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何だか随分,偉くなっちゃって〜阿骨打の許で幻王と称していた楊令が梁山泊の残党と意を通じ,金軍の名で遼を攻めた。江南では呉用が身を投じた方朧の度人の教えが勢力を持ち,宋の正規軍を圧倒し始めた。北と南に敵を抱えた宋は,両方面への出兵を禁軍に命じたが,燕雲十六州では耶律大石が自立の道を模索する〜ディテールや人物描写に懲り過ぎていて,名もない人物は虫けらの様に用済みにする・・・ま,大曲は描けているのだが・・・楊令を神のように描いて,岳飛は将来芽が出そうな徒者では若者として描いている。ちょいと,あざとい
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ついに替天の旗が掲げられる!呉用がどうなるかちょっと心配になったり、王母の体調は大丈夫かと思わず心配したり、相変わらずキャラが生きてます。
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遼の打倒を目指す金と、燕雲十六州の奪回を望む宋。
共通の敵を持つ両国は「海上の盟」を結ぶ。
金軍を率いるのは、幻王・楊令!
江南では方臘の乱が本格化し、軍師となった呉用は徐々に方臘に惹かれてゆく。
そして王進のもとにいた張平と花飛麟は大きく成長し、梁山泊の戦いに身を投じる。
宋は禁軍元帥・童貫が再び動き、南北同事の戦いが始まる。
ニン、トン♪
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呉用の理解を超えていた方臘。
『「理屈など、男が思うさま生きた後をなぞるように、後ろからついてくるものだ」』
郝瑾と荀響の、李媛への三角関係を挟み、
王母と楊令の今生の別れ。
『王母が、かすかに頷いた。「おまえは、なにも失っていません。心の中に、悲しみ苦しみを押し込めたのでしょうが、なにも失ってないのです。私は、安心しました。』
楊家将からの歴史。
楊令と(未だ名前しか出てきていない)蕭珪材が、吹毛剣と護国の剣で、立ち会うことがあるのでしょうか。
張横が張平を迎えにいきます。
『気づくと張平を抱きしめていた。・・・『迎えに来たぞ。この父が、迎えに来た。』」
そして、
『「これより、梁山泊の頭領となる。すべての同志を、わが血肉としよう、わが心としよう、わが命としよう。そして、宋と闘おう。
かつての戦で死んでいった、ひとりの同志の血も、無駄にはすまい。一度だけ、ここで頼む。ともに、闘ってくれ。」』
『「宋江殿より託されたこの旗は、聚義庁の入口に掲げる。長く、苦しい闘いが続く。その闘いの全てを、この旗が見守るのだろう。
この旗にむかって、恥じることなき、自分であろう、と私は思う。」』
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<図書館で借りる>
方臘の宗教組織が進軍するシーンの描写は奇怪で、思わず想像してしまいました。。
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★2009年86冊目読了『楊令伝3 盤紆の章』北方謙三著 評価B+
楊令伝も3冊目。ようやく、このシリーズの人物が揃い、動き始めて面白くなってきた。楊令は、金軍とともに北で遼軍を打ち破り、梁山泊を再建する。一方、南では方臘の宗教集団が百万人の叛乱軍となって、宋の禁軍(皇帝軍)と対峙し、その間隙を縫って青蓮寺の聞煥章が遼の耶律大石と密談をして、燕雲十六州に新しい国を建てる密談を行う。遼、宋が末期に至る中で様々な男たちの思いが、大きな渦を作り始める。
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2010.05.28 (39) 全体俯瞰をしながら個々の話を並列で進める。三国志もそうだったが北方の歴史物はわかり易い。歴史の参考書を書いて欲しいぐらい。
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水滸伝もそうだったが、飯を喰らうシーンが好きだ。
「干し肉」「羊の生肉」「猪肉の鍋」鹿の肋のところの肉」
実にうまそうである。
「干す」「焼く」「炙る」「塩」「香草」山椒」
「食う」「脂が拡がる」
うーむ、実にうまそうである。
俺も饅頭に鹿の脂身を揉んで炙ったものを喰ってみたいなあ。
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第三巻
楊令が遂に梁山泊棟梁として頭領して登場
金と遼の戦い、宋と金の同盟、南方の方蠟の宗教団体の蜂起、宋禁軍が北へ、南へ出動、
歴史事実とどう関連していくのか
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それほど強い印象がないまま話が進んでいくような気がするのだけれど、人と人とが結びついていく様が丁寧に描写されていて、先の展開への期待が募る。ひとりひとりが内省しながら、自分を変えていこうとしている姿も、なんだかこの巻はくっきりしているような印象を持った。
楊令が梁山泊に入り、正式に頭領となる。さあ始まるのだ、という高揚感があった。
2009/11/14
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呉用の心の動き
宋との戦いを冷静に見つめなおしてみると…
水滸伝で当たり前のようにあった熱のようなものが
楊令伝では、みなが冷静に見つめなおして志を確認しているのが感じられます。
人が人を惹きつける力ってすごい。
正義はなくても、すがる何かさえあれば、熱病にうかされてるように人はなれる。
長くは続かないけれど、そういう何かの力というのは不思議だ。
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(あらすじなど)李応の娘が攻城兵器を率い、息子は将校として加わるなど、二世が新生梁山泊に加わってくる。先の敗戦の後、酷薄さを見せるようになっていた楊令もようやく梁山泊に頭領として戻る。官軍は北と南の反乱に軍を二つに分けて出し、青蓮寺は燕を独立国として立てようと暗躍する。
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北方さん作品の中で一番好きな「楊家将」との系譜がチラと触れられているあたり、いいなあ時代のスケール感が大きくて。これまで敵方の童貫総帥のことを深みのある軍人として書いてきたように、宗教を利用した野望家方?も人間臭い人物として描き込まれている。ドンドン面白くなるぞ。
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大きな戦いが近づいてドキドキしてくる。
子午山のシーンがちょいちょいでてきた。
迎え入れた人の心を洗ってしまうこの場所が私は好きだ。
王母は何も言わずとも気持ちをくんで叱ったり諭してくれるところがいいなぁ。
途中で楊家将の話が出てきた。
私は続編の血涙をまだ読んでいない。
そこで出てくるであろうすごく大事な部分を、この楊令伝で知ってしまったみたいでショックだ。
私みたいな人は、先に血涙まで読んでから楊令伝3を読むといいかもしれない。
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いよいよ楊令が梁山泊軍の頭領として、宋江から託された替天行道の旗を掲げました
そろそろ本格的な戦いが始まりそうで、ワクワクします
子午山の場面がほっとさせます