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はじめての短編集。
6つの作品におだやかに関西の空気を描く。
『さくら』に『きいろいゾウ』の長編は私のお気に入りでもあって
この人のお話はぐっとくるものがある。
短編集の中でも「しずく」はたまらなかった。
色んなひとに読んでもらいたい、優しくて切ない二人と二匹のおはなし。
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あまり好きではない話もあったけれども。人間、きれいごとばかりで生きてるわけじゃないっていう短編集。でもなぜだか最後にはふっとする短編集。
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猫が出てくる話が愛らしくてよかった。バツイチ彼氏の娘がメチャ憎たらしくて可愛い。「シャワーキャップ」のお母さん、天真爛漫で可愛い。亡き夫を大切に思ってるおばあさんも可愛い。
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さくさく読める短編集。『シャワーキャップ』のおかーさんとケーキ食べとー場面で読んでて泣いてしまった。読んだらあったかくなる本です。
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著者が昔付き合っていた女の子と一字違い、ということで、知人がわざわざ光文社で頂いてきてくれた本(笑)。短編集、ということで、さくさく読めたは読めたが、無駄な描写や、よく言えば独特な、悪く言えばわかりづらい例えが散りばめられていて、若干鬱陶しい(笑)。
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2008/02/17
微妙。
何かの雑誌レビューで見たときはとても面白そうだなぁと思ったのだけど。こういう、行間を読ませる、感覚で読ませる話(たち)は苦手なのかも。短編集だからこそ余計に。わっかりやすいベタベタな展開の話が好きなんだな、私。
表題作の「しずく」はサチさんフクさんの猫コンビが良かった。食事の描写も好きだ。ひとつの恋の始まりと終りが猫視点で(まったく猫はそんなつもりがないのに)語られていく構成がいいなぁ。
どうでもいいけど、同じ形容詞を何度も使うのが気になる。「こっくりした色」とか。
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誰かと1対1で向き合うこと。そうしなければ深く強い関係が築けない。何人かの気の置けない友人たちを除いて、それを意図的に避けている私は、いざという時いつも困って泣きたくなる。そんな私が避けてきた世界が「しずく」にはある。 幼なじみと海外の旅を5日間「ランドセル」家主と孫ほどに年の離れた住人の奇妙な関係「灰皿」34歳の女とその彼氏の連れ子のとある1日「木蓮」ワケあり旅行中の女性が旅先で出会った女の子「影」同棲を始めた男女の連れ猫たち「しずく」正反対の母と娘「シャワーキャップ」それぞれが、しっかりと誰かと向き合っている。1人では辿り着くことの出来なかった6つの世界は、求めてやまないもの。だからこそ、掴みに行く。
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売れ始めた作家自身の体験と重なっているかと思える「しずく」と「シャワーキャップ」。
とくに「シャワーキャップ」が良かった。娘が母親を精神的に超えていく過程。それでもやっぱり「おかあさん」で……。
しゃんとしたおかあさんでありたいと思いつつ、結局腰砕けになってしまった私の子育てにだぶって身につまされた。
大丈夫、どんな母親でも、子ども達はしっかりと巣立っていくから。
作成日時 2007年06月09日 11:32
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今回は短編集。表題のしずくはネコが主人公で、「さくら」を髣髴とさせるが、それ以外の短編は独特の味わいがいつもより弱いように感じる。
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面白くはあるんだけど、
どこかで読んだことのあるようなストーリーだったり、
若干、読み手を惹き込む力が足りない感は否めません。
でも、猫目線で綴られた「しずく」、
母娘は永遠のテーマと思わされる「シャワーキャップ」、
この2つはとても好き。
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短編集。「さくら」とはまたテイストがかなり違う印象。表題作「しずく」は切なくなるけれど、若干先が読めたのが残念。「ランドセル」はピンクのランドセルが彷彿させられて良かったし、冒頭の「せんせいあのね」は懐かしくなった。「灰皿」はこれからこの二人がどんな関係を気付いて行くのか知りたくなった。「木蓮」「影」も同様。主人公のその後が気になる作品が多かったなぁ。最後の「シャワーキャップ」では、暖かい涙がなんだか、こぼれた。
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短編集。以前「さくら」を読んでみて面白かったのできっとはずれないだろうと思い借りてきた。
「しずく」もよかったが「シャワーキャップ」が一番気に入った。母親に対する想い、母の子に
対する想い、が描かれていて泣ける。
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女同士の関係を描いた短編集。
表紙の絵がかわいい。
内容もすごく絵画的で西さんの才能を感じます。私は人の期待にそって演じてしまうOLが主人公の「影」と猫から見たあるカップルを描いた表題作が好きです。
おばさん的にはもうちょい洞察を深めてほしい部分もありましたが、独特の美しいワールドにひたれました。これからが楽しみです。
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短編集。そのうちの表題となっている「しずく」は☆5つ!!雌猫のフクとサチのどつき漫才のようなやりとりや会話にずずーっと引き込まれる。ハッピーエンドでは決して無いはずなのに、ふわっとしたやさしい不思議な後味。
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著者の印象が強いので(笑)、読まず嫌いだったんですが、すごく読みやすかったです。
西作品、初めての方にもお勧め!さらっと読めるけど泣けます。
「しずく」「シャワーキャップ」が特に良かったです。