かんたんきれいはじめての水草 水槽で屋外で小さな器で 水草１００種カタログも みんなのレビュー

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投稿者：みーちゃん　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

我が家では小さなガラス容器でメダカを飼っています。昨年、知人から分けてもらった睡蓮、夏の間その鉢に虫が生まれるのを防ごうとしたのが始まりでした。そのメダカはその年の秋に産卵し、小学生の頃にメダカの飼育に失敗した娘たちの経験を踏まえた努力のかいもあって今年の夏には30匹近くにまで増えました。

でも、秋口に確かめると外の鉢には4匹が残るだけ。室内には外に出さずに残しておいた二匹と、外の鉢で奇跡的に親に食べられずに育った小さな子供が三匹、移されて生きています。寒い冬には外の四匹も全て室内に入れたい。でも、ガラス球を底に置いておいた昨年の経験では水がすぐ汚れて、見ていて楽しくありません。

といって本格的な水槽を用意して愛でるまではしたくない。そんな時に見つけたのがこの本です。まず基本が分っていません。でも、目次を見るだけで役に立ちそうです。だって、水草の定義、そしてその成長に必要なものといった基本中の基本から始っていますから。早速、大まかな本の流れを目次で追ってみましょう。ちなみに、イラスト　いずもり・よう、デザイン　スタジオＢ４です。

ちょっと長めの引き写しですが、目次を書いておきます。

水草をはじめましょう

CONTENTS
水草とは？
水草の生長に必要なもの

scene.1 手軽に水草と近づけるボトルアクアリウム
ボトルアクアリウムのメンテナンス
ボトルアクアリウムに向いた生き物

scene.2 自在にアレンジ水槽の水草レイアウト
水草水槽ってどんな水槽？
水草水槽に必要なグッズ
水槽の底砂選び
外部式フィルターと二酸化炭素添加器具のセッティング
水草の下準備と植え方
水槽とマッチする素材
水草水槽セッティングガイド
水草のトリミングと増やし方
水草水槽のメンテナンス
水槽のコケの予防と対処法
育てやすくて美しい水草カタログ75種
水草水槽に向いた生き物
水草水槽に向かない生き物

scene.3 四季の変化を感じる水鉢
水鉢に必要なグッズ
水鉢セッティングガイド
育てやすく美しい水生植物カタログ25種
水鉢に向いた生き物
水鉢のメンテナンス
水槽で水草を育てるということ
ボトルアクアリウムに向いた生き物

嬉しいのは scene.1 ボトルアクアリウム ですね。メダカを育てるには小さいかな、って思うくらいのサイズですが、いずれもオシャレな形のガラス容器を利用しています。そして示される実例がなんとも美しい。勿論、生き物を入れた例もバッチリ出ています。何よりいいのが、大げさな機械を使わないっていうこと。だから何処にでも好きなところに置けます。

無論、簡単に移動できるからって、植物との相性があります。光を大量に求めるもの、そうでないもの。それはscene.3 四季の変化を感じる水鉢の「育てやすく美しい水生植物カタログ25種」「水槽で水草を育てるということ」を見れば分ります。綺麗だから、って容器の底に置いていたガラス球ですが、本当は砂のほうがいいことも書いてあります。

個人的には、もっとボトルアクアリウムや水鉢といった機械に頼らないものを取り上げて欲しかったとは思います。どんなにお金をかけたって野暮な四角い水槽にランプ、ごつい機械や配管が見えていたのでは、少しも楽しくはありません。自然を室内で感じるには水鉢かもしれません。静かな和のブームにはピッタリ。

ということで早速我が家ではボトルの底に敷く砂を買い求め、長くなりすぎてもてあましていた水草を切り詰め、出ている写真を参考に茎を砂に埋め込み、その鉢を丸一週間日に当てて、やっと室内組の5匹に新しい住まいを与えました。メダカが方向転換するたびに砂が舞い、水草が揺れます。陽に当たった水草からは泡が次々と現れては消えていく、高校二年の次女は「本当に酸素が生まれてる」といいながらいつまでも小さなボトルアクアリウムに見入っていました。

あとは、来年生まれるかもしれない子供たちのために少し大きめの水鉢を用意してあげること。できれば、外の鉢の四匹を今年中に移してあげたい・・・