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地頭力とは…「考える力」の基礎となるものであり、三つの思考力とベースとなる三つの力から構成される
思考力…?仮説思考力 ?フレームワーク思考力 ?抽象化思考力
ベース…?論理思考力 ?直観力 ?知的好奇心
仮説思考力…結論から考える力
フレームワーク思考力…全体から考える力
抽象化思考力…単純に考える力
■仮説思考力のポイント…?今ある情報だけで最も可能性の高い結論(仮説)を想定し、?常にそれを最終目的地として強く意識して、?情報の精度を上げながら検証を繰り返して仮説を修正しつつ最終結論に至る思考パターン
終わりから・やるべきことから・相手から・目的から考える
どんなに少ない情報からでも仮説を立てる・嘘でもいいから考える
■フレームワーク思考力のポイント…?対象とする課題の全体像を高所から俯瞰する全体俯瞰力 ?とらえた全体像を最適の切り口で切断し、断面を更に分解する分解力
?全体→部分への移動 ?切断の「切り口」の選択 ?分類(足し算の分解:狭義のフレームワーク) ?因数分解(掛け算の分解) ?ボトルネック思考
個人個人の相対座標と誰もが共通に考えられる絶対座標を意識する
■抽象化思考力のポイント…対象の最大の特徴を抽出して「単純化」「モデル化」した後に一般解を導き出して、それを再び具体化して個別解を導く思考パターン
?モデル化 ?枝葉の切捨て ?アナロジー類推:ある事象を類似のものから説明すること
抽象化の基本は共通点を探すこと
問題解決型好奇心を養うには何でも疑ってみて、よりよい解決策を考えてみる習慣をつけることが重要
「いつでも」「単純に」「短時間で」答えられるように頭の中を整理しておくことが重要
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「日本に電信柱はいくつあるか?」
地頭力とは、フェルミさんが得意とした「思考プロセス」で「結論」を導きだす力。
ポイントは「結論から」「全体から」「単純に」考えること。
シンプルなツールが好きなかた、問題解決能力を鍛えたい方におススメ。
習熟度が低いので、僕も6月は「地頭力」を鍛え直します。
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ちょっと僕の頭が悪いと思ったので、気合を入れて読んでみました。
知ってはいたけど、なかなか現実に実践するとなるとむずいと感じてしまう自分。
ここに、まとめておきます。
地頭力の基本は「結論から」「全体から」「単純に」という三つの思考力
1.仮説思考力
?いまある情報だけでもっとも可能性の高い結論を想定
?常にそれを最終目的地として強く意識
?情報の精度をあげながら検証を繰り返して仮説を修正しつつ最終結論にいたる思考パターン
ここでのポイント
?どんなに少ない情報からでも仮説を構築する姿勢
?前提条件を設定して先に進む力
?時間を決めてとにかく結論を出す力
「はじめから」でなく「終わりから」 「できること」からではなく「やるべきこと」からから 「自分」からではなかく「相手」から 「手段」からではなく「目的」から
留意点として先に仮説を立てることになるので、後に物事を深めることを忘れずにしなければならない。
2.フレームワーク思考力
「思考の癖を取り払って」
?コミュニケーションを効率的に進める
?ゼロベースで斬新な発想を生み出す
思考プロセスは?全体俯瞰?「切り口」の選択?分類?因数分解?全体俯瞰とボトルネック
3.「単純に考える」抽象化思考力
?抽象化?解法の適用?再具体化
そのために?モデル化?枝葉の切捨て?アナロジーの考え方
?について
・最終目的に関係のないものはすべて枝葉と判断してよい
・何でも30秒で説明できるようにする→頭の整理
?について
・自分は特殊であるという思い込みを排除する
・抽象化能力の高い人はたとえ話がうまい
地頭力を鍛えるためには
・エレベーターテスト→30秒で簡単にわかりやすく説明する癖を身につける
・理由は三つの法則
・一枚の絵で説明する
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噂のフェルミ推定です。
なんかこいつすげぇ頭いいなぁってやつはだいたいもう自然に身についていそうです。
僕はこのフェルミ推定の一番いいとこはその特徴的な発想力ではなく
次から次に新しいことを考えれる、そのスピードにあると思います。
この考え方は、おそらくコンピューターにはまだできません。
でも、もっと正確に出るからね
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与えられた時間内で、既存又は新たに収集した情報を活用し、適切な解答を求める能力というのは、なかなか誰でも備わっているわけではない。
もちろん、そうした能力が求められる場面は無数にある。就職すれば、一事が万事その能力が求められる。また、職場の外であっても同じことである。学生は、試験時間内に試験の解答をしなければならない。レポート提出期限までにレポートの提出をしなければならない。趣味の世界、たとえば将棋やチェスの世界であってさえ、時間内に手を指さなければ時間切れによる敗北が待っている。
そうした能力の重要性を喚起し、鍛え方を提示するのが本書である。
脳の力の地力であるという認識から、地頭力という言葉が使われているようであるが、地力というのが地道に稽古すれば伸びる能力である。もっとも、地道に稽古するのは時間と労力を要する話であるから、誰も好んで鍛えようとはしない。企業も、地頭力については天性のものであるとか、鍛えられないものであるという認識を持っていたりするらしい(ただし、地頭力というものについての認識が異なっている可能性はある。)。
要するに本書は、日の当たらない重要な能力に光を当てて、その鍛え方を示した点に意義がある。
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割と頭は良い方かなあと自分では思っていましたが、この書を読むとまだまだ地頭力が足りていないことに気付かされました。思考の使い方はともかく普段からいろんなことに目をつけながら生活していくことが大事そうです。そんなことを気付かせてくれる本でした。
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地頭型多能人(だったっけ?)の必要な思考回路・思考法としての3層構造の中で、論理思考力と直観力の両方が大事であり、そのバランスは人によって異なるというところにすごく共感。ロジカルであることは大事だけれども、それだけでは絶対にダメで、直感やアートな部分、あるいは情感とか。それがすごく大事。
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フェルミ推定って計算方法かと思ってたら違った。
この論理をいかに普段のロジカルシンキングにつなげるか、
意識してないと難しい。
“足し算ではなく結論からの引き算”
ソフトバンクの孫さんも同じ考え方のよう☆
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【地頭力の本質は、「結論から」「全体から」「単純に」考える三つの思考力である。この三つの思考力は訓練によって鍛えることができるものであり、地頭力を鍛えるための強力なツールとなるのが「フェルミ推定」である。】(表紙見返しより)
就職活動をしていたとき、ノリで受けたMicrosoft社のネット試験が難しかった。兄には「対策立てて練習してから受けたら楽勝」といった感じでバカにされたが。今思えばあれも、フェルミ推定の一種だったのかもしれない。
インプットが足りないといって考えることを放棄するのは最悪で、少ないインプットから適当に条件を仮定しないと、問題は解決できない。
その通りであるが、仮定が誤っていた場合の軌道修正が結構難しい。見積もって走り出した後に誤りに気づいて待ったをかけても、時すでに遅し、なんていう場合もある。
前提を仮定したり取り払ったりして、あらゆる切り口で、起こりうる可能性をすべて想定する―などということを、当たり前のようにできるようになりたい。
幸い、訓練次第で鍛えられるとのことなので、希望が持てた。
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コンサルの面接などでよく使われる、フェルミ推定。(日本に電柱は何本?等)
このフェルミ推定をできるようになる必要性などが書かれている。
読んだあと、ちょっと賢くなった気分になれる。
ふだんから、このようなトレーニングをすることがひつようなのだろう。
(小谷)
3つの思考法(「結論から」「全体から」「単純に」)をフェルミ推定を通して訓練し、地頭を良くするための本。
(田中)
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就活中に読んだ本。とあるコンサルファームで面接落ちしてから、必要性を感じて読んだ。もろに就活に役立ちそうなタイトルと、著者が名の知れたファームのコンサルタントということもありこれを選んだ。フェルミ推定を使った思考力の鍛え方、そしてそれをビジネスにどう活かすかというような話。「日本に自動販売機はいくつあるか?」数量系や「あなたの大学の入学志願者を増やすにはどうすれば良いか?」のような事業戦略系の問題に対するアプローチの仕方を学んだ。
ビジネスマンではないので、これが実際のトコどうなのかは分からない。元就活生の視点で感想を述べると、確かに就活には役に立ったと思う。ただ、この手の本にあまりに頼りすぎるのは少し問題かなと思う。先の質問は、本来思考力を問うためのものだが、模範解答を読み過ぎると公式のようなものに当てはめるという単純作業になりかねないから。特に、とりあえず目の前の面接を突破したいと思う就活生ならなおさら。
なので、この本で学ぶべきは、実際の問題を解く際の公式のようなものではなく、分解して考えるとか結果から考えるとか、どういう視点で考えるかなどの大枠の部分だと感じている。ちなみに、こういった思考法は、理系の学問と相性が良いらしく、投資銀行やコンサルファームが理系を狙ったセミナーや選考をやるのはそのためのようだ。
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以前、巷でよく騒がれていたロジカルシンキング。
これを身につけるのに最適な本だと思う。
この手の本はかなり読んだけど、本書は特にわかりやすい。
もう3度目の通読になるが、毎度うまくまとめられていることに感心する。
普段からロジカルな思考回路を作っている人でも毎回新たな発見があるはずだ。
大前研一氏の「考える技術」や高田貴久氏の「ロジカルプレゼンテーション」を読んで、ロジカルに発想することの必要性を改めて認識した後に読むと非常によいだろう。
一度読んだ後は章ごとのまとめを見るだけでも十分な確認になる。
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スキルとして1時期もてはやされていましたが、
所詮は理論を体系化しただけです。
フレームワークを知らない人にとっては良書ですが、
それ以上に学べることは少ないです。
★2つです。
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内容としては、「ロジカルシンキング」や「自分をグーグル化」などといったこの手の本に書いてることと同じようなもので、「目から鱗」というわけにはいきませんでしたが、特に「フェルミ推定=コンサルティングファームのケース面接で聞かれるような問題を解いてみること」の解き方について分かりやすく書いていてそこはためになりました。 ビジネスマン向けというよりは、コンサル志望の就活生向けな感じを受けました。 日系の大手コンサルとか外資コンサル本気で受かりたいって人はこれぐらいの内容は理解できないと受からないでしょう。 志望する人はぜひ読んでみてください。
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フェルミ推定についての本。著者の考える、「地頭力」の定義や詳細、それを鍛えるにあたってフェルミ推定は素晴らしいですよと解く本。フェルミ推定については知っていたが、コンサルの世界のみの話で、ここまでの有効性があるとは思わなかった。ちょっと訓練する価値あるかもと思ったりした。