯楽だった。こんな小説を読んだのは初めて。たぶん。こんなのが書けるのは、日本ではいしいさんだけだろう。