紙の本
熱意は感じます
2019/07/11 23:01
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
岩波ジュニア新書の一冊。いい大人です(^_^;)が、どのような内容か気になり、手にとってみました。
第一部がヨーロッパ、第二部がイスラム建築、付録で日本の世界遺産が少しと、ページの制約はあるにしても構成としてかなり偏っている感じです。わざわざ「世界遺産」とタイトルに書いているのに、世界遺産ではない建築が登場するのも不自然。また、ファサードやボールトなど専門的な用語もポンポン登場し、果たして中高生向けに適しているのだろうか?と思いました。
内容としては、コンパクトにまとまっていて、良いと思います。
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図書館利用。
如何せん、歴史的な建築が好きなんです。特に西洋のもの。
カラーでとても見やすかったです。
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●建築技法のことだけじゃなく、建築史の説明や歴史上における位置付けなども解説されていて興味深く読める。旅行のときにはぜひ持っていきたい。
P28
世界の数多くの広場の中でも、イタリアの広場は際立って優れています。ミケランジェロ作のカンピドリオ広場、シエナのカンポ広場、ヴェネツイアのサン・マルコ広場など枚挙にいとまがありません。広場で最も大事なことは、スケール感(大きさ)です。だだっ広くても、小さすぎてもよい広場にはなりません。広場の端から建物までの距離と建物の高さの比例が重要です。ヨーロッパの広場は特にその比例が美しく作られています。
P40
[ゴシック建築]
・12世紀にフランスで生まれる
・従来の壁の替わりに柱を使い、天井の高い建築を可能にした。
・当時、教会の勢力が拡大し、キリスト教徒の数も増加していたため、大きな空間を持った教会堂が必要になっていた。
・従来のロマネスク様式では、石を積み上げて壁を作るため、天井の高い大空間を作ろうとしても限界がある上、壁が厚くなって開口が大きくとれず、光が十分に入らなかった。
P48
[ルネサンス]
・建築におけるルネサンスは、古代ローマの建築遺産から学ぼうとした。
・柱の比例、柱頭や柱礎(柱を支える台)の形、破風、シンメトリー等が研究の対象。
[ルネサンスとバロックの違い]
・ルネサンスでは、建築単体を扱い、幾何学・比例などを重視したルールに基づいて中庭や外観のファザー度を作り上げる
・バロックでは、建築を単体として扱うのではなく都市との関係で考えるため、建築の立面が歪んだり、曲面になったり凸凹が現れてきたりする。
読了日:2011/06/10
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よく テレビで放送されるのでは 部屋と部屋のつながりが わからないので 平面図 などで つながりがわかったのが 面白かったです
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ロマネスク、ゴシック、ムガールなど・・・西洋の聖堂やイスラムのモスクなどの建築様式を、歴史的背景も含めて書いてあるのでわかりやすかった。こういう知識があるといろんな物件をみる時の楽しみも広がると思う。