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池井戸作品の中では、残念なほう。
銀行にM資金詐欺をくっつけてみた。
元頭取西園寺は、M資金を探すため、銀行から不正をはたらく。それに気がついた副支店長蓮沼は、咽喉員として真っ当に生きたいと考える。最後は出向になってしまうのだけど。
宝探しという現実感のなさを、受け入れ難かったかな。
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2013.10.5〜15
現実な銀行ミステリーだけど、宝探しの設定は現実味薄い。
でも、やっぱり銀行の話が好きになった、最近は
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勧善懲悪
銀行の実態?
許せない人間が最終的に地獄をみる
悪いことをすれば、その分以上になって帰ってくる
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久々に、池井戸作品。
この作品は、王道の「空飛ぶタイヤ」、「俺たちシリーズ」とは、若干、系統が異なる系譜と感じた。
ある意味、デビュー作である「果つる底なき」から系譜と位置づけではなかろうか。しかし、王道ベースのテーストも十分にあり、「果つる底なき」のミステリー感と「空飛ぶタイヤ」、「俺たちシリーズ」のバンカーとしての熱い気持ちが、見事なハーモニーを奏でており、非常に心地いい。
今、思ったが、映画「ショーシャンクの空に」で感じたような清々しさが、この作品には流れている。
おそらく、池井戸作品の中では、マイナーな部類に入るかもしれないが、この作品は、「空飛ぶタイヤ」に匹敵する評価をえて、おかしくないだろう。
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面白かったですけど
不倫はダメだよ。
いくら家庭が冷え切っていても。
最後、話のついでにこのネタでおあいこのシーンもあったけど
それはそれ、これはこれ。
っていうことで、3つになってしまった。
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現状でリリースされている池井戸潤の文庫本、
最後の一冊(個人的に)。
仰々しいタイトル通り、かなりハードな金融ミステリーだが、
通して読むとかなり「痛快」な作品。
最終退行とは、銀行(舞台は支店)で最後に帰宅する行為を
指す。要は行内でいちばん忙しい人が主人公。この作品の
場合、正義感の強い副支店長。
ベビーとヒールがハッキリしているため、知らぬ間に
勧善懲悪の世界に引き込まれていく。ベビー側にも相当胡散
臭い連中が居るのだけど(^^;)。
よく考えてみると無理のあり過ぎる設定なのにもかかわらず、
気付くと夢中になっているだけでなく、ベビー側への感情移入
が激しくなる。相変わらず中毒症状の高い池井戸ワールドの
構築ぶりはさすが。
しかし、ある意味で非常にダチが悪いぞ、池井戸潤(^^;)。
忙しい時に読むと、止められなくて仕事が手に付かない。
マジで困る(^^;)。
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副支店長が主役。
これまで、そこまで偉い人が中心の展開はなかったので、設定だけで面白く思った。
しかも、この副支店長、不倫中だ。
そういう要素もこれまで読んだ池井戸作品の中には出てきていなくて、へぇぇと思う。
巨悪がとうとう馬脚を現す展開は痛快。
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私は半沢シリーズから入った人間だが、
乙側の行内奮闘ストーリーはまた違う面白さに夢中になった。
東京第一銀行のおエライさんの不正や、
人事・保身第一の腐った組織に成り下がった銀行に挑む、副支店長の蓮沼。
支店長の差し金で、企業倒産の濡れ衣を着せられ、
挙句同行の女性との不倫関係がばれるという不幸続きで、
長崎の取引先へ出港を命じられる。
地道にドサ回りで頑張ってきた自分が
私利私欲でしか行動しない上司たちに仮を返すと、不正を暴こうとする...
半沢はもとよりエリートでやり手の行員だったのに対し、
今回の蓮沼という主人公は、家族関係から立場から、
総じて堕ちる所まで堕ちて行くのか...?
というような様子だったけれども...
理不尽、不運づくめの末の爽快感のような感覚は共通でした。
これだから池井戸さんの本は癖になる!
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第2次世界大戦終結間近に、旧日本軍が陸軍再興のためにと隠したM資金の行方とは。このM資金を巡って、引き起こされる絡繰りとは。主人公は、日々銀行業務に翻弄されながらも、支店長にいいように使われる銀行副支店長。いつの間にか、家庭でも居場所を無くし、しかし彼には誰もが羨むような相棒がいる。彼の行く末とは、とった行動とは如何に。
銀行を舞台にした池井戸氏ならではの気骨のある主人公を通して、バブル経済の功罪、銀行の功罪、政府の功罪が描かれた作品。
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池井戸潤さんの原点と帯で謳われてる作品。「半沢直樹」の人物の原型だなぁ、という登場人物がそこここに。地元に近いところの地名が出てきたり、M資金みたいな都市伝説が組み合わさってるあたりがおもしろい。だます、だまされるあたりの駆け引きが少し物足りないかな?
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池井戸作品ちょっとパターン化してきたかな・・・主人公のキャラも特徴がない感じ。作者の思いを人物に語らせすぎ。この辺りがパターン化してきている。ただし、ストーリーやテーマの着眼点は毎回凄いなぁと感心させられる。
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継続的池井戸小説読み込み中。
銀行系のお得意の金融サスペンスなんですが、人がたくさん死んだ印象。
一応、宝探しと、見ていろよクソ上司め!なエンドはありましたが、個人的には、他の池井戸小説のほうが好きかな。
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面白かったが、
少しそれぞれの設定に、とってつけた感を感じました。
とはいっても、とても楽しめましたし後半は一気読みでした。
またつぎの作品もたのしみです。
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「復讐」という意味では、半沢と似ている。
池井戸さんの銀行シリーズを読むと、つくづく銀行に就職しなくてよかった(まあ、できないが)と思う(笑
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舞台は銀行ということで期待して読み始めたのですが、
他の池井戸さん作品と比べると
なぜか内容が頭に入ってこないというか、
いまひとつ引き込まれる何かが足りないと感じた小説でした。
マネーロンダリング、貸し渋り、貸し剥がし、裁判など
銀行小説として面白い要素は沢山あったのですが、
M資金と宝探しの部分は読んでいるのがだるくて、
読了までにかなりの時間と労力を要したものでした。