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友也が見つけた奇妙な商店街。そこでは、好きな夢を見られる枕や、歌が上手くなる飴や、不思議なものが売っている店ばかりだった。ただし、お金では買えず、物々交換でしか買えない。交換するものは、別に自分の嫌いなものでもかまわない。友也は友だちの楓、メイ、秀夫とともにもう一度商店街に行き、それぞれ物々交換で商品を手に入れたが…
一見上手い話で、しかも嫌いなものと交換できるとなったら、喜んで子どもは交換しちゃう。その心理を逆手にとって、上手い話には裏があり、そして楽をすれば…と、ちょっと教訓じみていますが、内容はわかりやすく読みやすく、子どもの興味をそそる話になっているので手に取られやすいかな?読まない子に進めたい本。
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子供達が迷い込んだ真夜中の商店街。商店街と言うからにはもちろん商品がある。しかし引き換えにするのは通貨でなく…。
子供達が引き換えにしたものは例えば、嫌いなニンジン、ピーマン。子供らしいですね~。ママの小言。うん、わかる気がする。ぼけたばあちゃん。…いいのか?
一時は良かったんですが、だんだん事の重大さに気づき始めるんです。あれ、おかしいぞ。何かが歪んでるぞ、って。さてさて、無事に返品できるでしょうか。
藤木稟氏といえばホラーなミステリーのイメージがありましたが、本作も裏切られることはありませんでした。児童書なんだけど…児童書でいいの?って思うくらい、考えさせられる内容でした。
児童書じゃなかったら、落ちるところまで落とされていたんだろうな。
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夏休みなかば、友也が仲良しの3人に声をかけた。真夜中の商店街で、おもしろいもん売ってるぜ!友也が買ったのは風船ガム。嫌いなピーマンとひきかえに、空が飛べる風船ガムを買ったのだ。
4人は真夜中の2時に、商店街にたつ奇妙な屋台に行くことにした。そこに入るには、張り子のお面をつけなくてはいけない。
塾と引き替えに天才ペン(テストで満点がとれるペン)を買った秀夫。
ママの小言と引き替えに小さな猿(本当は妖怪)を買った楓。
人参と引き替えに夢に引きずりこまれるくらい面白いゲームを買った友也。
ボケたおばあちゃんと引き替えに月のペンダントを買ったメイ。
4人はいいものを買ったつもりだったが、困ったこともおきてきて・・・。
4人は商品を返して、もとの生活に戻ることができるのか。
ちょっと怖い話が好きな高学年向け
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この本のおすすめポイントは、小学生がどこかの商店街に行ったことから始まり、その友達の三人もいっしょにいくと、不思議なことが始まるというところです。