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子供みたいに、いい意味で純粋で、悪い意味で自分勝手な人間。大人と言われる人たちがその傍若無人な振る舞いに舌を巻きながらも救われていく。
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イン・ザ・プールの第二段。今回も伊良部の元にヘンテコな患者が集まる。
飛べない空中ブランコ乗り、刃物が怖いやくざ、義父のヅラが気になって止まらない医者、投げられない三塁手、小説がかけない小説家。当然できていたもの、できなければはなしにならないことができなくなってパニックに陥った患者をなんだかんだで救っていく。私も含め、皆いろいろ気にしすぎなのか、と思ってしまう。
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直木賞って確か純文学だったよね・・・と自問自答したくなるような直木賞受賞作品の短編集
抱腹絶倒
だけど最後はホロリと
っていうハチャメチャなようで
読者の心を捉える王道です
舞台では医師役を宮迫さんがやるそうな・・・
舞台は舞台で観てみたいかな
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精神科医伊良部シリーズ第2弾。「インザプール」同様にすっごく楽しめた。ヤクザの話は面白かった。ドスが持てなくったり、困り果てるヤクザ。そして、注射針に逃げ惑う姿にもちょっと笑えた。短編で読みやすくて、そして、笑っちゃいました。
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シリーズ前作から続けて読んでたら、なんか自分が神経症っぽくなってきたよ。自意識過剰と破壊衝動がヤバい
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イン・ザ・プールが面白かったので、第2弾も購入。「性格ってのは既得権だからね。あいつならしょうがないかって思われれば勝ちなわけ」ってフレーズが気に入った。認めたくないけど、そうなかもしれないw
2008/2/15
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ドバイ帰りの飛行機でO氏にもらって読む。
非常に読みやすい本。こういうのが芥川賞とるんですね。
今まで賞をとった本とか、難し系なのかと思って敬遠してましたが、イメージ変わりました。
違うのも呼んでみようかな。
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「星々の舟」も直木賞受賞作だったけれど、これもらしい。これもツボ。映画化もされた「イン・ザ・プール」の続編。やっと文庫化されたのであわてて買った。主人公はかなりイっちゃってる精神科医・伊良部。この人最強。例によっていろんな問題を抱えた人たちが伊良部の元を訪れる。飛べなくなった空中ブランコ乗り、先端恐怖症のヤクザ、以前に同じ設定で書いたんじゃないかと異常に気になる女流作家…。でも、一番は「義父のヅラ」。伊良部の医大の時の同級生で、教授の娘を妻にした精神科医が、どうしても教授のヅラをはずしたくてしょうがなくなってしまう。そこはほれ、伊良部の登場。寝ている隙を突いて義父のヅラをはずそうとするワケですよ。もうここであたしは、夜中なのにベッドで一人で「ぎゃははははは」と大声をあげて笑ってしまいました。隣で寝ていたダンナが「???」という目であたしを見ていたのが印象的。きっとダンナの目にも夜中に一人で大声で笑うあたしは伊良部くらいに映ったことでしょう。
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『イン・ザ・プール』が面白かったので続編である本作にも手が伸びた。伊良部という謎の精神科医。2作目なのでそのキャラへの愛着はすでに持っていたが、既知のキャラの分、インパクトは弱まった。ヘンテコな感じが生きていた「義父のヅラ」には笑ったが、「空中ブランコ」「ハリネズミ」「ホットコーナー」の3篇は楽しめつつも予想の範疇だった。だが、最後の「女流作家」で意外な一面を発見。ホロリと来るとは! そのまさかの新しさに、この作品全体の評価も思わず上げてしまいました。
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第131回 2004年上半期直木賞受賞作品。
すげい面白かった!
でも直木賞受賞にはビックリした。(笑)
伊良部みたいに生きてみたい。
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前作、インザプールに引き続きいい味出してます。
ぶっ飛んだ精神科医伊良部が今回もいろいろやらかしてます。
伊良部は変人どころの騒ぎではない。
常識の枠外で生きている人間なのだ。
いや、もしかすると人間かどうかも怪しい。
総合病院の地下室に棲みついた子供の妖怪。
まさにこんな感じです。
でも、こんな医者だからこそ治せる病気もあるんですよね。
個人的にツボだったのは、イラン人が出てきたところ。
先生困ラセル。アラーノ神ガ許サナイ
こういう脇役の使い方も絶妙なんですよね。
どういう頭の構造してるのか気になります。
笑いあり、たまに涙あり、といった感じです。
こんな伊良部ですけど、意外にいいこと言ってます。
悩みを笑い飛ばしてしまいたい時に読みたいですね。
ストレスフルな現代人に贈る、珠玉のエンターテイメントです。
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『イン・ザ・プール』に続く伊良部先生シリーズの2作目
今回もサクッと読み終わりました。
面白かった! 前回よりもパワーアップしている感じでした。
サーカス団って今は会社組織なんだってところに、なんか不思議な感慨が……。考えてみりゃ現代のこの国で当たり前なんだケド、“サーカス”っていうとこう……サーカス団員の子に生まれついたら死ぬまでサーカス団から抜け出せないとか、孤児だったのをサーカスに拾われたとか、サーカスの団員と深窓の令嬢の許されざる恋とか、異界と実は繋がってるとか、そーゆーイメージをどーしても持っているので、変な気分……。
作中作の『あした』を是非とも読んでみたいです。あのマユミちゃんが涙を流した作品とはどんな内容なのか! うーん、気になる。星山センセの名前で書いてくれないかな~(またそういう無茶を……)。
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伊良部先生面白すぎる。患者の症状は極端ではあるが、なくもないかなぁと思うものもあるが、そんなものも伊良部先生にかかってしまえば、ちっぽけな悩みに思えてしまったりする。[2008/2/23]
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『イン・ザ・プール』の続編。
精神科医・伊良部の元へやってくる患者たちのお話し。伊良部の常識はずれな治療(?)で不思議と癒されていく人々。
「そんなに簡単に病気が治ってしまうものなのか」と思わずにはいられないが、軽妙で楽しい短編小説と思うなら、それで当然。
伊良部というその一風変わった医者を映画やドラマでは松尾スズキや阿部寛が演じているが、小説世界ではデブと評される為、イメージは異なる。かっこよくも鋭くもないものの、新たなヒーローの誕生なのだろうか?
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とくにやくざの話が一番面白かった!本当に先生の何も恐れず行動に移すアグレッシブを私に少し分けてほしいなあと思った。