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無垢な少女・なぎさの姿に自分の夢を重ねた女、レイコ。キャリアを積んで生きるレイコを実の姉のように慕ったなぎさ。ふたりが渋谷で"死の解逅"を果たした時、その伝説は始まった―。なぎさの秘密がいま、明かされる。『なぎさの媚薬』シリーズ、感動の完結編。
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最終巻らしい。なぎさがなぎさになった理由が語られています。女として活きる悲しさが全編に漂っております。
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なぎさの媚薬の最終章。
たくさんの男たちを救ったなぎさが救われる。女という性に翻弄されて、悲しい生を生きたなぎさのような女性がいると思うとせつないな。
そんな女性が少しでも少なくなることを祈ります。
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■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
重松清ファン必見!
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いわゆる、官能小説。
重松清って時々普通の本にもそういうとこ出てくるけど、でも家族のなかのコマっていうかな、日常のなかの官能的な部分ってかんじなんだけど、この本は全てそんなかんじ。でも文が美しいと思う。
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重松的官能小説シリーズ と言うのかなでも官能がメインではないこれはシリーズ4作目なのだけれど 前3作は未読。どうやらこれが中心人物について語られるモノだったらしい。街角で客を取る 娼婦 なぎさ彼女は 「大切な人を助けたかった」と思っている男の前に突然現れる らしいそして彼女との逢瀬の後 「媚薬」によって過去へと旅立つ、過去で自分の大切な人に会い、そして救い、現実へと戻ってくる…けれど男の現在は 何も変わることはない。重松の小説には官能的な描写が結構出てくる。これはもう文句なしに官能的であるのだけれど「性」の後ろにある、もしくは「性」を通してのみ見える 「生」の苦しさ悲惨さ強さをザバッとまっすぐに描き出しているのだと思う。50過ぎのフリーのライター 妻と娘を手放し小説家になる夢も捨て日々を消費している 田山章彼の目の前に突きつけられたのは成長した娘の悲惨な現実「オカルト」と小説の中では語られているけれど、なぎさによって過去の戻った田山が救ったのは娘か自分自身か…2章目はなぎさ自身の物語実際の事件をモチーフにしている。もしかしてこれは本当の話?と思うほど リアル。前3作はきっとなぎさによって救われた男たちの話なんだろうな哀しくて悲しい 男 と 女 の物語
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■なぎさもの、久々。東電OLの事件って知らなかったんだけど、ちょっとだけ聞いてたからリンク性あってなんか深いね。全シリーズ読んだのかな?よくわからないけど、なぎさの終わり、アキラさんが、なんか素敵でした。
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「週刊ポスト」に連載したものを単行本化。
第7話「きみが最後に出会ったひとは」
週刊誌のフリーライター田山章は、若い頃に離別した娘のあゆみが、AV女優となって自殺していたことを知るが、なぎさが現れて、媚薬で過去へ戻り、あゆみの命を救う。
第8話「なぎさの媚薬」
第7話に登場した週刊誌記者のアキラは、その後過去の資料を調べて、なぎさが交通事故で死んでいたことを知る。(東電女子社員殺害事件をモデルにした話が絡む)
アキラはなぎさの仲間である翠から、なぎさが、死んで成仏できない女たちを、その女に縁のある男を媚薬で過去へ送り込み救ってきていたことを知らされる。そして再会したなぎさを抱いて自らの“媚薬”を口にさせ、過去へ旅立させて自分の死を見つさせる。なぎさは死後の働きを終えて転生する。
いなくなったなぎさの役割を翠が引き継ぐ。
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多分、シリーズの完結だと思います。
渋谷に出没する娼婦の「なぎさ」に会った男たちが自分の人生は変えられないけど、彼女の不思議な媚薬によって女性としての哀しみを背負ってしまった大切な女性を救うために過去に戻る。
というのが、このシリーズに共通したストーリー。
この巻の最後の話って、東電OL殺人事件を題材にしてるのかな?
違うのかな?
そうだとしたら、桐野夏生さんの『グロテスク』とかと比べちゃうと、ちょっと弱い気もするけど、
個人的には、このシリーズ好きでした。