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紙の本
息子が装幀をした本
2018/10/22 12:38
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
カバーと表題の裏に「装幀 外間隆史」とあるように、実子が装幀している。彼は遊佐未森とはデビュー前からの盟友なので、気になって確かめると、彼女のアルバムやツアーパンフの装幀をしているし、発行に関わって近年出た「原民喜童話集」の装幀もしている。
一気に読んだ。
「琉球独立論」からすれば「日本の中の沖縄」であり、「琉球」は琉球王朝時代とアメリカ民政下の琉球政府を指す言葉とあるので、沖縄学の大家の自伝でも不満があるだろう。
「私の沖縄戦記」では日原正人こと金鍾碩中尉(「日本陸海軍総合事典」では「大尉」)が英語が出来るとは書かれていないが、8月中旬に見たという昭和天皇とマッカーサーが掲載された「LIFE」が例の1回は不敬罪で発禁となった写真を指すとなれば、9月3日にアメリカ軍の捕虜になっているとあるから、合わなくなる。記憶違いか、文字通りに解釈すれば、違う号になる。
捕虜収容所で「日本人部隊」、「沖縄人部隊」、「朝鮮人部隊」、「将校部隊」と四区分されたとあるから、朝鮮人は日原正人(金鍾碩)中尉と軍夫だけしか出て来ないが、第23軍には相当な人数の朝鮮人がいた事になる。金鍾碩の他に陸士の先輩で砲兵大隊長を経て韓国陸軍中将になった申應均少佐もいる。金鍾碩は終戦後、朝鮮人と名乗りを上げてアメリカ軍に投降したと書いた本もあるが、実際に共に戦った人の方が正しいだろう。
映画化された「沖縄健児隊」について版元から煮え湯を飲まされて、無断で重版された事を、この本が書かれる数年前に古書店で買った本で初めて知った、とある。共著者の大田昌秀元知事が故人になった時に、外間隆史がTwitterで写真をアップしていた本は、その本だろうか?
秋篠宮妃殿下が人名索引で「川嶋紀子」と「秋篠宮紀子」と別々に立項されていた。これでいくと外間隆史は「ほかま」ではなく、「そとま」と読ませているし、遊佐未森はいつも「そとまさん」とコンサートのMCで言っているから、この本にはオーストラリアで父子で取材旅行した記述があるので、そこで立項した場合、「ほかま」か「そとま」か、それとも両方とも立項したり、どうやら著者は物故するまで日原正人中尉の朝鮮名が金鍾碩とは知らなかったらしいが、もし明記した場合、人名索引で「ひ」で立項されている「日原正人」の他に「き」の項目で「金鍾碩」と立項したりするようなものだ。
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