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開始:20070923、完了:20070923
デザイナーの視点からみたものの考え方。基本的には、「整理」することで、アイデアが生まれるというものだ。ものごとの本質に迫るための思考法といえる。取り組んだプロジェクトの内容が身近なものであり、普段感じる表面的な部分とは別のその背後にある本質的な部分を本書を読むことで知ることができる。面白い。以下メモ。「本質的問題解決。」「商品価値が本当にない場合、本当はいいものなのに商品のよさが正確に伝わっていない」「答えはいつも自分ではなく相手の中にある」「現状把握の難しさ」「本質的な問題が見えないまま、その場しのぎの対処がなされている場合が多い、なぜか最初からディテールやプレゼンを通す方法の話ばかり」「1状況把握、2視点導入、3課題設定」「何が原因なのか何が本質的な問題なのかがわからない」「すごく好きか、まぁまぁか、大嫌いか、微妙なニュアンスの違い」「問題の本質、取り除くべきネガティブな点、埋もれてしまった誇るべき点」「課題が見つかれば問題の半分は解決する」「空間の整理ずつ、情報の整理術、思考の整理術」「極限までしぼってみる」「手ぶらの日」「捨てるためにプライオリティ、今日必要、3日後必要、1週間後必要」「定位置」「3〜8人以上の部下はマネージできない」「大切なのは相手の心の赤にブランドイメージを建築」「ビジョン=あるべき姿」「神の視点に立つがごとくみる」「自分の思いこみをまず捨てる」「見方を変えればマイナスもプラスになる」「迷ったら具体的なシーンを思い浮かべる」「相手に自分の考えを伝えるのはすごく難しい」「仮説をぶつけて相手の思いを確認」「相手の中に答えはある、自分の中にも答えはある」「リアリティがなければ問題意識は生まれない=共感、他人事を自分事にする」「無駄を徹底的に排除」「CIはいじりまわした感があるとダメ」「視点をひいて客観視、思い込みを捨てる、多面的にみる、自分や相手の考えを言語化、仮説をたてる、他人事を自分事」
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佐藤氏の整理が徹底していることはNHKのプロフェッショナルで見ていたが、その整理におけるプロセスがここまで仕事にリンクしているとは思っていなかった。ものを捨てることが「とりあえず」との戦い、という話には大いに共感した。
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整理しよう、という気にさせてくれた。
自分をかえてくれる本になりそう。
整理を強制するのではなく、「やってみたら?」っていうスタンスが私にはありがたかった。
これで自分がかわれたら1500円以上の価値があると思う。
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物事の本質。それを見抜くことが必要なのは、どんな仕事でも同じ。でも、それが端的に顕れる仕事って、憧憬。デザインに心惹かれるのは、そんなことからか。
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「整理術」を通してビジネスにおける「問題解決法」まで言及しています。
どこの職場でもそうだと思いますが、常日頃、机上や引き出しの整理ができている人は仕事が出来る人(問題解決能力にたけている人)の必要十分条件ですね。
私もそんな人たちを見習って、常に整理整頓を心がけていきます・・・。
(2008/1/4読了)
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スッキリ爽快!
とてもいい本に出会いました。
すっかりこの本の影響で読後はひたすら整理!整理!
デスク周りからPCの中から…
とにかく面倒臭がって後まわしにばかりしていた怠惰な日々とは
おさらばしたいです。
「プライオリティをつける」「多角的に/客観的にとらえ、本質以外を削ぎ落とす」
「使ったらすぐ元の場所へ」「その場で片付ける」…当たり前のことだけど、
それが肝要だってことを改めて気づかせてくれました。感謝!
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思考の整理の話がおもしろい。
人は言葉に支配されているのだと改めて思った。
頭の中は言葉にされて始めて情報化される。
情報化することの意識化をはかる訓練をしようと思った。
この本で整理するのは、3つ。
空間、情報、思考。一直線上にある。
内容はとても分かりやすい。
時間的にもすぐ読める。
おすすめ。
特に人とコミュニケーション、創造する職に就く人。学生。
とても役に立つと思う。
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アートディレクター佐藤 可士和さんの整理についての本
アートディレクターはアーティストというよりは顧客と話し合うことで顧客の中にある問題を言語化し、解決させる総合的な仕事である。医者の問診のような仕事と彼はいいます。
その内容は商品の開発、デザイン、イメージの提案など様々
そんな佐藤さんの仕事をする上での秘訣が
『整理』
です。
本書は整理をテーマにした本
『空間』の整理
整理をするにはプライオリティーをつける
『情報』の整理
プライオリティーをつけるには視点の導入が不可欠
『思考』の整理
視点を導入するためにはまず思考の習慣化を
の三段階を軸に彼は仕事をしている。
整理をしないことはその場しのぎの対処をしていることと同義であり、それは真の意味で問題解決に至らない。そこで組織的な整理をすることを彼は心がけており、彼のサムライでもそれを徹底している。
彼の仕事は顧客との対話により問題点をあぶり出し、その問題点に視点を与えることによりその解決策を提案する。そのための3段階が上記
これはよくいうコンサルなんかで言われるWhy→So Whatの思考であると思った。彼はそれを整理という視点から行動しているようです。
彼の最後の言葉にあるように答えは必ず目の前にある!というのをどの事例からも学ぶことができます。非常に勉強になる。この視点を自分も応用していきたいと思いました。
佐藤さんの仕事は以下のようなものがある
DoCoMoの携帯、発泡酒、ユニクロ、病院、美術館のロゴ大学のイメージとロゴ、今治のタオル(地域のブランディング)、ホンダなどなど
これらの仕事をどのように行ってきたのかを見るだけでも非常に面白いです。
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可士和本人が趣味だと自認する「整理」。
この「整理」を仕事術から、思考、デザイン、アートディレクションに至るまで展開させる。
その一貫した論理は正に「整理」された”デザイン”。アートディレクションに留まらず、様々なシーンで応用可能な本質的な考え方だ。
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スイスのオフィス家具 USM社 ハラーシステムというモジュラーファニチャー 千里リハビリテーション病院のデザイン http://kashiwasato.com/
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2008.2.15読了 整理術というと、専ら空間が対象と思っていたが、著者は空間から始まり情報・思考へと展開させ、しかもオファーを受けた実例を紹介しているので、説得力がある。特に思考の項では、先ず問診をし、それから仮説を立ててぶつけ、本質に迫っていく手順が参考になった。
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どのように発想を得るか、というところがすごく参考になりました。顧客のニーズをどうやって「引き出す」か。コーチングに通じるところがあります。
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「視点の導入、定期的にアップデート、自分や相手の考えを言語化しえみる、他人事を自分事にして考える、整理と問題解決は同じベクトルでつながっている」 2008/2
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整理の重要性がこの本を通してわかりました。そして、自分の部屋も実際に整理もしました。『空間』『情報』『思考』それぞれの整理方法が、体験を通して書かれています。理論ではなく、経験からかかれているのでわかりやすいです。
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時代の寵児である人気デザイナーによる整理方法紹介かと思って本を開いたら違うよ。著者の思考方法は「整理」が重要なポイント、情報・思考へと展開させる方法論として「整理」の発想を導引する。具体的に著者の携わったプロジェクトを紹介するページは説得力がある。デザインするとはクライアントの想いを顕在化させること、自身が俯瞰する当事者として本質に迫る方法が整理なのだと、可士和流マーケティングを展開していて興味深い。