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半村良の人物像へ軸足を置き、文芸評論は控えめ。奔放な人物像が伝わってくる。評論やエッセイ、再録などバラエティに富んだ編集は良し。楽しく読み進められた上に、半村良の小説を読みたくなった。惜しむらくは著作一覧。時系列で出版本を並べても、全体像が見づらい。小説の概論とあわせ、まとめて欲しかった。
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刊行本未収録の小説3篇を含む、未収録エッセイの他、雑誌掲載された対談3本、著者によるエッセイ、評論家によるエッセイ多数。刊行本からの再録は「箪笥」「およね平吉時穴道行」「雨やどり」と半村良を語る上で欠かせない3本。未刊行の「おんな同士」「羽子板」はもう、絶品。「羽子板」はそのまま落語にして高座にあげてもいいくらい。落語には岡引は出てこないからそこらへんが修正必要かな。半村良ファンと自称していながら未だに妖星伝を未読な私。いいかげん手を出すかなぁぁ
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昨年ブクログの作品一覧で、このムック本を知りAmazonで購入した。虫食いのように適当なページを開いて読む、よってまだ読み終わってない。自ら半村良先生を師匠とかファンを名乗ってはいるが角川文庫で揃えた本はあらかた処分して主要作品しか手元にない。講談社から全集が出ると信じていたせいもあるが師匠の作品は結末が切り捨てエンドが多くモヤモヤ感が残るのだ。この本で師匠の正確な半生を知って「危ない人だったんだな…」というイメージ。皮肉、悪口を文に残すし若い人でも尊敬出来る素直な方でしたね。女性には評判悪い気がする、そんなことないかw