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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.8

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8 件中 1 件~ 8 件を表示

紙の本

もうひとつの貌 もうひとつの心

2007/12/29 00:47

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:星落秋風五丈原 - この投稿者のレビュー一覧を見る

タイトルこそ『おんな泉岳寺』だが『おんな忠臣蔵』或は『異聞忠臣蔵』と言い換えてもいいかもしれない。本篇は、日本国民なら誰でも知っていると言ってもよい、忠臣蔵のサイドストーリーである。赤穂浪士が主君の仇を討ち果たした後、夫の墓参に泉岳寺を訪れた後室瑶泉院は、亡き夫の墓前に佇む老女を見かける。彼女こそ、夫の仇である吉良上野介の妻・富子であり、彼女はある歌の上句を燃やすように頼んでいったのだった。夫同士が不仲ならば、当然妻同士も憎みあっているはず。しかし当の相手の墓参とは…。そんな「意外」の真相を、著者は刃傷のあった過去から遡って綴り始める。だが、これまでと違って富子の視点から描かれているため、そこに登場するのは今までになかった吉良上野介である。家族だけに見せる男の脆さ、虚勢、焦燥…。権威を鼻にかけた典型的な悪役も、実は「ただびと」に過ぎなかった。そんな当たり前の事がわかっていれば、そもそも悲劇など起きなかったものを。つまびらかにされた「悪党」の貌を存分に見せられれば、事が終わって対極の立場に立つ二人の女性の胸に去来したのは、奇しくも同じ思いだった事もまた、不思議ではないと思えてくる。本作に収録された短編では、全て実在の人物を主人公に据えているが、いずれも今まで見たことのない貌を諸田氏に写し取られている。
絵師・諸田氏が描き出した「英雄」「侠客」達。果たして貴方は、彼等のそんな貌を、今まで見たことがあるだろうか?本篇にて、じっくりと確かめられたし。

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2009/04/07 13:20

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2012/01/05 15:50

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2012/10/04 19:48

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2017/01/22 12:21

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2017/11/29 16:55

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2019/01/19 07:59

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