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07/12/07読了。『模倣犯』の続編になります。できれば『模倣犯』を読んでからの方がよいと思います。
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今回の主人公は、“模倣犯事件”に負け、消化不良を承知の上で調査に乗り出すのだが、それがなぜか作者の姿とタブってしまった。『模倣犯』と比べると物足りないと感じる読者もいるだろうが、私の場合、『模倣犯』は作者渾身の一冊、という重いイメージが強すぎてあまり好きではなかったため、いい感じで力みの消えた本作品の方が、素直に読書に没頭できて、無駄な時間が少なかったように思う。
事件が露になるにつれ、登場人物が一気に増えてくる。面談シーンの多いこの部分は微妙に停滞していると感じるものの、気がつけば普遍的なキャラに支配されていたという、作者お得意の手法が随所に発揮されるため、静かな力でもって、作品の奥底へと引きずりこまれていた。
謎の答えは、最初から裏向きで底辺に横たわっている。端から順に表向いていき、ラストではすべてがハッキリするのだが、そこから見える全体像は、そこはかとなく物悲しい。なので余計に、ストーリーのキーとなる母子の関係が唯一無二のように思えて、その絆に思いを馳せながら自然と落涙していた。宮部みゆきのミステリが読みたい読者にはお勧めなのではなかろうか。ただし、過剰に『模倣犯』と比較しない方が身のためである。
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12歳で死んだ息子の透視能力に関する依頼を受けるフリーライター・前野滋子。「模倣犯」の事件から立ち直れないでいるところに。登場人物の心理描写がうまい。人の記憶のサイコメトラーとは。等がなくなっていて残念。
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「模倣犯」の前畑滋子が再登場。
「模倣犯」の9年後の設定でまたまた不思議な事件に引き込まれていく。
上下巻あり、上巻を読んでから下巻まで図書館の待ち時間が長すぎて(2ヶ月、間が空きました)下巻を手にとった時に人間関係思い出すのがちょっとタイヘンだった。
で、その間に何年も前に読んだ「模倣犯」を読み返したりして(; ̄ー ̄A アセアセ・・・
宮部さんらしいスピードとスリルと人情に溢れたお話でした。
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ハードカバーなので購入するかどうか悩んだが、、やはり購入。
模倣犯のような重みはまったくない。
宮部さんの作品によくあるタイプの本。
ミステリというほどではないけれど、やはり人物描写がうまいからかあっという間に読んでしまう。
等が死んでしまっているためにサイコメトラの能力についてはグレーな部分も残しているが、、
模倣犯と違い最後に救いがあるのもよい。
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前畑滋子に一体何があったの?
って最初すごく気になった。
徐々に事実がわかっていくんだろーな、
って思いながらも早く教えてくれってじれたw
ってか模倣犯のシリーズなの?!?!
読んでないからわかんなかったわ〜
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そっか。模倣犯の前畑滋子なのか。絶対シリーズモノの人だと分かっていながら思い出せないまま上を読み終わった。なかなか盛り上がらず、読み進むのに時間がかかってしまった。
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模倣犯の続編とも言える作品。前半部分で超能力についての話になった時点ですこし落胆したが、それを現実的な出来事と巧みに結びつけ魅了された。分厚い本ではあるが一気に読めた。
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前畑滋子のもとへ持ち込まれた不思議な依頼。過去の事件の傷に触れるような調査、それは新たな事件へと繋がっていく。殺された少女の実態は? 最近の世相を背景に、滋子は次第に凶悪な何者かへと迫っていく。様々な人々の記憶が行き交うなか、滋子は何を見つけ出すのだろうか。
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母に勧められて読んでみた。
面白いは面白いけど、模倣犯を読んでなかったのでそちらばかり気になってしまった。
失敗。
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ご存じ「模倣犯」に出てくる女記者のその後・・。今度は何やら「透視」という不思議な世界。私自身はそっちの世界(透視など)を信用していないので、その辺りは??なんだけど、物語は面白い。
殺人事件には当事者はもちろんだけど、間接的に関わった人にも、影響があるよね。そーだよね。「模倣犯」をもう一度読んでみることにしました。
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フリーライター前畑滋子に一つの依頼が舞い込む。
亡くなった息子に異能の才があったのでは---。
控えめな依頼人に「とにかく話を聞こう」という気になった滋子。
依頼者 萩谷敏子の差し出したスケッチブックには少し前に起こった事件の絵があった。
親が娘を殺し16年間家の床下に埋めたまま隠し通していた。
その事件に関するような絵は確かに不思議ではあった。
しかし「単なる偶然」とさらにページをめくるとそこには九年前の事件に関わる絵が描かれていた。
それはマスコミに公表されていない事柄を含んでいる。
どうして亡くなった少年、等は、それを描き得たのか。
そこから闇の部分が徐々に明らかになる。
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「模倣犯」のフリーライター、前畑滋子が再び登場します。私、宮部作品では「模倣犯」が一番好きなので期待大!で読み始めました。両親に殺され、自宅の床下に16年間眠り続けた少女の死体を事件発覚前に「透視」した少年。その謎を追いかけるところから物語は始まります。サイコメトラーという、いわゆる超能力が出てきますが、現実離れした感じはほとんどありません。超能力を交えたミステリーは、宮部みゆきが一番面白いのではないか・・・と私は思っています。下巻、真実が明らかにされていくにつれ、何とも表記できない悲しさがあったのですが、ラストに明るいエピソードがあり、読後感がいいです。親と子のつながり、親子関係というものを感じさせられる一冊だと思います。よかった!!!続編というほどではなかったですけど、できれば模倣犯を読んでからのほうが、より楽しめるかと思います。
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購入者:矢北(2008.1.28)返却:(2007.2.5)映画化もされた模倣犯から9年後のお話。これも上下巻ですが(またです・・・。ごめんなさい。)、面白くて一気に読めました。模倣犯を読んでから読むとより面白いと思います。 貸出:油谷(2010.1.26)返却:(2010.2.1)
模倣犯が大好きでそれから9年後の話だと知りさっそく読みました。小説なのですが、登場人物に懐かしさを感じながら読みました。前作同様、面白く、一気に読めました。早く下巻も読み終えたいと思います。
貸出:山本資 返却:(2010.4.13)
期待感ワクワクで読みました。
ちょっと下巻が楽しみです!
貸出中山(2010.4.14)
サイコメトラーは存在するのか?下巻へ続く。
感想は下巻にて。(2010.8.20 藤本 )
貸出:丸橋(2012.12)返却:(2012.12)
好きな作家の一人に宮部みゆきを挙げるようにしている。数多くの謎を最後にスッキリと片付けてくれる、なんというかカタルシスみたいなもんを感じたい人にぜひ。
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「模倣犯」事件から9年が経った。事件のショックから立ち直れずにいるフリーライター・前畑滋子のもとに、荻谷敏子という女性が現れる。12歳で死んだ息子に関する、不思議な依頼だった。少年は16年前に殺された少女の遺体が発見される前に、それを絵に描いていたという―。