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◆会社を辞める若者の「やめる理由のホンネを知りたい」ということから企画され、20代の社員1000人に、仕事観、会社への不満、上司への期待といったことを調査。「3年3割」の問題を、若者がひとりでにわがままになった結果として起きたものとして捉えるのではなく、 10年に渡る景気低迷期に経営の内部に起きた変化が若者の意識に作用して発生した、と捉えている。あくまでも現状を描き出すことがこの本の趣旨なので、問題に対しての対応策や成功実例などあまり記述がない。若手社員の価値基準や思考を理解するための本。
◇会社を辞めていなくても、いつ辞めても不思議ではないような意識でいる
◇「自分が成長すること」には実に貪欲で、「早く戦力になって結果を出したい」と「成長実感」を激しく求めている
◇入社前とのミスマッチについては、企業が学生に対して極力、本当の仕事像を伝えるべき、としか言いようがない。やりがいや社会に対する貢献内容に加えて、やりがいと表裏一体の関係にある仕事の厳しさや試練について、企業がどこまで語れるかどうか
◇給料、仕事のきつさ、成長実感なし、が三大不満
◇結果がどうあれ、自分の力を試すことができたときに、成長実感が得られると思っている若者が多い
◇「しつこいとウザイ。でも適度にかまってほしい」というのが、多くの若者に共通する感覚
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お借りした本!!
基本は40代ミドル向け。
だけど転職傾向の「若手」世代こそ
読むべきだなと思いました。
「すべての仕事上の問題は
コミュニケーション不足が原因」
某団体で散々教わったことが
現状の雇用環境分析と個人に焦点を当てた
事例紹介を中心に書かれてます。
さくさく読みやすい!
3行要約すると、
「●ミドル側は若手の育った環境を理解して適切な
コミュニケーションをとること。
●若手側は3年は絶対にやめないこと!!」
ってかんじ。
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2007年に刊行された本であるため、リーマンショック後の現在、2010年には少しかみ合わないところがある。
が、私のOJTの上司が40代前半というミドル世代だし、私も社会人1年目のペーペーとして、共感することは多々あった。
「今の若い人は全てのことに説明を求める」とあったが、私もよく疑問に思ったことは説明を求める。
むしろ、今までは説明を求められなかったんだ、と驚き。
うやむやにするのが気持ち悪くないのか。
こういうところで、ジェネレーションギャップが起こり、コミュニケーションが取りにくくなってしまうのでしょうね。
「急いで成長しようとしている」というところも共感。
のんびり気長に成長しようとは思っていない。
40代ミドルの言い分もなんとなく分かったし、ためにはなったかな。
3年はだまって仕事しろ、か。
難しいな。
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◆会社を辞める若者の「やめる理由のホンネを知りたい」ということから企画され、20代の社員1000人に、仕事観、会社への不満、上司への期待といったことを調査。「3年3割」の問題を、若者がひとりでにわがままになった結果として起きたものとして捉えるのではなく、 10年に渡る景気低迷期に経営の内部に起きた変化が若者の意識に作用して発生した、と捉えている。あくまでも現状を描き出すことがこの本の趣旨なので、問題に対しての対応策や成功実例などあまり記述がない。若手社員の価値基準や思考を理解するための本。
◇会社を辞めていなくても、いつ辞めても不思議ではないような意識でいる
◇「自分が成長すること」には実に貪欲で、「早く戦力になって結果を出したい」と「成長実感」を激しく求めている
◇入社前とのミスマッチについては、企業が学生に対して極力、本当の仕事像を伝えるべき、としか言いようがない。やりがいや社会に対する貢献内容に加えて、やりがいと表裏一体の関係にある仕事の厳しさや試練について、企業がどこまで語れるかどうか
◇給料、仕事のきつさ、成長実感なし、が三大不満
◇結果がどうあれ、自分の力を試すことができたときに、成長実感が得られると思っている若者が多い
◇「しつこいとウザイ。でも適度にかまってほしい」というのが、多くの若者に共通する感覚
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数年前、企業が新卒採用を大幅に増加させていた時の本。バブルとその後の氷河期を経ても企業は全く学習できていないことがこの本と現在の状況を見て分かる。人材登用、しかも新卒採用は企業にとって最も長期的視野を必要とする領域の一つのはずで、多少の変動はあれど基本的には目前の景況に左右されるべきではないはず。日本企業の横並び体質、前例体質は大きな何かが無いと変わらないのか。
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40代前後の管理職や人事担当向けに書かれている。
入社3年以内に30%が辞める現状を若者の考えをまとめながら解説。辞める原因とミドルが取るべき行動について書かれている。
優秀層のドライな考え方や、必要最低限努力なしで辞める若者の原因のひとつとして上司による仕事に対する説明不足であること等を述べている。
自分は若者の部類に入るためか日ごろ思っていることがそのまま書かれており、同世代の人間は同種の考えをもっていると感じた。
インタビュー対象は若手優秀者の考えをまとめたものが多く、自分と対比することで現状のキャリアレベルとこれからの自分を考えさせられた。