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紙の本
ノーベル賞をとれる人材が育つか?
2008/03/19 00:55
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sydney - この投稿者のレビュー一覧を見る
子どもたちの理科離れをどうにかしたいという思いから、「サイエンス」を重視した「ものづくり」体験学習としてのロボットの製作を行うという、立命館小学校の「ロボティクス科」。「学ぶことの楽しさ」と「できることの喜び」を味わうことができる授業の様子がいきいきと紹介されている。また、この授業に欠かすことのできない重要なポイントが、学校と企業・社会とのコラボレーションであり、教育を通して社会に貢献しようという企業、ビジネスとして教育に関わる企業と、学校が互いにメリットのある関係を結んでいる。本書ではその鍵となる学校と企業の関係づくりの方法についても解説されている。このような創意豊かな授業から同校校長の夢である「ノーベル賞を受賞するような人材」も出てくるのではないだろうか。
紙の本
学校と企業との新しい教育の形
2008/02/17 23:17
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:教育CSR - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校1年生から辞書引きやそろばんに取り組む立命館小学校。
学習の基礎・基本を確実に定着させる一方で、
知的好奇心や論理的思考力を高めるロボティクスの授業が
行われている。
サイエンスを重視したものづくり体験学習を教育の1つの柱にすえ、
それを具現化するまでの道程を、
さまざまな企業や研究者との出会いとともに、
子どもたちの生き生きとした表情や工夫を凝らした作品から、
垣間見ることができる。
授業で用いているクリケット、スクイーク、レゴ・マインドストームなど、
PCを使いこなし、実際のロボット製作やシミュレーションに
取り組む子どもたち。
こんなやり方をしたら、子どもたちの理科離れ、理科嫌いはおろか、
勉強離れ、勉強嫌いも解消されるのではないかと感じる。
本書で取り上げられた、CSK、日本ヒューレット・パッカード、
レゴ・エデュケーションなどは、それぞれの立場で
CSRに取り組んでいるが、教育分野での社会貢献に興味関心がある
企業のCSR担当者には、大いに参考になるだろう。
本書のキーワードは、社会総がかりで未来を担う人材の育成に
取り組むということ。
こんな取り組みが出てくれば、まだまだ日本も捨てたものではない、
そう思う。
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