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コネ入社した大手出版社の経理部で働く30歳の高遠寧々。
寧々は仕事に責任とプライドと持ってこなしているが、コネ入社ということにコンプレックスを抱いている。 そんな彼女のひそやかな趣味は、Nゲージで模型作り。
さまざまなトラブルの中で、模型作りを通して自分を見つめなおしてゆく寧々。
リアルアラサーという感じで親しみを持て、とても読みやすかった。
ちょっと癖のある彼女が真摯に現状と対峙し模索してゆく姿には、自然と好感が持てました。
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経理部女子のちょこっとミステリーで面白いから読んでみ、と勧められました。会社や一人暮らしの家で 疲れ気味なもんで、出来事いろいろに巻き込まれ迷惑しつつも、友だちの弥々と仲良くやっていってる主人公の寧々に嫉妬したりしました。 でもこれってこの本に刺激を受けてるってこと? 本と対話しながら読めるくらい近しい存在になれる、そんなOL日常+αの話でした。
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「ワーキングガール・ウォーズ」の姉妹編ということで期待して読み始めたものの……なにか違う。私の求めていたものはこれじゃなーい!
コネ入社、自称ブス、28歳、独身彼氏なし、模型作りが趣味と前作の主人公よりはよっぽど自分に近いのに、夢中になれない。妙に人間関係が生ぬるく、坂木司が独身OLものを描いたような違和感がある。
コネ入社でそれなりの給与を貰っていて、経理という単調そうだけど安定した仕事をしている主人公が妬ましいのかも。とも考えたが、それも違う。うーん、もやもやする。
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私、柴田さんのこと男性の方と思ってたのですが女性の方なのですね!
びっくりでした〜前に読んだ「水底の森」を読んでて、
なんでか男性の方と思ってしまったのですよね。。びっくりでした。
それはいいのですが、寧々と弥々さんと言うなんとも古風な名前の持ち主達が、
会社という組織の中で右往左往しながらも自分の進むべき道を探してく。
そんなストーリー。ミステリーあり、恋愛あり、楽しく読めました。
寧々さんのフィギアの腕は読んでてもすごい臨場感が伝わってきて見たい!
と思ってしまいました。これぞ本当のヲタク???なんて
でも、ひとつの事に夢中になれていつの間にか朝になってるなんて素敵です。
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ワーキングガールウォーズの人だ!と思って借りた。
タイトルのセンスはないけど話は良かった。
働く女性なら共感できると思う。
仕事と割り切れば、と思うけど、人生の大半を過ごす会社だからこそ
人間関係も良好であってほしい。
うまくいかなくても、働き続ける中でちょうどいい距離感を見つけられたらいいな。
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久々の柴田よしきさん。前回「ワーキングガール・ウォーズ 」を読んで、また読んでみたいなあと思ってたので図書館で借りてきた。共感するところが多かったなあ。うん、分かる分かるって思いながら読みました。仕事って、会社って、なんだろうってよく考える。一日の中で一番多くの時間を過ごす場所が会社っていうところ。その箱の中で一緒に過ごす人たちとも、一日の中で一番多くの時間を過ごす。その場所を、人間関係を、割り切って過ごすことってできるのかな。やっぱり、過ごすからには、良い時間にしたいって思うし、それなりにきちんと、充実した時間にしたいって思うし。なんか、この寧々の葛藤がすごく分かるなあと思った。縁ね。確かにそう思う。
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働く女性のリアルな日常と本音を描いたワーキングガール・ストーリー。高遠寧々、二十八歳、勤め先は大手出版社経理部勤務、就職氷河期に遠い親戚がオーナー一族と繋がるコネ入社が引け目で、容姿も良くなく彼氏無し。気の合う同期仲間弥々も田舎の書店チェーンのお嬢様で地元の政治家のコネ入社、会社では仲良しでもプライベートは別行動、オタクな模型作成の趣味もあるし、一人暮らしも満喫中。でも、そんな平凡な日々にも、不倫、パワハラ、社内イジメなどなど、いろんな事件は潜んでて、「やってられない」はっきり言って不満だらけです。
婚期を逃した普通のOL寧々と弥々の会話が、テンポよく進み、ちょっことした謎も解けていく、面白く読めました。
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文庫本が家にあったはずだが見当たらず、図書館で借りて再読。
ちょっとオタクの普通女子だけど、うんうんとなる場面は多々あり。
どこもやっぱり同じだよな~。
やってられない。
けど、自分の気持ち次第なのだ。
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私は自分を知っている。こんなでっかい会社を一歩出て社会の荒波に飛び込んだら、あっという間に溺れてドザエモンになってしまう。だからしがみついてやる。
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翔子お姉さんや主人公の独白が胸をえぐる。
劇的な救いがないのがまたリアル。
親友とも疎遠になるのもリアルだったなー
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久しぶりに再読。この人はコンプレックス抱えた妙齢の女子を描くのがうまい!ウジウジさ加減も、黒さ加減もリアル。でも嫌な気持ちのままでは終わらない。そこが好き。
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大手出版社の経理部で働く28歳のOL寧々と、会社、それを取り巻く人々の話。
すごく好きでした。
以前読んだ『風のベーコンサンド…』の著者だと気付いたのは、読み終わってから。
社内に、不倫、パワハラ、いじめがあったり、隣人が物に依存する病を持った人だったり、ちょっとダークな展開が多いのですが、寧々のキャラのせいかさらりと読ませます。
寧々と弥々の関係がいいです。
あっさりとした友情で繋がっているようで、お互いを本当に理解している感じがとにかくいい。
『小さな偶然が重なって人は知り合う。』
寧々の作る、偶然一緒に働くことになった人たちが集った社屋のミニチュア、是非見てみたいものです。
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コネ入社したOLの日常話。
コネ入社したことで周りの目に悩みながら仕事をする毎日の中で少しずつ自分の生き方を探していく。
読みやすかったけど・・盛り上がりに欠ける内容でした。
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ワーキングガール・ウォーズを読んでから読みました。
そういえば昔の会社生活はこんな感じだったかも。ある意味ちょっと緩めのセキュリティと温かい人間関係。
働く人自身はあまり変わっていないのかもしれませんが、なんかギスギスしているのよね。
癒される本でした。