紙の本
うさぎのパンってあるんですか?
2007/10/04 16:16
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
ティーンエイジャーの繊細な心の動きを
かわいらしくふわふわと描いています。
おそらく神戸の街が舞台。
継母のミドリさんと暮らす優子は高校1年生。
3歳から育ててもらっている継母とは
とても気が合い、血の繋がっている父親よりも
ずっと仲がいい。
ミドリさんにつらくあたる祖母にも反発心を抱いています。
優子には夏休みに家庭教師の美和がやってきます。
美和もまたふわふわとした女性なのですが
外見とは違い、頭がよく、教え方もうまかった。
なにより優子と気があっています。
後半、死んだ母親聡子が美和にとりつき
びっくりさせられます。
大人の思惑を知ったり、富田くんとの恋を経験したり。
優子の心にしっかりとしたなにかを残していく。
富田くんとの気持ちのすれ違いがうまい。
また美和とその恋人の村上との会話もいい。
軽い小説が好きな人にはおすすめ。
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第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作。
15歳の優子のほのぼのした生活を描いた物語。家庭教師の先生、死んでしまったお母さん、優子が好きな男の子。どのやりとりもやっぱりほのぼの。表紙がとてもかわいらしい。
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かわいい。高校にあがったばかりの優子と、その友達や家庭教師、義理の母親など、彼女を取り巻く人々。気になる男の子と、二人共通の好物「パン」。ほのぼのとした日常を描く。ジブリアニメにしてもいけそうなかんじがした。(2007.08)
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とても可愛い、そしてほんのり優しい
ほのぼのしててとても好きです。
優子ちゃんと富田君の話す様子が可愛かった♪
凄く丁寧な言葉で書き表してあり、読んでる方も優しい気持ちになれる。
引き込まれていくのが読んでいて自分でも分かりました。
凄く自分好みの作品でした:)
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優子はパンが大好き。パン屋の父をもつ富田くんと出会い、様々な店のパンを食べ歩く放課後。
そしてある日、死んだはずの実の母親・聡子が家庭教師・美和ちゃんの体を借りて現れて・・・。
けんかした富田くんが仲直りに作ってくれたのは、優子が探していた幼い記憶、うさぎパン。
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焼きたてのパンを頬張るような、ほんわか優しい物語。同級生の男の子との淡い恋模様も微笑ましいのですが、母と娘のちょっと不思議な物語だと思いました。読んでいてほっこりした気持ちになれます。
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高校一年生の優子と、彼女をとりまく人々とのほっこりとした日常を描く、
なごみ系の物語。
新しい友だち、初めてのボーイフレンド、義理の母親、家庭教師の美和ちゃん。
いろんな人たちとの出会いのなかで、恋について、家族について考え、
少しずつ世界を広げていく優子。
そしてある日・・・。
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パンが大好きな優子は継母のミドリさんと暮らしている。高校に入って、同じクラスの富田くん、そして家庭教師の美和ちゃんと出逢う。そしてある日、死んだはずの母親・聡子が優子の前に現れた―――。
優子を取り巻く日々が、優しくゆるやかに描かれている。だけど、ただ淡々としているんじゃなくて、言葉の節々に惹きつけられるものがあります。心があたたかくなる、そんなお話です**゜
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装丁がかわいいし、パンが食べたくなる!!!
私の小さい頃はアンパンマンの顔したクリームパン(!)があったなぁなんて思い出したりしました。
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のほほーんとしていらっしゃる 和やかに面白いですねー! たまには息抜きでこんな本を読んでみるのもいいですねー でもあっさりとしてて内容があんまり記憶に残らない笑
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ほのぼの系の物語。
優子の家庭教師、美和ちゃんとパン好きの友人富田君。
進路をからめてのやりとりで富田君とけんかしてしまう。高校時代に好きな人に出会えるのは幸せよ、と聡子は言う。
仲直りの印に富田君が焼いたうさぎパンはおいしそうだ。
作成日時 2007年11月03日 13:10
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「ひとを好きになるのは、どうしようもないことなの」(本編より)
昨年の、第二回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作品。
ずっとずっと読みたくて、ようやく探し当てた一冊。
「すき」が増えていくのは、きっとしあわせなことで、それは私たちの毎日に彩りを添えてくれているんじゃないだろうか。
物質的な「量」であったり、あるいは精神的な「大きさ」であったり、それのかたちやなんかは人それぞれではあるけれど。
そして、それがしあわせなんだって気付けることが、素敵なんだと思う。
読了後、無性に誰かをすきになりたくなります。笑
BGM:JOY/YUKI
しゃくしゃく余裕でくらしたーい。
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図書館で読んだもの。すごく面白かった。聡子と優子との会話の中で感動した所がちょこちょこ。優子と富田くんの会話などがすごく良い。美和さんと村上さんとのダブルデートも素敵だった!この本は実に"かわいい"。タイトルにも惹かれたし、文体にも惹かれた。読むのが楽しくって短時間で読破しちゃった。今度、購入してみようかな。
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内容紹介
第2回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作!
高校一年生の優子と、彼女をとりまく人々とのほっこりとした日常を描く、なごみ系の物語。
新しい友だち、初めてのボーイフレンド、義理の母親、家庭教師の美和ちゃん。
いろんな人たちとの出会いのなかで、恋について、家族について考え、少しずつ世界を広げていく優子。
そしてある日、死んだはずの実の母親・聡子が優子の前に現れて・・・。
2008.8
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パン好きという共通の嗜好から気になりだした男の子、仲のよい義理の母、話の分かる家庭教師…
高校一年生の女の子の、恋と日常を淡く描いたやさしいお話。
心がほっこりあたたかくなった。
装丁もぴったりで、とくに見返し部分がパン屋の紙袋のよう…おなかが鳴るう。