投稿元:
レビューを見る
結婚記念日に豪華客船クルーズを楽しむジョーイとチャド。ところが、これはチャドの計画で、ジョーイは冷たい夜の海に突き落とされてしまう。命からがら泳いで逃げる彼女を助ける元捜査官のミック。どうして自分を殺そうとしたのか、ジョーイには全くわからず、「あの男絶対許さない!」と、死んだことのままにして意地悪な復讐が始まる。
久しぶりに外国もの、読みました。と、いうのも朝のJ−WAVEで「面白いよ〜」と紹介されていたのです。
う〜ん、なかなかいいです。復讐もの。気分爽快というところ。チャドという男性は容姿は恵まれているようですが、とってもおバカでわかりやすい人。単純で気が小さく、男らしさのない人。それに引き換えミックのかっこいいこと。アメリカ映画を観ているようで楽しめました。そうそう、ミックのイメージはクロコダイルダンディ。ジョーイはメグ・ライアンかな。
投稿元:
レビューを見る
結婚記念日に夫に殺されかけた主人公が、自分は死んだと思わせて、旦那に復讐をしていく話。旦那が底抜けに嫌な野郎なんだけどかなりのお馬鹿さんなので、容赦ない意地悪復讐が爽快だったり。軽く、楽しく読めます。
投稿元:
レビューを見る
主人公ジョーイは望んだわけではないのに両親と最初の夫の遺産で大金持ち。若干抜けてるせいもあり失恋して自信を無くしてたときに猛烈に求愛してきたロクデナシの男チャズと結婚。結婚2年目にクルーズに出かけたところ、チャズの勝手な勘違いからデッキから突き落とされてしまいます。ルックスとセックスはすごいけど自分勝手でマヌケでどうしようもない男チャズ。完璧だったはずの殺人計画も中途半端で、ジョーイはミックという引退した刑事に助けられ、自分は死んだことにしたまま、チャズを懲らしめてやろうとします。それに、どうして自分が殺され(かかっ)たのか、理由をつきとめようとするのですが。。。
児玉清さんとか石田衣良さんとかをフックにしてなんとかハイアセン作品を売ろう売ろうというのが見え見えの帯とか解説や日本の出版社の思惑などとは関係なく、作品は面白いです。
でも、欲を言うと登場人物のキャラクタがデフォルメされ過ぎてて全体的に大味な感じがしてそれはちょっと残念でした(もしかして訳者のせい?)。
フロリダの元市長、怪人(?)スキンクもちらっとだけ出てきます。
投稿元:
レビューを見る
2004年の作品、2007年発行。
ハイアセンの長編小説11作目。
アメリカでは犯罪小説界のマーク・トゥエインと言われているベストセラー作家。
強烈なキャラが登場し、にぎやかで面白おかしく痛快な作風。
初めて読んだ「幸運は誰に?」は1997年の第七作だったようです。
ヒロインのジョーイは、夫のチャズと共に豪華客船の旅に出ていたが、船縁から突き落とされてしまう。
かって水泳選手だったジョーイは生き延び、命を助けてくれた島で一人暮らしのミックと共に、ろくでなしの夫に復讐を企む。
ジョーイは資産家だが夫に遺産は渡らないので、まず動機がわからない。
夫のろくでなしぶりには笑うしかないです。
悪役下っ端のトゥーイと老女の関わりが意外に切ない。
投稿元:
レビューを見る
このミステリーがすごい!!!に選ばれたわりには、探すのに苦労しました・・・。
今一押しの作家さん。
でも、集めるのが大変・・・・。
投稿元:
レビューを見る
久しぶりの外国のミステリー小説
主人公の女性が新婚旅行の船の上から足をつかまれて海の投げ込まれる。
幸運にも生還できると、なぜ夫が自分を殺そうとしたのかを探し出す。
やがて、夫の仕事に不可解な事実が見えてくる。
そして、助けてくれた男性との間に恋も芽生えてくる
投稿元:
レビューを見る
愛する夫に豪華船から真っ暗な海に落とされ、殺されかけた妻の最高の復讐のお話。
今まで読んだ推理小説の中でダントツの一位。
アメリカでは絶大な人気を誇る元新聞記者の方の作品。
日本の本屋さんには、あまり置いていないけど…
なぜ妻を殺さなければならなかったか、殺したことで何を失い、何を得たのか。
「妻は死んだ=殺人は成功」と思い込んでる夫を、復讐する妻。
なんという痛快劇!!
性に溺れる大人を生々しく描いているので刺激が強いけれど、そういった所もまた良い感じ。←
読みやすいので、すぐに読み終わると思います。
投稿元:
レビューを見る
復讐するぐらいなら、こんな男につかまるなよーーー、と思いながら読んでました。途中で出てくる大男と入院中のおばあさまの心の交流のエピソードは良かったです。
投稿元:
レビューを見る
スピードもあるし
キャラもたってるし
ジョークだって日本人にもまぁ受け入れられるものだし
なによりお話が痛快。
主人公である女性がやられっぱじゃないところが気持ち良いデス。
海外ものだけど、登場人物の名前がジョーイとかミックとか覚えやすい短さってのもワタクシ的には好評価(笑。
この作者さん、もっと日本でも売れて良いと思いうんだけどなぁ。
陰気く~さい国産ミステリに食傷気味なかたにはお薦めデス。
投稿元:
レビューを見る
人間のちっちぇ、最低男に殺され(かけ)た妻の復讐劇。
と言ってもコミカルなお話し。スプラッタもサイコも無し。
確かにみなさんが書かれているように、多少低俗な部分はありますが(笑)、
最低男のチャズが、見えない敵に脅え、なぐられて鼻血を出して駆けずりまわる姿は、溜飲が下がる…っていうか、単に痛快でしたね。もっとやってやれ!と思っちゃいました(笑)。
ミステリーとは言えないかもしれないけど、単純で分かりやすいストーリーで、それぞれのキャラクターが立っていて、最後まで一気に読みました。
チャズ、ざまぁみろ!と叫びたい(笑)。
投稿元:
レビューを見る
「復讐」というモチーフはどうしてこう魅力的なんだろう。
ただ誰かが酷い目に合うのを見るのは楽しくないけれど、
人として最低なことをした人間が酷い目に合うのを見るのには楽しみがある。
この物語のすごいところは、シリアスになりすぎないところと、
復讐相手が人として最低(でもちょっと滑稽で面白い)。
しかし、それ以外の人々(復讐相手の不倫相手でさえも)が
皆根底ではいい人間で、団結できるところ。
それが爽やかさを生んでいる気がする。
投稿元:
レビューを見る
変人キャラ満載の怒涛の
コージーサスペンス
下品なんだけど
大笑いしながら読み終えてしまう。
大男がいい人になっていく過程が一条の清涼剤(?)。
陳腐だけど感動を覚える。
児玉清が原書で読む作家さん
投稿元:
レビューを見る
結婚記念旅行の最中に夫に船から夜の海に突き落とされた妻は、命の恩人の手を借りて復讐を始める。
ミステリ要素は少ない。サスペンスでもないよなぁ。強いて言えばエンターテイメントか。
筋の弱さを個性的なキャラクターで補っている感じ。
復讐といってもたいしたことはしていないし、どうせならもっと派手な復讐劇であった方が読んでいてスカッとしたんじゃないかと思う。
あるいはもっと話を練って、夫が転落していくさまをねっちり描いて怖がらせるとか。結局どちら付かずで中途半端。
それでも地の文章が巧いので一気に読める(これは訳者の巧さ?)。
読んだあとに、あれ?って思う様な、そんな一冊。
深く考えずに本を読みたいときにお勧め。
投稿元:
レビューを見る
女なら、明るく楽しく周到に復讐しなくちゃ後々の人生楽しめないだろうが!てことよね。安全パイも用意しつつね。
投稿元:
レビューを見る
噂にたがわずおもしろかったけど、でも、これミステリ?? すごくヘンな人たちがわんさとでてきて、ありえないような展開でどんどん進んでいくエンターテイメント。ロマンスものっぽい感じもあるのでは。ちょっとイヴァノヴィッチに似ている気もしなくもない。もっともっと奇妙キテレツでグロテスクなのかと覚悟していたので、思っていたよりまともな感じがした。タフな主人公の女性に好感がもてるところがよかったのかも。あと、ヘンな人たちのひとり?まるで猿人のトゥールと病院で出会うおばあさんのくだりがよくて涙。こういう「いい場面」もあるとは思わなかった。(いったいカール・ハイアセンの作品をなんだと?)映画や音楽や本のタイトルが出てくるところもうれしい。(「グッド・フェローズ」、元マフィア映画好きとしては見ているはずだが記憶にないな)。カール・ハイアセンのほかの作品もいろいろ読んでみたい。