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表題作は関西弁で綴られてる、働く今どきの女の子のごくごく日常を切り取って描いた作品。可愛い女の子が好きで、そんな自分をちょっぴりヘンかな?と思いつつも、でも「好きなんだからいいじゃん」開き直って、ライブに行ったり、一人で晩ご飯を食べたり、女の子の友達を家に招いてカフェをしたり、、、その都度都度の意識の流れを瑞々しくしなやかに描写しているのが、とても印象的だった。 会話もごく自然でいい感じなんだけど、モノローグを多様しているところが、なんだか少女漫画みたい。主人公だけでなく脇役な人間のモノローグがあったり、主人公を離れ上から俯瞰している視点もあって、文章がものすごく面白い。結構好きかも。
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女子好きな女たちの日常
実加ともうすぐ結婚する小田ちゃん、実加の会社にバイトに来ていた花絵に同僚のいつ子
バイトの愛ちゃんに大学の後輩の森本、りえに奈々子
他短編
芥川賞候補作?
正直、情景描写とかはふんわりして好きだけど
話の内容はどうでもいい感じで毒がなくて
あんまり面白さがわからない。。。
同性愛とかじゃなくて
ただ単に女の子って見てるだけでいいもんだよねw
女でも可愛い女子がいたらつい見てしまう気持ちはめっちゃわかる!
もうすこし毒がほしい)^o^(
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とりあえず装丁のかわいさにやられて手に取った1冊
日常の一コマをそのまま小説にした感じ
いつもの柴崎作品でした
「女の子だって、かわいい女の子とか美人さんとか
見ると嬉しくなったりするよね?」
っていうのが今回の内容だったので、とっても共感!
街でかわいい子探しちゃうなんてよくある話です
この気持ちが男の子にどこまで理解されるかなー?
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初読みです。柴崎友香さん。
割と明確に女性対象で描かれているように感じられたので、そういう意味で自分には初読みには適さなかったかなと。
文章は独特かつ悪くないスピード感・浮遊感を感じられるので、テーマが自分に合えば気に入りそうな気はします。
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読書開始日:2022年1月4日
読書終了日:2022年1月5日
所感
手応えが無い。
三作とも関係していそう
【主題歌】
可愛い女の子がただただ好きな女の子たちの話。
女の子同士が「可愛い〜」と言い合うことは学生時代から良く目にした。
あれは全て挨拶程度にしか思ってなかったが、中には本気も混じっていたのだと思う。
尊いんだろう。
【六十の半分】
三十の倍やったら、けっこう最近のことやん。六十と三十の、歳への考え方の違いか
【ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド】
興味の無い人間の、無味無臭で温度も無い描写がリアル。
興味のある人間には、自分が見たもの感じたもの全てを知って欲しい。あわよくば笑顔になってほしい。だから色も輪郭も温度も帯びる綺麗な世界が現れる。
興味のある人間はいずれ現れる。
三作の中で一番好きかも。
【主題歌】
白いシャツが似合うっていうのもええねん。制服っぽく無くて、身についてる感じ
自分の胸元なら赤い染みがないことを確認して満足そうに微笑んだ。その小さなできごとに気づいていない小田ちゃんは
気まぐれで洋治が作った
「心の傷」や「癒される」をまったく軽い言葉として、わざとらしくそういった
臙脂色
【六十の半分】
逆。思い切りが悪いから、形を先に決めて気持ちをついて行かせてるねん
【ブルー、イエロー、オレンジ、オレンジ、レッド】
吹雪みたいな、白い光。冷たくないかわりに、あつくない