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@クリは縄文時代から、人びとの生命を支えるだいじな食料や木材として広く利用されてきたよ。日本人のくらしは大むかしから、クリと深いきずなで、結ばれてきたんだ。いまでも、一歩山に足を踏み入れると、自然に生えている野生のシバグリにでくわすことができるよ。秋には、山にジバグリさがしにでかけるとおもしろいね。さあ、そうしたクリと日本人、クリの育て方について、いろいろ調べてみよう。小学校低学年以上。」
目次
縄文時代から栽培され、食べられてきただいじな食料
ニホングリは高級菓子の原料。ミネラル、ビタミンたっぷり!
太陽の光が大好きで、ぐんぐん育つクリの木
文明開化で汽車が走るとはじまった、クリの悲劇
赤いイガにトゲナシもある!…クリの種類いろいろ
うまく育てれば2年目から収穫だ!(栽培ごよみ)
苗木の準備をしたら、さぁ植え穴を掘って、植えつけだ!
結果母枝をしっかり育てよう!花の観察と人工受粉
木を弱らせる病害虫とその対策
せん定でしっかり枝を管理して、だいじに育てていこう!
3年目から収穫だ!イガのとげに気をつけて!
鉢植えに挑戦しよう
おいしく食べよう!焼き栗、ゆで栗、栗ごはん
甘みが3倍になる、クリの保存方法
カチグリ、渋皮煮、縄文クッキーをつくろう!
著者等紹介
あらきひとし[アラキヒトシ]
本名・荒木斉。1942年兵庫県生まれ。1965年兵庫農科大学農学科(現、神戸大学農学部)卒業後、兵庫県農業試験場に勤務し、果樹栽培の試験研究に従事。兵庫県中央農業技術センター主任専門技術員、同園芸部次長、同園芸部長等を経て、2003年に同センターを退職。現在、木材開発株式会社顧問、クリの生産・経営管理部門を担当。1981年「クリの結実に関する生理生態的研究」で農学博士(北海道大学)