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美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?というタイトルの本ですが、この本の内容はこんなことではありません。
あくまでも、人目に付くためのタイトルです。餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるのか?の続編になります。登場人物も同じ、5年後のストーリーです。
今回は、ERPパッケージソフトの導入と、本当に必要な管理会計データとはなにか?というのがテーマです。
本当に必要な会計データは何かというテーマは、経理や会計事務所で働いている人にとっては非常に重要であって、なかなか見えてこない問題です。この本は、この点がわかりやすく解説されています。さすが、管理会計本の第一人者といえるでしょう。
林さんの本にありがちな、会計トリックというかだまし絵的な要素を見破るという謎解き的な部分もあります。
会計や経営の資料は経理や会計事務所が作りたいデータではなく、経営者の目線で必要な情報を過不足なく提供しなければいけない、そんなことに気がついたように思います。
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会計の考えを物語風に展開していくあたりが面白かった。
物語の中で会社でありがちな場面が随所に見られて、なるほどと思った。
利益をあげていくにはシビアかもしれないが、経営者は経営状況を広く全体的に、そして詳細に、さらに流れを見るという鳥の目、虫の目、魚の目が必要というたとえが良かった。
これの前編の餃子やと高級フレンチではどちらが儲かるのか?も読んでみたい。
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管理会計を物語風にまとめたもので、
それなりに面白かったが、図がもう少しあれば理解しやすかったかも。
前作を読んでみたい。
以上
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管理会計について分かりやすくストーリーで綴った作品。
前作の「餃子屋とフレンチ・・・」の続編にあたる作品ですが、前作同様に完成度の高いものだと思う。
ただ、もう少しボリュームを増やしてもいいんじゃないだろうか?と思うことも・・・
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元SEの自分にとっては当時読んでおきたかった。また、実際ERPを始めとするシステムを導入しても効果が出ないことはままあるのだが、ここに書かれているようなことが起きているのだと思う。会計の本としても必要な知識だが、システムを構築するITベンダーの方々にしっかりと読んでもらいたい一冊。
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『責任予算制度』の話がためになった。
直接責任(予算を守るべき人間)を明確にし、
基本責任(その人が行うべき仕事)を正確に明確に定義することで、
組織の末端の人間も自主的に仕事ができる環境になる。
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シリーズ2作目なんですね!こっちから読んじゃったよ(笑)何となく話の流れは分かったので、このまま読んでみました。
私の特徴なんですが…やっぱり小説のストーリーの方が気になり読むものの、会計とか数字を後回しにしてしまう!なんか物語に感情移入しちゃうんですよね。なんだこの営業部長、経理部用は!とか。社長、頑張ってーとか。
作者はワインとかお料理好きなのかなとかも思ったり。
会計なんですが、間接費の配賦でここまで差が出るかと、びっくり。会計マジック。赤字が黒字とか、その逆とか。数字の根拠がないと、数字も嘘をつくものなんですね。あとリベートとか売上割引とか。うーん。経営の視点手、すごいことが求められるんだなとか。私もレベレアップしたいなと。
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ERP導入に際して「システム導入すれば万事解決するだろう」という経営者の安易な妄想が失敗プロジェクトの始まりであることをズバリと指摘する。
管理会計を流行りの小説仕立てて概説していく良書。読者はアパレルメーカの経営者の視点で、平易に読み進めることができる。電車の中でさらりと読める内容の軽さ。面白いです。
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2011/04/17
物語の中での海外都市やワインの話など、著書の知識自慢的な部分が多くてうんざりする部分が多かった。
第5章からスピード感が出てきて、話が面白くなってきた。
結局言いたかったのはERPは目的を達成するための1つの手段として用いるべきで、まずは何を達成したいかを明確にして、そのためにはどんな情報が必要かを定義する必要があるということだと思う。
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「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるのか?」の続編。
管理会計の入門書である本書。
前作のような新鮮さはなかったものの読み物としても楽しく読むことができた。
本書では主にITと会計から「ERP」について書かれている。
言葉としては良く耳にする「ERP」の基本から導入にあたっての注意点や失敗例等の説明もあり、実際に経営にどのように組み込まれていくのかという点では違う角度から学ぶことが出来た。
物語の中で出てくる安曇サンが飲んでいるワインの表現がお酒を飲めない自分にも飲みたい!!とそんな気持ちにさせる。
合間合間にそのような要素が取り入れられており飽きさせない工夫がにくい。
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自分で会社を経営する時、しかも売上が1億超えた時くらいに読み直すといいかもしれない。
物語風、軽い。
会計的視点て経営を見直す。
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管理会計がメインのビジネス書ですが、
ERPシステムの導入など、私の業務に関わるような話もわかりやすく書かれています。
印象に残ったのが、
「経営は
・鳥の目(大きく広範囲に俯瞰すること)
・虫の目(詳細に注意深く見ること)
・魚の目(世の中の流れつかむこと)
を持って会社を見ること」
ついこの間、私の会社の社長が、念頭のあいさつでも使っていました。
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「儲かる会社」の仕組みがわかるビジネスストーリー!読むだけで「会社を良くする経営センス」が身につく本。(Amazon.co.jp)
前著、「餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?」に続いてのレビュー。いやぁ、オモシロかった。あっという間の読了でした。
今回は、ERP(Enterprise Resource Planning)システムをきっかけに、管理会計をもう一度見直すというストーリー。ERPとは、経営資源の有効活用の観点から企業全体を統合的に管理し、経営の効率化を図る手法。主人公である由紀社長が悪戦苦闘の末、業務の流れや組織構造を最適化するBPR(Business Process Reengineering)まで実践していくという変革過程は、読み応え十分だった♪
なるほどなぁと思ったコトをひとつ。システムによる業務の効率化について、多くの経営者は「魔法の箱」という錯覚を抱いてしまう。確かに、システム化さえすれば、ほとんどの情報が手にとるように分かるのだが、その情報が自社にとって、有益な情報なのかは全く別というコト。販売品目・販売方法・製造工程・発送業務・在庫管理など、多種多様にわたる形態があり、利益捻出すべきフェーズもそれぞれ違う。よって、各部門の責任を明確にしなければ、本著の言う神経の通っていない組織になってしまい、至る所にムダが発生してしまう。
本著は、ERPシステムにより業務の効率化を図るということではなく、BPRするためにERPシステムを導入すべきと強く教えてくれる。そのためにも、経営者が的確な判断を下すことができる自社にフィットしたシステム要件が必須なんだと痛感。
あと、タイトルにもなった「美容院と1000円カット」の利益構造について。ポイントは限界利益と間接費(固定費を含める)と時間の関係。結論を言うと、限界利益が最も大きい商品を売ることに集中しても、最終的な営業利益は必ずしも大きくなるとは限らないというコト。1000円カットは、客毎の利益が少ないものの、稼働率を上げることで美容院より稼ぐことが十分可能になる。これはアタマでは分かっていたつもりでしたが、改めて表計算で確認してみると利益の違いに驚いてしまいました。(笑)
経営者は、売上高を重視するのではなく、営業CF(キャッシュフロー)を常に意識しなければならないんだ。そっかー!そこまで数字を追いかけないとなぁ。当ボディケアサロンにとっても、いくつかヒントをいただけた気がします。
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ERPをどのように経営そして会計に生かすかという話。ERPをただ導入してもだめ。実態のビジネス合わせるか、プログラムを基準にビジネスを変える必要がある。本書の例で言うと。運送コストを取引先別に分析することで無駄な流通経路が判明したことにより、取引先別のドリルダウンを導入した。他のポイントとしては、製造は実績と標準原価の差を製造利益として、営業は売上げー標準原価で貢献利益を測定する。ちなみに、標準原価は売上から粗利益をひき、貢献利益は売上げから標準原価と直接固定費を引く。
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ERPの導入をケースとして経営者が持つべき視点や、限界利益と固定費の関係、ABC分析などをわかりやすく説明。
以前読んだ「餃子屋と高級フレンチではどちらが儲かるか」の第2弾です。このシリーズは3冊あってまとめて3冊買ったのですが、1冊目がどうも展開のテンポが遅いというかピンとこなかったもので残り2冊が長い間積読になってました。
ちょっと読む本が手近になくそういえばと思って読んでみたらこれが面白かった。
1冊目がごく基本的な内容だったのに対して、こちらはERP導入の失敗を通して、ABC分析やERPで何をするべきか、どんな情報がどんな観点から必要なのかが書かれていて、内容的に面白く一気に読みました。
舞台は1冊目と同様アパレル会社が舞台となっていて、ERPを入れたのに全く動かず在庫も増えて大混乱。。という状態からどう解決するか、という設定になっています。
わざわざ海外にいる教授(登場人物の1人)に会いにいってレストランで教えを乞うという設定はムリありすぎー(笑)と思いましたが、ERP導入失敗の要因などは非常にリアルでした。
まずBRPをしないとERPを入れても何にもならない、価値を生む活動が何でそれを把握するためにはどんな情報を手に入れないといけないのか、それが肝であるということがよくわかりました。