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幻想的な女子学園での物語。時代背景とリンクさせながら個性豊かな女の子たちが自分自身の物語を紡ぐ。男女共学の公立学校しか行ったことのないボクには不思議な世界でした。
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とても濃くて面白いキャラクターがたくさんでてくるんだけど、でもなんかのめり込めず。よく作られているお話だとは思います。
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2007年9月11日読了。女子高の中の変わり者が集う読書倶楽部。そこには代々倶楽部にのみ伝わる秘密の部誌が存在した。こういうの大好き。軽く読めるんだけど、どんどん引き込まれていく。桜庭一樹、今後注目の作家。
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女学校でありながら、どこか退廃的なギムナジウムの雰囲気が漂い、とても好みでした。私も読書クラブの一員になりたい…(笑) 第三章の時雨さんが好きv
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聖マリアナ学園、読書倶楽部に纏わる学園の出来事。P231なのに、読むのに手間取った。古めかしい描写は、桜庭氏の独自の文体である事。読むのに疲れた一冊です。
'07.11.19読書完了
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聖マリアナ女学園の読書クラブ
その成り立ち
代々の部長、政治家になって最終章に
登場する東大を狙う不細工部長は
関西弁の美女転入生を学園のスターに
したてる。
創設者マリアナは実は男性。不治の病
の自分に祈りを捧げ死んだ妹に成代り
日本で布教活動開始。突然の失踪。
実は掃除夫の姿になっていた。
女学園が来年から系列の男子校と合併
最後の年。教師が生徒から取り上げた
携帯等を職員室から盗み出す部長。
老婆になったクラブ員は中野ブロードウェイ内の喫茶店を部室にしていた。
真性エスの新聞部を取り込む為に
巨乳を差し出した。
ロックバンド。
ジュリアナ族が読書倶楽部室に逃げ
部員になった。
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聖マリアナ(女子)学園百年の暗黒の正史が、ノンポリ精神の読書倶楽部誌で語られる。スポーツ青春物が流行るなかで、文科系女子への応援と負けじ魂を感じる。OG<ブリキの涙>が著者の影武者であろう。
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戦前から続くお嬢様学校、聖マリアナ学園にはアウトローだけが集う「読書クラブ」があった。その読書クラブには正史には綴られない数々の事件が生徒によって描かれていて……。
本書は、暗黒の読書クラブ誌からの抜粋、という形で進んでいく。
文体のせいか、読むのに戸惑う部分もあったが、面白かった。
出てくる人物たちは映像が頭に思い浮かべやすかった。ラノベ出身の作家は、類型的な描写がうまい気がする。
1959年、1919年、1989年、2009年、2019年に起こった事件が語られているが、読書クラブの面々は変わらない。また、聖マリアナ学園の生徒達も本質的にはやはり変わらない。
ぼくっ娘お嬢様が繰り広げる学園生活。
ところで、「烏丸紅子恋愛事件」の烏丸紅子のセリフ「知らないよ、そんなコタァ」というのが何故かえらいツボでした。
あ、あとカバーをめくると、オマケが現れます。
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読書クラブの部室は、その日も学園の喧噪から遠く離れ、偏狭な静寂とでもいった空気に支配されていた。歴代の先輩たちが使ったアンティークのカップで紅茶を飲み、薄いビスケットを齧っては、書物を静かにめくっていた。
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・舞台は女学校。清く正しい乙女が通うその学校にある「読書クラブ」。かのクラブはいつの時代も存在する。・タイトルが「青年のための」となっているのが面白いですね。なるほど。
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聖マリアナ学園の読書クラブにまつわる話。それぞれの話に引用文があって、それがうまく使われているのがよかった。
2008/1/16
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聖マリアナ学園には「読書クラブ」があった。読書クラブでは学園の暗黒正史が読書クラブ誌として残されていた。
「烏丸紅子恋愛事件」紅子は珍しい高等部からの転入生だったため存在を抹殺されていた。そんな紅子を"王子"にしようと読書クラブが奮闘する。
「聖女マリアナ消失事件」マリアナにはパリ時代に起こった兄の死に絡み、生涯隠し続けた秘密があった。
「奇妙な旅人」3人の亡命者を匿った。生徒会六本木事件。
「一番星」ルビー・ザ・スター事件。内気な十五夜は加藤凛子を慕っていた。しかし、突然十五夜はバンドを始める。
「ハビトゥス&プラティーク」没収された物品を取り戻してくれる「ブーゲンビリアの君」の正体は。そして今ではたった一人のクラブ員となってしまった五月雨永遠。
身近でその事件に関わった人が読書クラブ誌を書き残しているという形式がよかったです。時代は変わっても読書クラブは変わらないなと思いました。
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桜庭さんの読書案内かと思ったら、小説でした。高校の読書クラブに纏わるお話。面白かった。こういう最後に繋がる小説って好きです。
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この桜庭さんらしい小説の雰囲気は凄く好きです。
また、一話一話が読みやすい長さで、中弛みしないですね。
ただ、女子高で僕女の多さにちょっと引っかかってしまいました…。
乙女なんだから一人称を僕にしなくても、と思ってしまいます。
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初桜庭作品。女子校もの。一作品目に選んだのはどうだったのかな?他のも読んでみたい。軽く読めましたが話のつくりがうまいな〜と感心しました。いろんな時代の話が出てきますがどれも外さずに面白い!しかも乙女です〜。でも吉屋信子ばりの本気の乙女ではなく、軽妙に青春を駆け抜ける強い現代の乙女といった感じです。「エス」って普通に使われてる言葉だと知らなかった。