紙の本
自分の稼ぎで暮らすということ
2008/02/23 20:18
27人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:栗太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分の食いぶちを自分で稼ぐ。それは大人であれば当り前、人生の基本です。稼いだお金の使い道は自由ですが、貯めることも大切だ! と思わせてくれる一冊です。
東京在住のフリーのイラストレーター池田暁子さんは、貯められない女でした。
仕事のギャラが入る10日後までに、残高11,652円で生き延びねばならないほど、財政状態は逼迫しています。定期預金や株があるわけでなく、全財産です。
その金額もさることながら、お金がいかにして消えていったか(使ったからに決まっていますが)の過程は、思わず「お話、作っていませんか?」と言いたくなるハチャメチャぶり。ザルで水をすくっている感じです。
本書は前半部分で池田さんの過去のダメっぷりを、後半がいかにして貯められるようになったかを描いています。後半がタイトルにもある「貯める技術」なのですが、その内容は、家計簿をつける、コインをためる、先に貯金して、決まったお金でやりくりする……といった具合に、若葉マーク、ひよ子組レベルです。世の中の「貯めたい人」にしてみれば、とっくにクリアしている筈。
にもかかわらず、本書が楽しく読めるのは、池田さんが自分で自分を養っている前提があるからです。
1、稼いだ金を浪費して慌て
2、稼いだ金でやりくりし
3、稼いだ金を貯める
からこそ読み手は共感し、応援できるのだと思います。もし池田さんが、誰かの収入にパラサイトしている女性だったら、第一章を読んだところで「いい加減にしろ」になっています。
100万円貯めるという目標を掲げた時、池田さんが一番に思ったのは
(100万あったら…もし仕事が途切れても半年ぐらい暮らせるし)ということでした。
つまり彼女は、仕事がなくてお金がなくなっても、誰か養ってくれる人を探そうとか、イラストレーターを止めてOLやろうとか、考えていないわけです。さっぱりしていて、好感が持てました。
だからこの本は、やりくり本ではなくて、生き方本です。好きを仕事に生きていくことは大変だけど充実している。前向きな池田さんの姿に元気が出てきました。
投稿元:
レビューを見る
「しっかりしなよ」という気持ちになった。偉そうに言える立場じゃないけど。こんどこそ片付ける技術の二番煎じな感じは否めない。というか同時に読めばいいのかも。ほんとにさっぱりお金がなくてこれから貯金を始める一人暮らしの女性向け。貯めるであって増やす技術ではない。
投稿元:
レビューを見る
さすがに全財産415円ってのは無いけれど(笑)、私自身も「どうしてこんなにお金がないの?」とは常々思っていた事。
日々の生活を見直して、お金の流れを把握して、本当に必要な物にお金を使う。
言葉にすればこんな至極当然の事ながら、実際やるとなると難しいものですよね。
何しろ無駄遣いの誘惑はそこかしこにあふれているから。
節約の方法と言うよりは無駄遣いへの戒め的なエッセイ。
でも、これこそを必要としてる人結構いると思う。(私もだったし)
この本読んでから、「私も貯金をしよう」と思いじりじり奮闘中。
最近は作者の池田さん同様、お金を使う方にではなく貯める方に快感を覚えつつあります。
お金は貯めたいけど、ついつい使っちゃうと言う人は一度読んでみると良いかもですよ。
投稿元:
レビューを見る
こちらは興味深い〜10日後の入金まで1万1千円強の生活費。何に使っているか検証し,10日毎に2万円の生活費を千円札にしてクリップ止め,釣りの小銭は貯金してお楽しみ口座に,月初めには未来口座においておく。余分な買い物はしないというのがこつ〜月々の最後が5千プラスしているのがよいのか。片付かない人というのは金がなくなるとATMで下ろして,金額を考えずに使ってしまうという癖がある結果,余分なものが増えてゴミらしきものが貯まるのだ。一時,25万円ほどの定期収入があり,忙しいくはあるが余裕のある生活をしていたのが原因だと云える。ホッチキスが探し出せず,財布を捜し出してレシートやカードが沢山あって,現金が172円というのは笑う。クレジットで買い物をしないというのは立派であるが,カードを作れない収入なのやも知れない
投稿元:
レビューを見る
これも、面白かった。
お金貯めれない原理はわかってるのだけど
自分で実態を理解するまで、作者と
同じことを繰り返して、貯金ゼロでいるんだろうと思う。
お金貯めなきゃって思っても中々貯めれません。
なんで貯めれないのか?
それに気付かなきゃ駄目ってのがわかる作品。
今回もゆるゆる加減がとてもいい。
投稿元:
レビューを見る
分かりすぎるぐらい分かってしまう消えたお金。いつ使ってしまったのか、何に使ってしまったのか。なぜ、いくつも同じものが家にあるのか。笑いながらも他人事じゃないお金の話です。
投稿元:
レビューを見る
汚部屋の池田さんの節操のないお金の使い方を見て、ドキリとさせられます。
今回も漫画で描かれていて読みやすいです。
ダメダメぶりを赤裸々に発表してくれる池田さんは、すごいなぁと思います。
あの池田さんができたのなら…私も、なんて思わずにはいられません(*^m^*)
投稿元:
レビューを見る
他の2つの本もそうだけど、面白く読めていいです
■コインを集め始める
■何にお金を使っているか知る
■今使っていいお金を決める
■今使わないお金を隠す
■ペースを守る
投稿元:
レビューを見る
あの“片付けられない女”は“貯められない女”でもあった!(帯より)
全財産415円には驚きました。
「貯まらない女」度チェックシート、やってみたら14個もあった。
やばっ、どうしよう。
投稿元:
レビューを見る
こういう本にありがちな、「で、結論どうなのよ!」感が薄かった。すっきりはっきり読みやすく整理されていて、頭のいい人なんだろなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
節約・やりくりに関するコミックエッセイ。
節約のために小麦粉料理をきわめようとして買出しに行くも、ついつい残り少ない財布のお金で、ハンバーグとパフェを食べちゃったり。
ギャラの入金まであと10日もあるのに、全財産が1万6千円しかなかったり。(なんとか乗り切ったけど)
失礼とは思いつつ、節約前のダメダメっぷりに爆笑しちゃいました。
そんな著者が、出費の分析→貯まる方法の工夫をはじめていきます。
必要経費の袋分け管理など、節約体質の人には「当たり前じゃん」と言われそうなものもたくさんありますが
愚直に、無理のない方法で続けていくのが大事だと感じました。
10日ごとの袋分けとコイン集め、口座分けの方法は、私にも無理なくできる方法だと感じたので実践しています。
それまでは1週間ごとに予算分けしていたのですが、10日スパンのほうが私は簡単でした。
結果、出費が目に見えて減っていっています!ステキ!
投稿元:
レビューを見る
ワタシも貯められない女です。
給料日直前にヤバイ!ってことはないけれど…。
はっきり言って、貯金はない!
かつかつだが、徐々に貯めとくか…。
投稿元:
レビューを見る
立:まるでワタシの話。バイブルにしなきゃね…。
内容(「BOOK」データベースより)
財布はレシートでパンパン、通帳は紛失中。安物買いの銭失いな買い物ばかりで貯金ゼロの池田が、こんどは命を削ってお金を貯める!?読めば必ず蓄えられる、「人生立て直し」コミックエッセイ第2弾
投稿元:
レビューを見る
これは未来の姿か!?…と危機感が。
わかっているけど、なかなかできない(泣)
ちょこちょこ参考にして、頑張ろうと思います。
投稿元:
レビューを見る
彼女のようには貯められないけれど、こづかい帳をつけ始めた。
つくづく、無駄遣いが多くためられない。
天引き多くしておいて正解だ。