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“硝子のハンマー”の続きというか、同じ登場人物が出てきます。
私はこちらのほうを先に読んでしまったのですが、前作を読んでいないと分からないということは、全然なかったです。
私は、“硝子のハンマー”よりこちらのほうが好きです。
いくつかのお話が入っているのですが、“狐火の家”は、「あぁ、そういうことか」と納得感がありました。
ちょこちょこ萌えポイントもあるし、結構おすすめ。
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「黒い家」と「クリムゾンの迷宮」が好きなので、図書館で見かければ一応チェックします。こういう軽い感じの話も書くんですね。読みやすく、普通におもしろかった。
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「硝子のハンマー」シリーズ続編。とはいえ前作ネタバレはまったくありませんのでご安心を。
表題作「狐火の家」も「すげー」と思いました。案外と簡単そうなのに、まるで気付かないこの真相。その点なら「犬のみぞ知る」も、分かってみればあまりにも簡単すぎてのけぞってしまったのですが(笑)。
しかし。なんといっても凄いのが「黒い牙」。このトリックについては完全にのけぞりましたよ! こんなん考え付きもしないし、実行したくもないわっ!まさに唖然。一歩間違えばバカミスかもなあ、と思えるほど凄いです……。
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名探偵がすっぱりと解決するわけでもなく、
かといって悩んでいるわけでもなく、
なんとなくだらだらと謎解きに行くって。。。
すっきりしないというか、なんというか。
ネタとしても狐火だったり、クモだったり、将棋だったりと、
わしには縁遠い。。。
その上での評価です。
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高級フランス料理に見る、まるでひと口で終わってしまうかのようなスモールサイズのステーキを食べるように、大事にジックリと食べたい…ではなく、読みたい短編集。
How done it? と Why done it? の交差が魅せる表題作『狐火の家』
奇怪なHow done it? に卒倒しそうな『黒い牙』。
一枚の絵から欠けたピースを元に行う、Why & Who done it?への推理が光る『盤端の迷宮』。
コミカル毒の中、シンプルに組み込まれた論理パズル(?)が愉快な『犬のみぞ知る Dog knows』
短編なのに長編のような味わいはさすがと言ったところ。
ペロリと1日で完読したくなる誘惑を振り切り、1日1話ずつ楽しみましょう。
【読書羅針盤】
ちょっとした頭の体操も含めて、寝る前にちょこっと読書度☆☆
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密室ものは好きなのですが…これはバカミス?それに背景がイマイチだったかなぁと個人的には思います。蜘蛛とか将棋とか、全然分からないんですもの。まぁ、敢えて言うならば「狐火の家」が一番、楽しめた感じです。しかしラストの「犬のみぞ知る Dog Knows」は、あまりにも今までの貴志作品からかけ離れていたのでビックリしました。貴志氏…どうしちゃったんだろう。
久しぶりの作品ということで期待し過ぎた気はします。でも、それを抜きにしても肩透かしを食らった感じ。
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防犯コンサルタントを名乗る現役泥棒?と辣腕?の女弁護士のコンビが腐れ縁的に係わり合いながら活躍する短編集。「硝子のハンマー」のシリアス一辺倒(だったと思う)雰囲気からちょっと変わって、コミカルな掛け合いもあったりします。それが作者のカラーとあったるのかどうかなあと思いもしましたが、お話はそれぞれなかなか楽しめました。「黒い牙」のお話がいろんな意味で印象的ですね。想像したら……下手なホラーより背が粟立ちます…。
最後の短編は、なんだろう、はっちゃけすぎ??とかちょっと思いました。
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「硝子のハンマー」の続編といいましょうか、シリーズものといいましょうか…前作は長編だったのでじっくりと読み込めましたが、今回は短編集だからか作りがザツというか^^; トリックも何だかよく分からん感じです。「狐火の家」というタイトルは好きなんだけどなぁ。
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『硝子のハンマー』コンビの短編集。
まぁ短編ミステリなので、正直な所貴志さんにしては軽い感じはありました。
簡単な粗筋は今回は省略。
特に『硝子のハンマー』を読んでなければ楽しめない!というわけでもないので、万人に薦められるモノだと思います。
前作に伏線を持っているわけでもないし、基本は一話完結の短編ですし。
(もちろん読んでいれば尚面白いですけどね)
しかし、です。
最初にも触れましたが、どうにも軽い感じが否めない。
まぁ『硝子のハンマー』が濃すぎたのもあるかもしれませんが、小さな事件録って雰囲気ですね。
ひとつひとつを読んでいけば、へぇ面白いなーとは思いますが、全体的に印象に残るものが少ない。
貴志さんならではの怒涛の展開ではなく、息抜きがてらに読むには最適な感じ。
短編ミステリ好きな方はどうぞー。
「貴志さんの新作!」として読むと肩透かしを喰らいます。
最後に余談。
こんなことを言っていますが、貴志さんの作品をかなり読み込んでいる人には結構面白いと思われます。
蜘蛛だの囲碁だの貴志さん好みの話が満載です。
それにしても詳しいよな……本当にすごいと思います。
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硝子のハンマー」で活躍した女性弁護士の登場する
短編集。
この人の小説は、トリックがあまりにも理系過ぎて
いつもついていけない。
だから密室の種明かしされても、なんか不完全燃焼のまま。
今回もそうだった。
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さくさく楽しめた1冊。
なんで殺しちゃったの、というよりは「どうやって殺したか」に焦点があるのでトリックが解決したところですぱっと終了。
もやもやが残りつつ、「狐火の家」なんかはそれがいい余韻になってた気がする。
個人的に「硝子のハンマー」のさやかがこんな再登場の仕方をするとはびっくり。
このはっちゃけっぷりが地だったら、やっぱりあの介護会社は止めて正解だったのかな。
純子と榎本コンビは、進展してほしいようなほしくないような……。
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硝子のハンマーの続編。弁護士の青砥と防犯コンサルタント?の榎本が事件を解決する連作短編。
前作はうろ覚えだったけれど、密室を解決していくストーリーに楽しめた。
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「硝子のハンマー」に続くシリーズものとして、次回作も期待したいけど、今回のような短編ではなく長編で書いて貰いたい。できれば、警察とごたごたになるような形で泥棒の才能を発揮する作品を期待。猫との勘違いに笑ってしまった。
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『硝子のハンマー』から4年。
弁護士の青砥純子と防犯コンサルタントの榎本径が遭遇する4つの密室事件からなる短編集。
「狐火の家」
古い日本家屋の醸し出す雰囲気も合わせて、一番好みでした。
仮説を組み立てては崩す、という『硝子~』のような推理過程もよかったです。
「黒い牙」
あの部屋はもちろん、トリックを仕込んでいる姿を想像するだけで気持ち悪かった・・・。
「盤端の迷宮」
将棋がさっぱりわからないのでそのあたりは多少とばしましたが、キレイな密室でした。
「犬のみぞ知る Dog knows」
劇団員の会話と雰囲気がとても馬鹿馬鹿しく、楽しい作品でした。
どの「密室」も説得力があり、納得させられました。
短編集はすぐに忘れてしまうのですが、とても気に入りました。
なにより、このコンビにまた会えたのがとても嬉しかったです。
ぜひまた、次は長編をお願いします!
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貴志祐介初の短編集。
へーっ短編も書くんだ。しかもコミカルなのもある。
ホラーと長編の印象が強いのでちょっと新鮮。貴志作品初めてのシリーズ物だしね。(まあ他に続編書けるようなのもないけど)
前回の事件(硝子のハンマー)の後、主人公の女性弁護士が、密室専門の弁護士として評判になっていたのには笑った。
気軽に読める1冊。(これも貴志作品にはめずらしい)