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前作ほどではないかもしれない、とか話しつつ。
今作も結構好きでした。
なんとも浮世離れしたカンジが、楽しいのかもしれないです。
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本当に面白い。
隠蔽捜査で今野敏にハマったのだが
全てが今野敏だから面白いってわけじゃないことを知った。
でもやはり、この隠蔽捜査シリーズ(?)は面白い。
竜崎の言う合理的な考えが、なんというか爽快。
悩みはするのだろうけど、うじうじしてなくて
読んでいて本当に爽快。
彼に感化されてびっくりしてる周りの反応もいい。
SITやSATの人達もかっこいい、あと伊丹のへタレが垣間見える人間ぷりも。
息子がアニメ見てって言って
竜崎がそれを見て素直に感動したって言えるとこがスゴイし、可愛かった。
タイトルは出てないけど、ナウシカと甲殻だろうな。笑
奥さんも血吐いたけど、なんもなくて良かった。
奥さん最強だと思う、ラストの竜崎との会話のシーン良かった。
平穏な何事もない時間の流れを感じた。
とにかく面白かった。
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前作『隠蔽捜査』のラストで所轄の署長に左遷された警察官僚のその後の物語。主人公の管轄内で立て篭もり事件が発生。警察の特殊部隊SATは銃を所持した犯人を射殺する。しかし、その時点で犯人の銃には弾が尽きていたことが後に判明。人権派の識者とマスコミはこれを批難し騒ぎ立てる。現場を指揮していた主人公は、警察内部でその責任を追求されることに・・・。
本作はあくまでフィクションではあるが、瀬戸内シージャック事件のように犯人を射殺した警察官が人権派の弁護士によって殺人罪で告発されたり、「逃走する犯人が向かってきても警察は反撃すべきではない」などと平気で言い放つ福島瑞穂が平然と政治家を続けているような世の中である。劇中の状況になった時に人権派が同じように騒ぎ立てることは決してありえないことではないと思えてしまう。
いわゆる人権派は国家権力の行使によって人命が失われることを極端に嫌う。もちろんそれは、隣国のような政治犯が獄中で拷問死するような国では大切なことではある。だけど少なくとも今の日本は政治的意図をもって射殺や処刑が濫用されるような状況にはない。むしろ人権派が過剰に騒ぎ立てることで警察が萎縮するという弊害の方が大きいと思う。
死刑反対派の人の中には「誰でも犯罪者になる可能性はある」と言う人もいる。確かに特別犯罪傾向のない「普通の人」でも何かの弾みで激情にかられて人を殺めることはあるかもしれない。だけど銃を持って立て篭もり犯となることはまずないと言っていいだろう。であればこの劇中のシチュエーションで、射殺した警官、立て篭もり犯、人質の3者で言えば、一般市民がなる可能性がもっとも高い立場は「人質」である。自分が人質になった場合、何を望むのかを考えるべきなのだ。私なら、犯人の気まぐれで自分や愛する家族がいつ殺されるかもわからない状況で一刻も早い救出を待つ中、「所持残弾が確認できないから、犯人を射殺する可能性がある救出作戦は実行できない」なんて警察が二の足を踏む状況は御免こうむりたい。
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どちらかというと最初の隠蔽捜査のほうがスリリングで竜崎の性格がよくあらわされていて面白い。
?のほうは竜崎が普通のお父さんになってしまってありゃりゃって感じです。
上司との攻防も監察官との対立だけになって、竜崎の変人さがあまり出てこなかったのがおしい。
刑事の戸高のキャラクターももう少し書き込んでほしかった。
できれば聞き込みの様子や大森署内でのほかの職員たちの会話(竜崎に対しての悪口)なんかも入れたらもう少し深みが出たかなと感じました。
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【混乱する現場で対立する捜査一課特殊班とSAT。現場で指揮する竜崎の決断は。警察庁から大森警察署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。襲いくる様々な圧力に竜崎は打ち勝つことができるのか。
】
『隠蔽捜査』シリーズの第二弾。
小難しいところはなく、あっという間に読了。読みやすい。
竜崎の相変わらずのまっすぐさが心地よい。きっと他人に厳しいだけでなく、自分にも同様に厳しい人だから読んでいて嫌みがないんだな。
小田切さんもきっと同じ人種のはず。
自分の周りにこんな人がいたら色々とやりにくいんだろうけど、他人事として読んでる分には面白い。素敵な大人です。
理想と現実は違うんだと大人の理屈が通用しない竜崎に周りがやりにくさを感じたり、でも正しいことは正しいと主張する場面では小気味よさも感じつつ理想を貫こうとする竜崎を応援したくなります。
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混乱する現場で対立する捜査一課特殊班とSAT。現場で指揮する竜崎の決断は。警察庁から大森警察署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。襲いくる様々な圧力に竜崎は打ち勝つことができるのか。詳細→http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou15602.html
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前作よりミステリ要素が増えており、個人的にはこちらの方がおもしろかった。終盤のどんでん返しが上手い。
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隠蔽捜査シリーズ 第2弾
今回も、真面目なだけの竜崎が不思議とかっこいいです。文句なしにお勧めです!
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隠蔽捜査シリーズ第2弾。前作に続いて一気に読んだ。面白い。前作が面白かっただけに、第2弾はどうかと思ったが、杞憂に終わった。むしろ、こちらの方が面白かった。キャラが前作で確立しているだけに、更なる意外な一面も見られ、読んでいてこれほどキャラにワクワクさせられることは今までにない。とりあえず主人公の竜崎もさることながら、脇役が最高。彼らあっての竜崎。竜崎の変人ぶりに翻弄される輩が多いが、その中で実は竜崎を手のひらで転がしている奥様がステキ。
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前作で終盤で左遷が決定した主人公。
今回は所轄の所長して活躍する。
官僚だったはずが何故か自分から現場に出ていってしまう。
そしてまた、例の幼馴染と捜査を担当する。
嫌いなのに・・・。
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『隠蔽捜査』の続編。
前作で長男がヘロインを吸引するという不祥事を起こし、警察庁長官官房総務課長から警視庁大森警察署署長に左遷させられた竜崎。所轄に飛ばされても性格は変わらず、我が道を行くといった感じだ。
難しい判断を迫られても、与えられた情報に基づいて自信を持った決断をすること、すなわち果断の重要性を再認識させられる作品。
前作では感じなかったが、所轄の面々と気持ちが通じた今作は、『踊る大捜査線』シリーズの室井管理官を思い出させる。室井好きにはオススメかも。
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テンポ良く読めます。サラ金強盗の立てこもり事件がひっくり返っていく一連の流れは読み応えがあって痛快です。
しかし、竜崎がナウシカに感動するとか、ラストシーンのほのぼの感とか、ちょっと笑えました…
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シリーズ2作目
第21回山本周五郎賞
第61回日本推理作家協会賞 受賞作
前作が賞をとって売れたためか シリーズタイトルが
一作目のタイトルそのまま”隠蔽捜査”
”竜崎”シリーズとかにして欲しかった。。
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堅物な警察官僚、竜崎が主人公の隠蔽捜査の続編。
前作で所轄警察署に左遷された竜崎は、落ち込むことなく信念を持って仕事に取り組む
そんな中、管内にて立てこもり事件が発生。
刑事捜査一課特殊班SITと警備部特殊急襲部隊SATが現場臨場する。
現場指揮官として采配を振るう竜崎は、どう対応するのか!?
とてもスリリングで読み応えがあります。
そして前作では不良警察官としか思えなかった「戸高」が活躍します。
是非、読んでみてください。
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◆ザクッとあらすじ
キャリア組の出世コースからはずれ、大森署の署長となった竜崎。
所轄内で起こった人質立てこもり事件での判断ミスが取り沙汰され、窮地に追い込まれるが・・・。
◆ザクッと感想
前篇の「隠蔽捜査」は、未読の状態で続編を読みました。
物語前半は、竜崎目線の竜崎自身のキャラクター表現がしつこいなー・・・と感じていましたが、物語が佳境に差しかかった後半から、竜崎の心情の変化にドップリと感情移入し、竜崎になり切って読んでいました。
竜崎も成長していて、ただ単なる正義人キャラで終わってなかったのが、人間くさくて良かった。
ストーリーのどんでん返し、意外性はあまりなかったけど、まぁ面白かった。
竜崎のキャラクターに興味がわいたので、前篇の「隠蔽捜査」を含めシリーズで読みたい。