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麻生太郎外相は、昨年の自民党総裁選で掲げた政権構想に肉付けした著書「とてつもない日本」(新潮新書)を近く出版するという。朝日新聞が伝えた。安倍晋三首相の支え役に徹している麻生氏だが、首相の「美しい国へ」(文春新書)の向こうを張ったタイトルで、「ポスト安倍」への意欲をにじませた形だ。 ☆ タイトルのインパクトはまちがいなく安倍首相のそれを上回る。
麻生氏は「日本人のエネルギーはとてつもない」という祖父吉田茂元首相の言葉をもとに本書を構想。「高齢化を讃(たた)える」「ニートも、捨てたもんじゃない」など逆説的な表現を多用し、「日本の底力を見つめ直そう」と訴えている。
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次の首相候補の一人と言われている著者による日本論。自らの体験を下に、現代日本の持つ可能性について前向きに述べられている。従来までの政治家像と自分は少し違うところなどをアピールしており、自民党の総裁選に向けてのパンフレット的な内容である。
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vision という大風呂敷を盛大に広げられた著書。でもそこに掲げられた vision はとても明るくより良いもののように見える。今日の 日経平均株価終値は 18211 円。「とてつもない日本」なのだから、まだまだ上がるのかなと少し期待した[2007/06/20]。
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どこかにも書いてあったけれど、麻生太郎は心の底から日本人を信じているということが伝わってくる本。あの元気さで今年67歳らしい。考えられない。
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冒頭がとても好き。日本で当たり前のことって、世界から見たらすごいことなんですね。
麻生さんなりの過激な記載もあります。ブラックユーモアも。決してすべてに賛同するわけではありませんが、とてもわかりやすく、読みやすい本です。政治家が書いたとは思えない。
改めて日本の良さを感じました。政治に興味ない方もこの本から是非政治に興味を持ってください。
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どうも、次の総理とも噂の絶えない麻生氏のご本である。
この本の主張をひとことで言えば「日本国は何をそんなに悲観しているのですか?」ということである。今までやってきたことに自信を持ち、ほんの少し見方を変えながら、今まで通りのことをやって行きましょう。と述べているのである。
一番の麻生氏に惚れ込むところは以下の部分。「私の演説が、若い人達にもウケてしまったのである。-中略-私は日本の若者たいのパワーにも、改めて気づかされた。若者は政治に興味がないといわれてきたが、決してそんなことはない。みんな自分の国の未来に関心があるし、日本をよくしていきたいと考えているのである。」そうなんですよ。そこに気づいている政治家を僕は密かに応援したいと思っています。
その他のトピックとしては、結果の平等を重視すべきだというのも至極全う。また、靖国神社に対する説明も明快。マスコミはどうしてこういうきちんとした詳細な説明をせず、ひとことで、まとめて比較しようとするんだろう。罪なことだ。外国
に何をいわれようとそれは全く関係ない、というスタンスも納得がいくし、何より、「民営化」してしまった国の追悼機能を「国営化」してもとに戻そうというのはわかりやすい議論だと感じた。むろん反対する人は多いのだろうけど。
★関係ないけど印象に残ったフレーズ。しかも麻生氏の言葉ではない:ポケモンは言葉を話さないが、それでもなぜだか心が通じ合う。これは会話なしでもコミュニケーションがとれる日本文化の特徴だ。言葉をもってすべてを説得していくというアングロサクソン的手法でなく、話をしないでお互いが分かり合ってしまうのだからすごい。
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本屋のレジ横にあったので、ついでに購入したんだけど、気がつけばその時買った本のどれよりも早く読み終わっていた。
自民党、というだけで毛嫌いする体質な僕ですが、麻生太郎はまぁマンガ好きとかいうこともあり、変な物好きなもんですから気にはなっていたわけです。次の首相は、なれそうな人の中でなら誰がいいかと考えて、麻生太郎だと思っていたというのもあり。
予想通り、少なくとも美しい国だとか道徳だとか、そういう自分勝手な夢物語を人に押し付けるような事は書いてありませんでした。
で、まぁざっと一気に読み切ったわけですが。ちゃんと考えて、それを噛み砕いて説明する能力のある人はいいなぁとまず思いまして。あと、これはもう一つのフューチャリスト宣言だろうなぁとも感じました。ニュース見てると日本はもう駄目だという気になってくるけど、そんなに駄目じゃないよと。駄目なことばかり考えてても仕方ないしね。
靖国問題なんかも麻生太郎独自の視点で書かれておりまして。政教分離で言えば、神社に政治家が命令することはできないから、分祀させるわけにはいかない。そもそも、戦死者を慰霊するメインの場を一宗教法人にした時点で間違いで。なんとかそれを国で運営することにはならんもんか。ただし、政治家が命令することはできない。というかんじ。
そうかぁ、そういう事かぁと、一人納得してました。他の政治家が同じ事を言ったからといって納得できるとは思えませんが。右でも左でもない、リアリストの分析じゃないかと。まぁ、靖国に割いてるページはわずかなんですが、妙に納得したので紹介してみました。
麻生太郎的視点、というものが欲しくなりましたね。自分の中に。ちょっといろいろ追いかけてみようと思います。
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少子化、教育崩壊等暗い話ばかりが問われていますが、日本人は「とてつもない力」を持っていると述べられています。
確かに、世界第二の経済大国であり、犯罪発生率は最低、特許取得率は1番等数字上は「とてつもない力」を持っているのは事実ですが、数字には表れない日本人の心の廃れに寂しさを感じることも多々あります。
また、靖国神社については、財団法人化の案も述べられえており正直驚いた次第です。
ただ、皆さんが心安らかにお参りして戴くと言う目的に関しては同じでした。
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政界きっての超ポジティブ・シンキング本。勿論ネガティブなことは一切扱っていないわけではありませんが、「小さいことにくよくよするな!」ばりの麻生節が、そこかしこに見受けられます。
ポジティブ・シンキングが悪いことではありませんが、楽観視しすぎるのも問題。でも辛辣な報道が後を絶たず、悲観的になりすぎるのはもっと問題。「日本は元来大きな力を発揮してこれまで発展し、今後も発展し続ける潜在力を持っている。だから、決して悲観過ぎることはない」という、麻生氏ご本人のビジョンを綴った本です。
たかだか190ページにご本人のビジョンを事細かく記すことは不可能ですので、所々で大雑把だったり枠組みの部分しか論じられていなかったり、「ご自身ではその問題をどう解決するか?」という具体論まで踏み込んでいないところもありますが、総じて麻生氏が思い描いている、具体策に転じるまでの理念については、この一冊に凝縮されています。しかも読み易く、分かり易い。小泉氏のような突飛なカリスマ性も、安倍氏のような典型的な秀才でもありませんが、どことなく人を惹きつける魅力を醸し出している文章です。
敢えて申さば、やはり外務大臣であるからか、終始マクロ的な見方、論じ方が強い、ということ。もう少しミクロ的な論じ方もあれば、もっと色んな意見を交わせるような本になったかもしれません。
例えばニートについて。採用側からしてみれば、たとえ被採用者側に類まれなる能力を持っていたとしても、実績も無い、教育も職業訓練も受けていない、ましてや自己実現もままならない人というのは、採用しづらいものです。「採用してみないと分からない」にしても、人一人を採用し、それから企業の一員として育て上げるにしても経費がかかるため、リスクが高いといって敬遠するところもちらほら。
では、そんな土壌の中ででも、平等な雇用機会を与えるためにはどうすればいいか。それは、政策や被採用者個人に対してだけでなく、企業にも理解を得られるものでなければなりません。勿論、企業によって事情は異なりますから、しなやかで柔軟な政策が求められますが。
でも、実際に政策として動かそうとしても、何万とある企業のミクロの部分までケアできるわけではないし、それは政治的圧力による規制につながってしまう。でも、マクロの部分だけを論じるのでは、国民にイメージとして結びつかないし、結局は「政治は自分には関係ない世界」と思われかねない。
要はバランスの良さですね。たとえ全てのミクロをカバーすることはできなくても、マクロだけでなく少しでもミクロの部分に目を向け、そこから国を良くする為の政策につなげていければいいと思います。
話が逸れてしまいましたが(汗)、兎にも角にも、悲観しすぎはよろしくない。元来日本は途轍もない力を持っているのだからその力を余すことなく発揮し、世界貢献し、そして自分も向上して意向ではないか、そう鼓舞させるのが、この本の狙いだと思います。
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語り口が軽く、お風呂でも読める新書でしたが、普段の報道では知ることのできなかった日本のポジティブな可能性や実績が具体的に記されており興味深く読めました。
所謂「政治家さんの本」ですが楽観的すぎるほど楽観的ではあってもスタンスが八方美人でも偏ってもいない点にいい意味で驚きました。
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現役の外務大臣が書いた本ですから読まないわけにはいかないでしょう。タイトルは麻生さんの祖父、吉田茂元首相の言葉からとったもので、「日本人はとてつもない力を持っているんだ、もっと自信を持とう!」というようなことが書いてある。ナショナリズムの昂揚を感じる。読みやすいし厚みもないのですぐ読み終わる。
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「もっと日本に誇りを持とう」と謳う麻生外相の著書だが、06年の自民党総裁選の直前に安倍首相が上梓した『美しい国へ』と根っこの部分での主張は似ていると思う。その点ではインパクトは薄いのだが、悲観論ではなく、自信を持って政治を行うことで、麻生氏が首相になった場合、しっかりと舵を取ってくれそうな期待感を得られる本だと思う。マンガの話もしっかり入れているところには、読み手をきちんと見ている印象を得た。
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日本はまだまだいける!日本の底力を謳った本です。たしかに日本や日本人のいいところにたくさん目を向けているんだけど、なんか途中でうさんくさくなった。あと教育に関する議論などはうーん。ってかんじです。麻生ドクトリンをどうぞ。
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麻生さんはやっぱり面白い人だ。
「日本大好き!」な話はやっぱり読んでいて嬉しいですね。
マスコミによって練り上げられた「ニホン」のイメージ像を「それはちがうでしょう」と指摘した本。若干、「良い」ところや「希望観測」な部分ばかりを書き過ぎの様な気もしたが、暗部もきちんと見た上で「それでもやっぱり希望が良いじゃないか」というスタンスなのでしょう。
麻生さんの「日本をこうしていきたい」というビジョンが分かる。
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日本がいかに昔から世界的に社会貢献しているだとか、日本という国に対してそんなに悲観的にならないで、といった内容をダイジェストに記した本といえる。
麻生太郎氏も好きだし、愛国心もあるといえる方なのでスラスラと読めた。
ただ、日本という国は対米対中を筆頭にとてつもなく外交下手であるとも思ってるので、そのあたりの反省点も欲しかった。