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みんなのレビュー1,536件

みんなの評価4.1

評価内訳

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紙の本

迷惑なんだけれど憎めなくって、でもいいやつで…それが陣内=主人公です!

2012/01/13 14:39

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず最初に、この作品は決して短編集ではない。確かに、短編が5つ収められているが、そのすべてが陣内という男の周りで起こった物語。多少時間の前後はするけれど、すべて、続いている。それは、人が人生を歩むのと同じ。ひとりの人にフォーカスすれば、その人は物語の主人公になるのだから。そしてこの作品は陣内という男の人生における5つの物語。

物語の中心にいる男、陣内は常にマイペース。一見わがままで自己中に見えるけれど、その実、自分なりの一本筋の通った考えを持って、その軸を中心に動いているだけ。だから彼はどんなときもブレない。大学生時代に銀行強盗に遭遇した時も、脅迫事件の現金受け渡し現場に遭遇した時も、クマの着ぐるみを着てアルバイトしている時も、家裁調査官として子どもと向き合うときも、彼は根本的に何も変わらない。それはたぶん、明確な芯を自分の中に持っているから。

こう書くと「陣内っていいやつじゃん」と思われるのだけれど、いや、ほんとにいいやつなんだけど、なにせ自分のペースで生きるってことは簡単にいえば「自己中」というわけで、周りにいるひとたちは多少なりとも迷惑を掛けられている。でも、それでも憎めない男が陣内だ。このキャラクター、どこか海堂尊の『チーム・バチスタの栄光』や『ナイチンゲールの沈黙』に登場する白鳥に似ていなくもない。わたしの好むキャラだ。

そんな陣内の日常に舞い落ちた5つの事件を取り扱ったのが本作品。読むとちょっとほっこりと心が温まる。


伊坂幸太郎作品は『グラスホッパー』しか読んだことがないので、わたしの中では伊佐幸太郎=ミステリー系作家という位置づけだったのだけれど、この『チルドレン』でその勝手な思い込みは一蹴された。おそらく、幅の広い作家なのだろう。他の作品もぜひぜひ読みたい。

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