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イギリス紅茶とフランス紅茶の違いにとまどう著者の奮闘ぶりも面白いし、紅茶へのあくなき探究心が感じられる一冊。フランス紅茶について知りたいときに軽く読める本。
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フランス人の紅茶の楽しみ方を書いたエッセイだと思って読み始めたが、そうではなかった。
マリナ・ド・ブルボンやマリアージュ・フレール、それとフォションなど、フランス経由の紅茶店がとても素敵なので、フランス人と紅茶の関係を知りたかったのだが。
でも、驚いたことに、フランス人はそもそもお茶をほとんど飲まないそうだ。フランス人はコーヒーだと。たまに紅茶が好きだという人がいても、香りや味をプラスしたものであることが多いという。パリの水道水は紅茶には不向きだということもあるそうだ。
この本は、パリに住む著者・戸塚真弓さんが語る、大好きな紅茶の話。パリの茶店で飲む、烏龍茶の話もある。戸塚さんが愛飲するのは、ユンパナ茶園のダージリン。やはり、単一茶園のブレンドされていない上等な茶葉が好みとのこと。
お茶を飲みながら、ヨーロッパにお茶が伝わったころに思いを馳せる。もし、お茶とコーヒーがなかったらどうだろう。ひどくあじけない生活が想像される。どちらも、のどの渇きを癒すだけの飲み物ではない。心にも作用するから。
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パリの飲み物で有名なものといえばワイン。そして紅茶よりもコーヒーが好んで飲まれているようです。そんなパリでお茶好き著者が見つけた紅茶の物語が紹介されています。何故イギリスより好んで飲まれていないのか、フランスでの紅茶の飲み方、紅茶の歴史、など。他国のお茶文化の違いに驚かされました。