紙の本
よいと感じるか、悪いと考えるか、私達には思考の自由がある。なんて良い時代にめぐり合わせたのだろう。
2008/07/27 11:47
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:セカンド・プラン エトセトラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いいこと」を考えると、それだけで楽しくなる。(=いいことを思うと既にいいことが起きている。いいこと=楽しくなったこと)
問題の本質はなにも変わっていないじゃないか。お気楽で、おめでたい。
お気楽でおめでたい人の周りには、類友、たしかにおめでたい人が集まっている。
そもそも問題の本質とは、なんだろう。
本質とはもともと変わらないものではないだろか。
例えば「雨が降っている」事実は誰にとっても同じ事実だ。
雨が降った事実を、悪いととらえるか、良いことだととらえるかは、人それぞれの事情によるのだが、どう思おうと「雨が降っている」ことには変わりはないのである。
変えることができるのは、自分の事情に対する思いである。
予定がキャンセルされて、自由な時間ができたと思考するか、雨を恨み、嫌な気分に浸るか。それこそ自由だ。
「自己暗示は負の連鎖を抜け出すきっかけに過ぎない。」
「潜在的な能力は誰も、そう変わらない。自信をもつかどうかで決まる。」
「こだわり、とらわれ、思い込み。油断大敵、不満大敵。」
「いいことリストをつくりましょう。」
「”いいこと”を考えなくなったら、”いいこと”からますます遠ざかってしまう。」
と著者は「いいこと」を考え続けるためのヒントを教えてくれます。
そして、悪いことは「いいこと」へのベクトルの始点であることを説き明かしてくれます。
極めつけは「自信」の持ち方まで言及してくれているところである。
「不器用な人ほど基本を繰り返し学び、経験を積むことで自信が生まれる」
「力が着実についてきていることに、気がつけば、繰り返しが自信につながる」
「チャンスが来るまであきらめない。いいことを考え続けると期待が自信につながる」
「能力の違いは誤差の範囲、つづけるかどうかの考え方で決まる」
と自分次第でいいことも、そうでないことも決まってきて、そしてそれは、強制でもなんでもないと気づかせくれる。
考え方の自由は次の一文にも表されている。
「赤信号は”止まれ”ではなく、”休め”のサイン」
にほっとさせられた本でした。
電子書籍
いいことを考えて、いいことを起こす気になりました。
2016/02/14 21:58
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投稿者:mistta - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルを見て、自己暗示にかけたいと思い読んだ本。
精神医の著者が言うこと。他の人が同じことを書く以上に信じる気持ちになります。
意欲も向上心も現状肯定から生まれるという主張に賛同します。
そして、人間は不幸を乗り越える生き物だと。是非、そう信じて前に進もうと思います。
いいことを考え続けられる人は、その能力によって「いいこと」を引き寄せられるという
意見には、なるほどと思いました。それだけ、状況を変える力があるということなのです。
夢を実現できるのは夢をあきらめなかった人。自分には無理と考えたらそこで終わり。
この本は、前向きな気持ちになることを意図しつつも、逆説的にいいことを考えない
人の弊害も訴えます。
いいことを考えていいことを起こそうと思える一冊です。
まずは、著者の進める通り、「自分のいいことリスト作り」から始めようと思います。
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■本の内容・特徴
精神科医の立場から著者の臨床経験、また科学的・医学的に解明されている根拠を基に解説。
その根拠とは、「認知パターン」や「行動パターン」が変わることで、気持ちと行動に積極性が生まれることから好循環が始まるということ。
ポイントは、モノの見方・考え方を変えること、パラダイムの変換。わくわくドキドキすること。
■目的
なぜ、いいことを考えると「いいことが起こる」のか、その根拠を知って納得する。
■感想
目新しい説ではありませんが、非常に納得できる説明になっています。
ネガティブ・ポジティブというと、どうしても奇跡が天から降ってくるような精神論に偏りがちですが、著者が理系人ということで、ある程度冷静な見解です。
認知を明るくすることで行動が変わる。わくわくドキドキする楽しい気持ちが、結果的に行動の積極性に結びつき、好循環(連鎖)が始まる。逆にネガティブだと悪循環に陥る。
これは「心への影響、その効果」という部分で納得できます。要は、物事は考え方次第ですから。
中でも、これは!!と思った特記すべき部分がありました。
「本質的な解決」は現実問題として難しい。根拠があってもなくても関係ない、そこに囚われて堂々巡りするよりも、自己暗示でいいから、とりあえず明るい気持ちになればいいのです。というところです。
私はどうしても本質的な解決を求めてしまう癖があるので、この考え方はとても合理的な方法だし納得できました。
今までは楽観主義に対してあまり良い印象はなかったのですが、そう悪いものではないなと見方が変わりました。
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いいことを考えると実際にいいことは起こるということを楽天的や思い込み、想像、偶然、必然などではなく具体的に科学者や医学者、など想像ではなく理屈的根拠的に証明していてとても明確に書かれていました。ついているかついていないかと思うだけで好循環、悪循環などに変わったりどちらになりやすいかも書いてあったので、これからは少し考え方を変えて多少嫌なことやつらいことがあっても今まではマイナス思考になっていたのをこれからはプラス思考に変えてみようと思います。
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[ 内容 ]
悲観的な人は、なぜ浮上できないのか?
意欲も向上心も、現状肯定から生まれる。
「いいこと」に気づいた人が上昇志向を持てる。
自分に期待できる人に「いいこと」が起こる。
「自分の人生、捨てたものではない」の心理学。
[ 目次 ]
序章 なぜ、いいことを考えると「いいことが起こる」のか
第1章 いい「予感」が幸せな今日をつくる
第2章 「自分の人生、捨てたものではない」の心理学
第3章 「いいこと」を考えると、脳が刺激される
第4章 自分の「いいこと」を探し、リストをつくろう
第5章 「悪いこと」の後には「いいこと」が待っている
第6章 必ず「いいことが起こる人」の心理学
終章 成功は「いいこと」を考える延長線上にあり
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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P26 あなたの今日という一日はまだ白紙の世界
なぜ、「悪い予感」がしばしば当たるのか?
私は思い込みのせいだと考えています。その人の心理にちょっとした不安があったり、悩みを抱えて気持ちが晴れないときには、ついいやなことや起きて欲しくないことばかり想像してしまいます。たまたまその想像が現実となった時に「やっぱり」と思ってしまうのです。そして、悪い予感があるとその日にあったちょっといいことは、たとえば、上司にほめられるようなことがあっても印象が薄くなってしまうのです。だから、悪いことばかりあるように思えてしまうのです。
そして、そのことでさらに気持ちが落ち込んでしまいます。「ああ、やっぱり悪い予感が当たった」と思うからです。起きてしまったことに対して、必要以上に強い印象を持ってしまうのです。
これから始まる一日は、誰にとっても何が起こるか分からない一日です。いわば白紙の一日です。せっかくの白紙の一日を悪い予感で灰色に塗りつぶすのはばかげています。
P70 人間とは不幸を乗り越える生き物だ!
今までにもたくさんの「悪いこと」が起こりました。
おそらくどんな人でも「あのときは最悪だった」と思い出せることがあるはずです。
でも、安心してください。今のあなたがそうなように、最悪のことでも時間が過ぎれば笑って思い出せるようになります。
ごくまれに、心に不快傷を残すこともありますが、自分がそれにこだわらなければふだんは意識に上ることもありません。「いいこと」を考え続けると、最悪の思い出も次第に薄れていつかは忘れてしまいます。
逆にいつまでもイヤなことを思い出すのは、自分からその思い出に戻っていく人なのです。わざわざ「悪いこと」を考えるので、悪い感情から抜け出せないケースが多いのです。
そういう悪循環を断ち切るためにも、「済んだことは済んだこと」という単純な思考パターンを身につけてください。これも「いいこと」と同じで普段から口癖のように言い聞かせると「確かにそうだな」と思えるようになります。
若々しい脳を持つ人や、記憶力のいい人というのは、簡単に言えばいつも「いいこと」を考える人なのです。
それによって脳を快感で満たし、気持ちよく暮らしている人なのです。
なぜなら、快感に包まれた脳は意欲に満ち、活発に活動するからです。持っている力をフルに発揮しようとします。
そして、いい思い出が心を占めるほど、悪い思い出は消されていきます。イヤなことは「いいこと」に駆逐されるのです。
だから、人間は、どんな不幸でもいつか必ず乗り越えることができます。そのためにも、「いいこと」を考え続けるのが大切なのです。
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やっぱり自分を信じてあげないとだなー
影響することにフォーカスしないとだなー
と思いました。
いいことも悪いことも起きるのが世の中だから、現状を受け入れて、いいことだけを考える。逃げ回らないかぎり、ピンチはいつか決着する。悪いことを考えるから悪い方に向かっていく。
その通りかも。自分のダメージを最小限に抑えようとして、割ることを考えてしまう癖が私にはあるんだけれども、気を付けなければなーと思いました。
自分を客観視して、あきらめて終わりじゃなく、そこからどうするかが大事!ということも意識していきたいです。
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チェック項目16箇所。
悲観的にならず、いつも「いいこと」を考える癖をつけようとするのが
本書の趣旨。
「いいこと」が起こると信じ続けることが人生を切り拓く。
人間関係は基本的に長所と長所の結びつき。
ミスやアクシデント、体調不良は「一息入れよう」の合図。
「いいこと」を考え続けることで「いいこと」を引き寄せられる。
寝る前の30分は「いいこと」だけを考える。毎日の日課とする。
「いいこと」を考える→夢や希望を考える
→脳を刺激する。機能が発達する。
サラリーマンの「いいところ」を改めて考えてみる。
主婦が「いいこと」を考えると家庭が朗らかになる。
「いいこと」リストを作ってみる。苦あれば楽あり。
人間の脳の潜在能力の差はほとんどない。
逆境をバネにしなくていい。「いいこと」を考え信じ続ける。
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いいことを考えよう。
”でもさぁ・・・”に陥りそうな時は以下。
私にはこんないいところがある。悪い要素も裏を返せばいいこと。
自分に厳しいのはもうやめよう~♪
それは時間が経つと、他人も責めることになる。
今気付いてよかった。
「メタ認知」・・・自分の感情や認知パターンを一段上の位置から見つめること。客観的に見つけること。
→ ”そういうことも起きるかもしれないよなぁ・・”と思うことで、自分の抱えている不安は小さなものに感じていくことができる。
そうだな。自分が思っている”悪いこと”はいつまでも、自分だけは特別で仕方ないじゃん・・・って思いがち。でも、客観的に考えたらいくらでもありうることで、それを誰かから聞いたら、「大丈夫だよ!きっといいことあるから!!」って言うもん。
「メタ認知的活動」・・・
”私は調子づくと他人を見下すことがある”。。。。
”だから調子のいい時ほど自分の言葉や態度には注意しよう”
→ こう考えて、自己修正するのがメタ認知的活動。
この背景には「●●になったらいいのになぁ・・」という考えがある。このためにはどうしたらよいかを考えて行動していくと、短所、欠点を必要以上に重苦しく受け止めない。
「認知療法」・・・ある出来事を受け止める時に、人間は人それぞれの思考パターンにしたがっている。同じ出来事でも人によって違う。
自分の思考パターンのくせに気がつき、それを修正する。
→ どうでもいいことを悪く解釈してばかりいたら、いつでも悪いことが、さらに悪いことが起きているような気がしてならない。
そうだよね!!くせあるある。
「認知特性」・・・自分の短所に目が行きやすい。しかもその短所を過大に評価してしまう。さらにいうと、他人の長所にも過大評価する。
自分が短所として感じていることは、人から見ると長所であることも充分ありうる。
→ 短所があったとしても、それに不安を持ち続けるのではなくて、ありのままの自分を受け入れる。で、「いいこと」を考える!
「いいことリスト」・・・・どんどん書いてみる。目に見えるようにして。そして笑う!いいことだらけだ!!
「普通のことを悪いことと考えていないだろうか?」・・・あー、考えてる気がする。普通のことっていいことだよね!
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「幸せそうに見える人が幸せになる」p73
読んでいていいことを考えようと爽やかな気持ちになる本。時間をおいてまた読み直したい本。
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全般的に「多分一度はどこかで似たようなことを読み聞きしたことがある」に対して和田秀樹氏が「いいことを考えるとどんないいことにつながるのか」という観点で話が進んでいきます。
元気なときに読むよりも、
ちょっと気持ちが後ろ向きのときに読んだ方がいいかもしれません。
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自分を評価できる人ほど積極的になる
良いことを考え続ける。良いことが起こると信じる。そうしなければ人生を切り開けない。
結果が楽しみなことを毎日にちりばめよう
上を見よう。自分より下を見てはいけない。
人間はとても暗示にかかりやすい生き物。褒め続ければ実際に子供は自分の能力に自信を持ち、積極性を取り戻す。
幸せに見える人が幸せになる
いいことを考えると
つねに気持ちを前向きに保つ能力
自分の可能性を最大限に引き出す能力
がある。
眠るまでの時間にいいことを考えつくそう
感情の老化を予防する
能力が同じなら、自分に自信を持った人間が必ず伸びる。
その都度、1番良い
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えーっと、いろいろ同じ様な自己啓発本を読んで参りましたが、こんなにスムーズに読み流せる本も珍しいかと。褒め言葉ではない、水の様な本。水の様な酒?でいいのかな。
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●P42 美人とはいいことを考えられる女性のことです。「いいこと」を考えて、魅力的な表情をしてられるからです。
●P47 「ついてないな」と思うことー例えば急いでいる時の信号とかいろいろ、そういうものは「ついてない」や「先に進むな」ではなく、「一息入れたら?」だと考える。
●P49 結果が楽しみなことを日々にちりばめる。「いいこと」の種をたくさんまく。クイズに応募する、懸賞に応募する。ブログで発信するなど。
★最近、このメディアマーカーでとても実感していることだったりします。自分のために書いていることを続けているけれど、気がつくとチェックしてくださっている人が増えている。交流もできたりしたら楽しいなと思う。ちょっとした毎日が楽しく過ごせるコツがこんなところにもある!
●P185 心がぽっかりとあいたら、いいことでうめよう。「世の中いいことはたくさんある」「捨てたもんじゃあない」と思えるような楽しいことをいっぱい想像しよう。