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著者が経済に詳しい人だけにただの歴史小説でなく、その当時の経済状況と現代の状況を比較しながら話を展開していくのが面白い。コミニケーションツールが限られていた当時の政治手法はもっとも基本的なことで現代でも活用でき共感できることが多い。
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≪内容覚書≫
のちのチンギス・ハンとなるテムジンの少年期を中心に描かれる1冊。
≪感想≫
現代との比較やどこがすごいのか、という個人的な意見を、
うまく小説に仕上げた作品だと思った。
そういう見方・考え方もあるんだ、と興味深く読んだ。
現代との比較は、正直、必要のない気もするが、
経済に関しては、知識がないため、大変わかりやすく、
その流れを追えた。
経済関連の論文を読むより読みやすく、
ただの歴史小説を読むより、経済の歴史について学べる。
そんな感じの一冊。
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状況が悪い時、まず「やり方」のせいにして、次に、「人」のせいに、最後に「組織」のせいにする。うーん納得。でも、登場する商売人を関西弁にするのは止めて欲しいな。偏見では・・
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第4巻まで、途中で飽きることなく2週間で読み終えた。途中で飽きないということは、この話に自分が共感している証拠であり、つまりは、自分の思想や哲学や嗜好に近いということだ。「嗚呼、私は、こういう考え方をする人間なのだなあ〜」と、自分自身を知らされた作品でもある。内容的にも影響力のある作品だったけど、それ以上に凄かったことは・・・。
モンゴル、中国、ロシア、イラン、その他、「〜スタン」と名のつく国々の位置関係が曖昧だったのが、この小説のおかげで、しっかりと繋がった!これで、私の世界地図の白地図だった部分が色味を帯び、点在していた世界史の断片の多くが線で繋がった。欧米主導型の世の中に陰りが差している今だからこそ、大陸アジアに大きな影響を与えたこの人についての話は、とても刺激的だった。。。
世界の広さと多様性は人間に夢と希望を与える。ああ、チンギスのような男に出逢いたい。
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(2007.08.05読了)(新聞連載)
(「BOOK」データベースより)amazon
テムジン(のちのチンギス・ハン)はモンゴル族キヤト氏族の長イェスゲイの長男。11歳の時、別の氏族長の子ジャムカと盟友を誓う。13歳で母ホエルンと同じ部族の支族長の娘ボルテと婚約するが、翌春父が急逝。一家は氏族民からも見捨てられ、孤立した極貧生活に陥る。その上、氏族民を連れ去った仇敵の部族長に捕らわれるが、馬乳酒造りの従属民に助けられて逃げ帰る。21歳になったテムジンは妻ボルテを迎え、100人弱の集団を持つまでになる。そこには未来の世界帝国を築く若き人材が参集した。だが、メルキト族に妻を掠われてしまう。父の盟友トオリル・ハンと自分の盟友ジャムカとの共同作戦でメルキトを破って妻を取り返したが、妻はメルキトの子を生んでいた…。
☆関連図書(既読)
「蒼き狼」井上靖著、新潮文庫、1954.06.
「ジンギスカン」小林高四郎著、岩波新書、1960.02.17
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沢山の氏族があり、確認するのが大変でした。 ポルテを奪い返してよかった。 子供がいるとは、絶句❗️ これからの活躍が楽しみ。