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とにかく面白かった!(^^)!警察小説ってある意味定番の流れがありますが、本書の展開は時折どの視点からなのか?になってしまうほど、多面的な展開でした。在日朝鮮人を軸に、公安警察、刑事警察、北朝鮮、中国、アメリカと最後の最後までどう繋がるのか、ワク×2しながら読めました。誉田哲也といえば、ストロベリーナイトやジウが有名ですが、個人的には本書がベストです(^^)/
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「ジウ」シリーズで活躍した捜査一課の東警部補が活躍します。
新宿にある在日朝鮮人の会社社長が殺害され、帳場に詰めた東警部補。
その会社には公安のマークが付いていた。
北朝鮮への送金疑惑を調査していた公安だが、事態は北朝鮮体制転覆を目論むグループの存在が見えてくる。
祖国への感情に揺れる殺害された会社社長の弟・在日3世の青年がキーマンとなり、テーマは大きく膨らんでいく。
革命を目論むグループが持ち出した秘密兵器をめぐって、舞台は国境近くの対馬へと舞台が移っていく。
裏で革命のシナリオを書いていたのは・・・
公安という正体の分からない警察機構のミステリアスな感じがよく出ていたと思います。
国益を守るためなら何でもありなのかという気もしますが、国交の難しさもよく表現されていると思います。
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国防を巡って繰り広げられる暗闘
相変わらずテンポ良く読ませるが、ストーリーの大きさの割に最後はこじんまりと終了。小説では悪者として登場しがちな公安の血の通った姿を描く視点には好感が持てる。
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よく考えてみたら、これまで誉田作品は女性メインのものばかり読んでいたかも。ちょっと新鮮。
相変わらずガツンとくるテーマ。やっぱり「がらっとひっくり返そう」という思想はあらゆるところで生まれ続けるのだろうか。
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誉田哲也さんの生み出したもうひとりの刑事とも言うべき東警部補のお話
東のキャラクターが物語の核となっているような
公安警察の葛藤のようなものも落とし込まれてる気がする
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安定な警察小説。快調に読んだ。東刑事のキャラと行動、こういう小説の主人公に正しいと思う。
2007年の小説だけれど、今、北朝鮮はハッキング、サイバー攻撃でミサイル製作の資金源を得ている。事実は小説よりずっとずっと奇なりだなと改めて思い知らされる。