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作家生活20周年記念、という事ですが、確かにまた新たな境地に入った感じがします。世界観が凄く素敵ですー
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2010年1月22日読了
今までと毛色の違う作品。
私の中でこの本の話があまりにも浸食しすぎて、気を抜くと暫くこの世界に思考が飛んでっちゃって困りましたorz
白が続く砂漠で綴られる、ちょっと近未来のような、過去のようなお話。
ゆっくりと流れる時間と、綴られる航海日誌の内容に引きずられます。
世界観が綺麗過ぎるんだよなー。
私の中での長野作品のトップを争うかも。
手元に置いて、また気が向いたときにゆっくり読みたいと思いました。
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地上を離れ『船』で暮らす人々。地上の人とはかかわりを持たずに生活してきたが、やがて航行不能になり、同化を余儀なくされる。
『船』を降り、適応化プログラムを受けながら、日記の調査をするための土地で出会う人々。遅々として解読の進まない日記が発火し、そこから植物が芽を出し育ち育ち始める。
あいかわらず長野まゆみらしい謎めいた話しです。
現れては去っていく人達。すべてに意味がありそうでなさそうな・・
長野作品なら、主人公は当然『彼』だと思って読み始めたんだけど、途中、もしかしたら『彼女』かも?ってこともありそうで、でもやっぱり『彼』かなぁ・・みたいな。あいかわらず摩訶不思議な世界。
何一つすっきりしないままのラストにじれるんだけど、なぜかまた手を出してしまうんだよなあ・・
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ふとしたときに、ラストの穴から光が灯っている情景が浮かんできてしまう。
読んだときは気づかなかったけど、あとあと根付く話。
レースの図案とか本から芽が出るとか、私にとってはきゅんきゅんする要素がたくさんある。
あと、序盤のレモネードが美味しそう。
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無国籍な感じがいい。
今まで読んだ長野まゆみの本とは、雰囲気が違うと思ったけどすごくよかった。
恩田陸の描く世界に近いものがあるかな。
かつて「船」に乗って地上とほとんど関わることなく過ごしてきたひとたち。
その「船」が地上に降りることになり、地上で生きる為の適用プログラムを受けた主人公。
他にも、かつて「船」に乗っていたことのあるひとがちらほら出てきたり、
もしかしてこのひとたちは、つながってるのかな?
と思わせる感じが好き。
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砂漠を舞台にゆるゆる綴られる静かな異世界のお話
雰囲気や小道具が気に入った。最近の彼女の本はちょっと違うなーと思っていたので、これは嬉しかった
<船>からおりて暮らし始める青年、<船>にいたらしい役人や記憶のない青年、水をさがす力を持ったワタという種族の少年、108の航海日誌の解読、日誌に根を張るつる性植物、…これもまた、ショウウィンドウ小説みたい
装丁もきれいー
(む?SFにカテゴライズすべき?)
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ゆっくりマイペースに読むことができました。キャラクターが他の長野まゆみ作品よりもしっかりしているような気がした。料理が手の込んだものばかりで美味しそう!
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どこまでも続くきび色の砂原、静かに過ぎ行く日々。
静かな気持ちになりたい時に手に取る本です。
謎は謎のまま物語は終わりますが、私たちは彼らの生活をほんのいっとき垣間見ただけ。
真実に向かって手に汗を握る展開になるわけでもない、ただ謎が増えていく物語ですが、何がこんなに気持ちを穏やかにしてくれるのか、何度読んでも解らない不思議な作品です。
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謎の航海日誌カルトローレ。キビ色の沙地の白い家で暮す私の仕事は、「船」にあった109冊の日誌を解読することだった…。作家生活20周年の新境地が白い世界に拓かれる記念碑的作品。
(日販MARCより)
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話は難解というか、何と言うか。よくわからない。というのが、素直な感想で、落としどころはなんだったんだと理解していない。
ただ、読みながら頭の中に浮かぶ情景。
砂漠の黄色だったり、小さいワタに描かれている占象。刺繍。が即時に映像化される。
そして、美味しそうな料理の数々。とりあえずレモネードが飲みたくなる。
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全体の世界観をつかむのに随分時間がかかってしまいました。
まず設定の説明をしない、長野まゆみらしいですね。
初期の長野少年の面影はないものの、その独特な世界観は未だ健在。
初期ファンとしては寂しいですが、第2の長野世界を楽しもうと思います。
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図書館で表紙に惹かれ借りてみたところ、おもしろいけれど読むのにだいぶ時間のかかった作品でした。
結局、結末まで読めずに返却してしまったので、機会があれば今度こそ最後まで読みたいです。
個人的には、作中に登場したレモンパイを食べてみたい。
現在再読中。
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表紙が素敵!初期と比べてとても読みやすかった。
丁度何処かへ旅に出たい、異国のものに触れたい、そういった気分だったのでどんぴしゃでした。想像力をフル稼働させて物語にのめり込む快感。
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途中まで読んで、何故か放棄してしまった作品。
肌に合わなかったのか、それとも今になれば読めるのか。
表紙はとってもわたし好みです!
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結論は結局よくわからなかったけど、雰囲気を楽しむのにはとても良い。
出てくる食べ物がおいしそうだな・・・。
レモンパイに、レモネードに、感想トマトのソースをかけたオムレツに・・・。
「船」から下りた主人公が、のりづけされた日誌の調査をしながら生活する様子。
水を読むワタ、役人のコリドー、謎のエルジンなどキャラクタがたっている。
刺青、クロシェ、日誌からのびるつる草、砂漠。