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名作「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品っぽい感じです。
12人が密室の地下に入ると、12体のインディアン人形が机の上に置かれています。大抵の読者はここで、連続殺人がおこり「誰もいなくなるのだろう」と予測がつくと思うのですが、その“いなくなり方”の描写が面白く、どんどん読み進めてしまいます。
ただ、結論(=動機)に説得力が全くないのが残念。
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高額のアルバイト募集の公告につられて集まった12人の男女.その地下の屋敷にはそれぞれに凶器となる物が与えられていた.そして次々と死んで行く.犯人はわかるが,この「実験」の企画者などなぞは残される.
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無作為に集められたようなアルバイト12人。クローズドサークルでの生存をかけた7日間。面白くて一気に読めた。ただ、このゲーム(実験)の意図が不明。
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ロジックが雑な感じあり。でも、この作者の書く登場人物が好き+クローズド・サークル好きなので楽しくイッキ読み。
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○2009/12/02
面白かった。けど最後まで読んでみるとなんだかな、な気がして星の数が3つになった。なんだろな。設定づけの弱い部分があったからかな。
掴みと事の起こりかたと結城くんの冷静な状況描写とラストはぐいぐい系でよい。そして好き。だけど登場人物のキャラか、だらっとした印象。あと思い返せば謎のままな部分もけっこうあるのが消化不良か。
あとラノベ的なような、ミステリの定番のような微妙な立ち位置の登場人物たちすぎて、意識をどっちに持っていけばいいかと。間っていうのもなんか違うし。
タイトルの語源のインサイト・ミルの意味がなかなか面白い。こういう言葉遊びが楽しいセンスってうらやましい。
とりあえず、誤植のような時給とか、ボーナスの設定とかは面白い。こういう人の悪意を試すようなのたまらんね。
前々から思っていたけども、やっぱりポーとか超有名どころの推理小説は最低限いくつか読んでおかなくちゃなぁと思った。どれからいくかなー。
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破格のバイト料をもらえる怪しいバイト。
ちょっと簡単に人が死にすぎてしまうのが 気になりましたが
先に先に読み進める本でした。
( ・_ゝ・)<心には残らん
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「あいにく、空気の読めないミステリ読みだから。・・・・・・わかるんだ」
うぅーーーーーん・・・・・・
どうしても、金田一や、ここで言われているクローズドサークルの代表、クリスティなどを思い出し、どうもしっくりこなかった。
へたれだとおもっていた主人公が謎解き始めるだなんて、まさに金田一?
ヒロインはロボット?
閉所が苦手なので、ますますダメダメだったのでした。
ていうか、表紙、イメージ違いすぎるよねぇ・・・
【12/18初読・初読・市立図書館】
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破格の時給に
何をするかもわからず申し込んだバイト。
集められた洋館で殺人ゲームが始まる。
登場人物多すぎてキャラが描けてないし
終わりまで驚きもスリルもワクワクも感動もなく冗長。
【図書館・初読・12/21読了】
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時給11万2千円。
とんでもない金額のアルバイトは、とんでもない内容。
登場人物たちはどういう目的かも不明な実験に参加する。
想像を絶するであろう緊張感の中、最長7日間
暗鬼館と名付けられた地下施設でモニターされながらの
生活を送る。
こういう趣向の作品を読んだのは初めてだけれど、けっこう
好きかもしれない。殺人や心理の話なんだけれど、残酷な
だけじゃない。読み始めたら、引き込まれて続きが気になって
仕方がなかった。
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型どおりのクローズド・サークルなのに、どこか奇妙。結城の外しっぷりが好きすぎる。どうしてもわからないのが報酬の件。監獄に入ると時給780円なのに何故あの額なんだろ・・・わからない・・・。
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うわああ、この館には絶対に泊まりたくない!!! めちゃめちゃ嫌な造りだなあ。隅々まで行き届いた細かな配慮(?)にもの凄い悪意を感じますね。「暗鬼館」という名前も禍々しくって嫌だー。
数々のにやりとする部分もあって、ミステリファンには楽しい作品ですが。「空気の読めないミステリ読み」……わはは。けっこう皮肉だ。
犯人探し謎解きも面白かったですが。ラストがちょっと分かりにくいかも。ま、面白さを語る上ではさしたる障害になりませんけどね。
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映画化されるそうなので、さっそく再読してみました。そろそろ文庫化して欲しいですね。
さて、米澤穂信さんの第九作『インシテミル』。「淫する」とは、「度が過ぎる。度を過ごして熱中する。ふける」ということ。まさしく、米澤さんが「本格ミステリ」に淫してみた作品です。なので、私たちも淫して本書を読むことにしましょう。
米澤穂信=日常の謎・青春ミステリという印象が強い方は、本書にご注意してください。テイストはラノベっぽいですが、人が殺される小説です。ばしばし殺されます。思ったより殺伐としてます。
【登場人物】印象的なのは、なかなか曲者な主人公。頭は良いのに、なんか楽天過ぎます。それと、その主人公を振り回すお嬢さん、謎です。大概の米澤作品に流れる「主人公は事件に勝って女性に負ける」構図が、本書でも該当してると思います。また、そのお嬢さんと同じく、その他の登場人物を覚えるのが大変でした。記憶に残る前に殺されるのは、むなしい事この上ない。
【終盤】犯人の動機は、まあなるほど。あの推理の過程ですが、積極的に紙に書いたりして確かめませんでした。個人的には苦手です(笑)。
最後に。本書は、米澤さんが「本格ミステリを書くなら一度はクローズドサークルに挑戦しなければ」という気持ちで、大学卒業間際に作ったプロットを形にしたものです。確かに米澤さんには青春ミステリも書き続けてほしいですが、またいつか殺人事件を扱った本格ミステリも書いてほしい、そう思いました。
(百石)
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オチはもうちょっと考えて欲しかったけど、
トリックやキャラはものすごく引き込まれました。
こういうの大好き。
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他人ばかりの館の中で、いきなり「十戒」や凶器が用意されて、次々に人が殺されていって…あんな状況の中での鍵の掛からない部屋って、かなり怖いですよね。相手が飛び道具だったらどうにもならないじゃないですか。ねぇ。後半からはページを捲る手が止まらなくて、一気読みでした。ただ、後味は何だかスッキリしない感じです。このまま続編とか出せそうですね。
いつもの“日常の謎”系の米澤作品とは違う雰囲気が楽しめる作品。クローズドサークルもの、館ものがお好きな方にもオススメです!
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この表紙からはイメージ出来ない、思い切りクローズド・サークルのミステリー。
本格ミステリーマニア向けの”くすぐり”を意識してたくさん使っているらしく、確かにくすぐられました(笑)
まあ突っ込みどころは満載ですけど、ミステリー好きは楽しめるでしょう。
オ・ス・ス・メ!!
”モニター募集 時給1120百円”
「人文科学的な実験」と称した誤植のような時給の1週間のモニター募集の求人広告に応募した12人が、地下の実験施設で疑心暗鬼から殺人と探偵ごっこに関わっていくと言うもので、序盤は、登場人物を把握するのに苦労しましたが、この人の作品らしくキャラが立ってるのでそれも程なく解決、だんだん作品に引き込まれて行きました!
この人の代表作「氷菓」「愚者のエンドロール」など古典シリーズは「日常の謎」っぽいものがミステリーの題材が多いんだけど(ちなみにそっちも面白いです)、これは紛れも無く「本格モノ」です。
ちなみに英字タイトルは
"THE INCITE MILL"
INCITE=引き起こす、煽動する、刺激する
MILL=工場、水車場、施設、製粉機・・・留置場という俗語もあります。