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伊坂幸太郎の作品で文庫本になっているものの中では、今回の『チルドレン』が初の短編集!
…なわけですが、かなりおもしろかったです。
ストーリーもおもしろいのだけど(一番気に入っているのは、「チルドレンⅡ」)、なんてったって今回は、キャラがいい。
陣内。
実際、自分の周りにこんな人がいたら、すごい迷惑だし、イライラするんだろうなぁと思う反面、憎めない。
なんか、いろいろなものから自由だし、楽しそうだし、たまにすごくいいこと言うんだもん。
…と、ここまで書いたところで、こーゆー人、すぐ身近にいたことに思い当たったり。。。
いろんなものからすごく自由で、毎日よくわかんないけど楽しそうで、たまにすごくいいことも言うのだけど、次の瞬間には正反対のことを平気で言ったりするから、全然よくわかんなくて、掴み所なくて、頻繁にイライラさせられるし、はた迷惑。
でも、なんだか憎めない
…てか、それどころか、もうなんかそこまでいくと、むしろ尊敬? みたいな。
ただし、好きかキライかで言ったら、そんなに好きではないのだけど。。。
でも、『チルドレン』の語り手として登場する鴨居や武藤だって、たぶん、陣内のこと、好きかどうかと言われたら、別にそんなに好きではないのでは…。
というか、むしろ、「だいぶ迷惑」って感じだと思うのだけど。
んで、好きかどうかは別にして。
そういう人たちの何がすごいかって言うと、「周りの人に影響を与えずにはいられない」ってところだと思うのです。
良きにしろ悪しきにしろ、周囲の人はその人の影響から免れえない。
なんだかんだと言って、巻き込まれざるをえない。
あたしは「その人」に会って、それまでの価値観を根底から「ぶっ壊された」し、少しだけ、自由になった感じがします。
少しだけ、自由に物事が見られるようになったり、少しだけ、自由に物事が考えられるようになったり。
たぶん、鴨居や武藤も、そうなんじゃないかな、と思ったり。
…って、これじゃあ、なんだか、本の感想、っていうか、ふつーの日記?
ま、たまにはこういう時があってもいいか。
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陣内・・・
むちゃくちゃですな。この人の言ってること。
この人他の作品にも出てる?
同じ雰囲気持ってた人がどっかにもいたような・・
伊坂さんがこーゆうキャラ好きなだけ?
この世の不条理なんて物ともしない陣内がすき
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文庫になったので再読してみました。短編集ですが、出てくる人物は共通の5人。最後の永瀬が主人公の話が一番好きでした。こう、投げやりで自分勝手に見えるけれど、実は相手の事を考えた故での台詞みたいなものが随所に書かれていて、それがすごくツボにはまります。(2007/6/15読了)
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長編みたいな短編集。伊坂幸太郎のなかでは一番好きかも。伏線がくすっと笑えるように出てくるのが気持ちいい。なにより幸せの方を向いている。それが上手さを鼻につくかんじじゃなくてまろやかにしているのだろう。
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伊坂 幸太郎の短編集。
『活字離れにすすめる一冊』と帯に書いてあったので手に取ってみたが、なるほどこれは面白い。確かに活字離れしていた自分もはまった。
正に帯に書いてある通り活字離れにすすめる一冊です。
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プレゼントに頂いたので読んだ本。読みやすいことこの上ないね。途中でわかってしまうのが、むしろ残念でした。(2007.06)
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日々の暮らしの中では色々大変なこともありますけど、この本読んだらなんだか勇気が湧いてきました。ムラムラと。
「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねぇんだよ」
そーだよなぁ。まいったなぁ...
(2007.06)
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「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々―。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。
陣内みたいになれたら人生楽そうだな。
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陣内のように、何にも囚われない考え方ができたらいいなぁ。
声をあげて笑ってしまう場面もしばしば。
伊坂さん作品で繰り広げられる会話は
本当にテンポがいい。会話する人物達の頭のよさとセンスの良さが出てて、それがまたおもしろい。
はずれません☆
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家裁の人のお話。
しょっぱなから銀行強盗に襲われている。
陣内という男に振り回される視点から描く連作短編。
陽気なギャング〜より映画は数十倍面白い。
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「そもそも、大人が恰好良ければ、子供はぐれねぇんだよ」という陣内の言葉が印象的。
全盲の青年・永瀬の雰囲気がイイ、とても。陣内・永瀬のやりとりは、お気に入りの場面。
チルドレン?が面白かった。インのラストもイイ。
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チルドレン読了。
散りばめられた伊坂節は、相変わらず軽妙でしゃれてるけど。なんかキャラがアニメっぽい感じがした。
面白いけど、陣内が破天荒すぎて、ちょっとなあ。。。ってところ。「〜っての」って語尾もなんかちょっと、薄くて痛いイメージ。
とても面白く読めたんやけど。
なぜか、三浦しをんの、行天晴彦を思い出した。
「この父親は、自分が社長として成功しているだけに、自分の生き方が正しいと思い込んでいるに違いない。自分と同じ人生を子供に強要しているのだ。一度成功した戦術を繰り返せば、サッカーでも野球でも相手チームに読まれてしまうのが落ちなのに、人生には同じ作戦が何度も通用すると甘く見ている。僕はそう、即興で分析した。」
「「馬鹿馬鹿しいのはいいね」僕は同意する。「馬鹿馬鹿しい」は時に誉め言葉だ」
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主役がとにかくめちゃくちゃな奴。
だけど憎めない。
内容はさらっとお手ごろに読めるミステリー。(ミステリーという言うにはちょっと仰々しい気がする)
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「活字離れのあなたに効く、小説の喜び」(帯より参照)だそうで。5つの短編集。しかし全体を通して読めば短編小説の形式をとりながらも長編小説として成り立っているという、伊坂幸太郎らしき物語。全編通して出てくる陣内君には憧れのような感情を持ちますが、実際いたら迷惑だ!その迷惑をこうむっている鴨居君の話を読みたかったなぁと、そこがちと不満。
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連作短編集は大好きです!!
陣内さんかっこよすぎる…!!!でも永瀬さんと鴨居さんが好きです。
伊坂作品には名言が多いよなぁー。