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気持ちよく面白かった。
女子女子してる女の子にも逸れ者にも等しく優しい眼差しが素敵だ。
夢を見る覚悟を決めて生きていくのはとても大変。
このこたちのための読書クラブ、いいなあ。
ラストが清清しくて、そして幸い。
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おんなのこに憧れるのってよくわかる感覚。
んで、おんなのこの醜さもよく知ってる。
純粋で、残酷な生き物だと思う。
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クラシックなのか、近未来的なのか、不思議な要素がたくさん入った本です。まだ桜庭さんの文体に慣れていないせいか、読むのに時間がかかってしまいました。でも、一気に読むとその不思議な世界のよさが伝わってきて楽しいです。(2008/3/24読了)
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世間の喧騒から閉ざされ、薄いベールで包まれた女子高。
その女子高の表舞台からも忘れ去られた読書クラブを中心にしたお話。
初めて読んだ桜庭さんの作品。
彼女の今までの読書量の多さが作品にも反映されている。
独特の言い回しは慣れると癖になりそう。
もし私が女子高に通っていたら、きっと王子に憧れてキャーキャー言うだけの存在だったと思うけど、大人の今女子高生に戻れるなら、是非とも読書クラブに入ってひっそり、こっそり裏の世界を綴りたいと思うなぁ。
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すごい・・・
桜庭一樹本当に凄い
一話一話が、すっばらしい!!!
まるで、某ライトノベルの中のような閉鎖された女子高の中の某ライトノベルには絶対に出てこないような、ちょっとイカレタ女子高生たちのお話。
どの話もすごい面白い!
そして、どの話もすばらしく古典を根底に置いたすばらしい作品ですw
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独特の文体で綴られる、恋と哲学と少女たち。自分も読書クラブの一員になって、そっとあの古い部室の隅でノートを読んでいるような気分になる。
皮肉を交えつつ叙情的に紡がれる、美しく残酷な物語。読み終えてからも、自らを「ぼく」と呼び何かを求める何者でもない女生徒たちの残像が漠然と余韻を残す。ああ君よ!と少々芝居がかった台詞を口にしたくなったのは私だけではないはず。
タイトルも装丁も素晴らしい。このすこし癖のある明朝体が非常によく合う。そして、カバーを外した時のあの感動!
この人は美しい少女をかくのがうまいと思う、「少女七竈と七人の可愛そうな大人」のときにも思ったけれど。硬質な厚いガラスの感じ、「格の違う」人間を書いていてもどこかふと世俗的な匂いがするのが絶妙。あと自分のつくった美しい人間を容赦なく不細工に、したたかに、低俗にしてしまえるのがいい。
乙女よ永遠であれ!
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一世代前の女子高でのお話。こういう話し方とか雰囲気好きだなぁ。読みやすくてすらすら読めた。けど図書館に返さなきゃだったから途中までしか読んでない、、また借りに行こう。
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おもしろい。友達が桜庭一樹を好きだというので、読んでみた。普段私があまり読まない文章。少し難しい表現だけど、引き寄せられる。ほかの作品もぜひ読んでみたいと思えた。
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私にとっては文句なしに良かったです。俄然桜庭一樹さんに興味を持ちました。
・・が他の作品をパラパラとめくってみたところ、作品によって作風が違う?ような??(まだ分かりませんが・・
最初ら辺、文章を読んでみてこういう感じ好きだな、と思われたましたら一読の価値ありと思います^^
他に「青年のための読書クラブ」のような作風のものはないかな・・・。
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20080501読了!
装丁がこのみーーーー!
さて。桜庭一樹2さつめです。
昨日読んだものとはものすごくおもむきがちがっていて、こちらの作品はわりあいわたし好みでした。
わりあい、というのは好きな章にムラがあって、2章目は★10くらいすきなんですがバブル期の話では★2つ、みたいなかんじです。
ひとつの作品としてのまとまりは良いのだけど、章ごとにわたしの好みの題材にムラがありすぎでした。
しかし、おじょうさまスクールだいすきなので、基本はハアハアしながら読みました。
学園の100年の歴史にきちんと幕を引いてからの続きも見せてくれ、とても爽やかな読後感でした。
テンポのよさと、軽がるしい筆運び、それから小物使いのセンスがとてもよいです。
まだ2作目でなんとも判断はくだせないのだけど、わたしの好みはこのひとの選ぶ題材と設定にあわないんじゃないか・・・?
しかし、文章の構成とか、ストーリーからちょっとはずれた部分のエピソード選びがかなり好み。
ジレンマをかんじます・・・あと一歩、的な。
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初めての桜庭さん作品。
タイトルが「青年の……」なんだけど、お嬢様女子高のお話。
読みやすくて面白かったけど、途中から読むのがしんどくなった。
登場人物の名前がかなり凝ってる。紅子、蕾、時雨、十五夜、棗……。
この凝った名前の人たちが「僕は……だ。君にこれをささげよう。気にいってくれるかい」的な感じでしゃべる。
あのぉ、女子高生だよね?
宝塚って思えば楽しめるのかも。
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本自体が不思議な魔力に包まれている様な気がした。読んでいると自分も読書クラブの一員になったような・・。一度読んだだけでは全てを掴む事は出来なかったので又暫く経ったら読み直したいと思います。お気に入りの章は[聖女マリアナ消失事件][ハピトゥス&プラティーク]
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「少女七竃と七人の可愛そうな大人」を読んだ後、すぐに読んだ作品。
舞台は、東京山の手にある伝統あるお嬢様学校で、その中に毎年少人数ながら確実に存在する異端者(アウトロー)が集う「読書クラブ」。学校の創立時から約100年間のそのときそのときの少女たちの姿を描いている作品とも言える。が、時代によってはどこかステレオタイプ的でとても表面的な、表層的な感じで、読んでいて違和感を感じざるを得ない箇所が多々あった。
そのため、読み進めながら「あれ?予想がはずれたか?」と思ったが、最後の最後で、アザミの演説では強く同意、激しく同感。この演説部分を読むためだけにこの一冊を読む価値はあるかもしれない。とはいえ、そこに至るまでは結構退屈。
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女子校の読書クラブメンバーによって記される外伝。
100年の歴史の中で特記すべき出来事が起こるとクラブのノートに記される。
世の中の動きの挿入の仕方が『赤朽葉家…』と似ていた。
シスターがフランスから来たいう設定には無理がある気がしたが……。
だが、充分楽しんだ。
作成日時 2007年11月21日 19:12
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題名と表紙に惹かれましたが、内容も魅力たっぷりです。
ベールに覆われたような(お嬢様ばかり通う)女子校の「読書倶楽部」を軸にした話で、時代ごとに四話、収録されてます。とにかく雰囲気に酔ってしまう、人物に魅せられてしまう、ちょっと怪しい感じの話ですね。でも登場人物はどこか愛すべきところがあります。