紙の本
おそらく誰もが気になるアニメの食べ物
2008/09/04 23:28
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カフェイン中毒 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきでケンタロウ氏が書いているように、不毛な本ではあります。
お酒を飲みながら、親しい仲間とだったらさぞ盛り上がるであろう
「漫画やアニメに出てくる食べ物について」を、科学、料理のそれぞれのプロが真剣に検討します。
「ああ、あのアニメのあれね、食べてみたいよな」
ここまではおそらく誰もが、幾度となく考えるのではないでしょうか。
もう少し熱心な人ならば、映像を止めて中身を分析するかもしれません。
著者であるふたりは、その作り方、それが可能かどうか、
さらに材料調達に至るまで、事細かに語り合います。
調理という、食材と科学で成り立つテーマを、
それぞれの専門家が、お互いの知識を補充をしながら検討するわけです。
全部で15品。
そのいくつかは実際にケンタロウ氏が作っていて、それを柳田氏が食べています。
カラー写真もあるのですが(レシピも!)、そうか、実物はこんなふうなのかとなかなか興味深い。
驚いたのは、ケンタロウ氏の知識が想像以上に豊富なこと。
作る料理と一緒で、細かいことはいいじゃないか(そこが好きなのですが)という
とってもアバウトな感覚で話すのかと思っていたのです。
必要なときにきちんとした説明がすぐさま入るのは、読んでいて心地よいものでした。
柳田氏のほうはといえば、「科学なんてまったくダメ、飛ばし読みするかも」と思っていたのが、
料理というテーマのせいか、とても身近な話で興味深く、説明もわかりやすい。
宮崎アニメには食事のシーンが多いそうですが(ごめんなさい、観たことがないのです)、
ベーコンが焼けるときの油の出具合、縮みかたなど、本物そっくりだそうです。
一方では、ルパン三世のミートボールスパゲッティやハクション大魔王のハンバーグなど、
絵的にものすごく魅力的な(でもバカバカしい)メニューも出てきます。
真剣で細かくはあるけれど、基本はやっぱり馬鹿話の延長線上のようで、
気安く読めて、その場に参加しているような気分になれました。
登場人物の性格や職業、宇宙での調理はどこまで可能か、
話はあちこちに飛び、思わぬところに着地したりもします。
漫画やアニメの食べ物だもの、しょせん作り物と言ってしまえばそれまでなのに、
つい真剣に読んでしまうのは、やっぱりそれらが魅力的だったからでしょうか。
ハイジに出てくる食べ物は、けっこう粗食なのに夢にまで出てきたものなあ。
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とにかく対談の相手がケンタロウってとこがいい!とても楽しそう。実際にいくつかの料理を作って試食してるんやけど、めっちゃ美味しそうでした。対談に注釈が色々付いてるんやけど、基本的に細かくついてて丁寧。たまにネタでしかないものもあったりして、注釈だけでも面白い。
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実際にアニメの場面を見て、細かく観察し、対談してる
のが良かった。
ラピュタみながらラピュタパンを食べよっと。
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「ハイジのチーズをのせたパン」と「ルパン三世のミートボールスパゲティ」を作ってみようと思う。表紙は「日本むかし話のごはん」。
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ひとめ見てわかる「ハクション大魔王のハンバーグ」!とか、普通に美味しい「ルパン三世のミートボールスパゲッティ」など、作品中でキーとなった料理を対談&考察し、実際に作って食べられるという本。スパゲティはホント、実際美味しかったですよ。ケンタロウさんがこだわりを持って作っているのがよくわかるし、当時見ててアレ食べたーいと思ったものが多くて嬉しかったです。次はハンバーグ作ります。
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おもしろかった。子供のころ食べたいって思ってたものがいろいろあって楽しかった☆なにか作ってみようかな。
2008.7.29
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空想科学読本」シリーズの柳田氏と料理家のケンタロウ氏が、アニメに出てくる料理について語った本。ハクション大魔王のハンバーグ、ルパン三世のミートボールスパケッティ、ハイジのチーズをのせたパン、小池さんのラーメン、日本昔ばなしの大盛ごはんをケンタロウ氏が再現しています。突っ込みどころ満載なアニメに出てくる料理を実際に作ったらこうなるという想像はユーモアがあって楽しかったです(2008.5.8)
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本文の下に注釈が書かれているのは、とても80年代チックな気がしました。
アニメに出てくる食べ物を検証する内容。
馴染みが深いと楽しめそう。わたしにはあまり興味のないキャラが多かったので残念です。
興味深かったのは「ハクション大魔王」のハンバーグが実はコロッケ設定だった ということ。道理で、ハンバーグ ってる割りに揚げられていたわけです。
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昔のアニメに登場する食事シーンについて、料理人のケンタロウともう一人(知らない人)が対談形式で検証する。
なつかしの印象的な食べ物が子供の頃の記憶とマッチしてる。ハクション大魔王のハンバーグやハイジのとろけるチーズをのせたパンなんか、子供心にあこがれてた!
中には「始め人間ギャートルズ」のようなこんな骨付きマンモス肉ありえない、などつっこみ満載。
ケンタロウが再現して作っているが、
欲を言えばすべての料理について再現できてれば作品の完成度はかなり高かっただろう。(ラムちゃんの手料理は不可能だとしても)
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よくあるアニメの料理を再現しようというもの。ギャートルズの肉とかちび太のおでんとかどこでもやっているパターンだったのでもう少し違った食べ物でやって欲しかった。理科雄さんの科学的解説は勉強にもなる。
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12月18日読了。ラピュタの玉子のせパン、日本昔ばなしの山盛りご飯などの憧れの食事を柳田理科雄が分析し、ケンタロウが栄養を考慮しつつ再現するという企画本。デタラメで破天荒な料理ばかりと思いきや、宮崎アニメの食物の描写などはプロが見ても舌を巻くようなリアルなもののよう。料理の中では「カリオストロの城」のルパンと次元が取り合うスパゲティ(これも宮崎アニメ、だが)のエピソードキャラクターの目にモザイクがかかった、中のイラストが好み。
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宮崎アニメの食事シーンの秀逸さを改めて実感
カリオストロ、ナウシカ、ハウル、ラピュタの名シーンがよみがえる…
アニメの料理を再現しようとする本書は、まさに少年の夢を実現させてくれる
アニメのワンシーンをプラモやフィギュアで再現するのとも違うしコスプレでもない
主人公たちと同じ料理を食べることで主人公の気持ちを理解できるような気にさせてくれるような本である
なぜ、そのときその料理なのかという心象風景にも踏み込んだアニメ作品の解説本であると言ってもいい
再現料理の中では、特に「山盛りご飯」は圧巻。。。
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科学のプロと料理のプロが,アニメ上の料理を科学的に検証したり,実際に作ってみたりするという内容。
これが非常に面白い。ラピュタのトースト,ルパン(カリオストロの城)のスパゲティなど記憶にしっかりと焼き付いているものが議論されたり,再現されたり…
空腹時に読むとツラいw
こういう遊び心は大事にしたい。
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こういうノリの本だいすき!
基本ケンタロウさんと柳田さんの対談で成り立っていますが、実際に料理を作ってしまうところが良いですね。
日本昔ばなしの山盛りご飯の写真は圧巻です(笑)
出てくるアニメがちょっと古めなので、私より下の世代の方はわからないのもあるのかな…?
私はギリ全部知ってました(笑)
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ラピュタパン…!!
ラーメンだいすき小池さんのラーメンのすすり方、日本昔話のごはんの盛り方、ハウルのベーコン。例の肉の部位。
いい歳の大人が語り合い、検証したり調理したりしてます。
それはそうとミートボールのスパゲッティ、個人的には『ルパン三世』よりも『わんわん物語』派です。