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言わずと知れた名作中の名作。少女漫画という手法を用いた『源氏物語』の入門書であり解説書です。『源氏物語』のことを全然理解していなかった僕も、本書のおかげで少しは理解できるようになりました。ただし、今だに登場人物の区別が大変…。光源氏の殿上人っぷりが凄まじいです。
高校受験や大学受験の際、古文のお供になっていた人も多いでしょう。今年はちょうど連載開始から30周年です。
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高校古文で必ず出てくる源氏物語。
たくさんの登場人物と、これでもかと出てくる敬語の多さにうんざりしてしまう前に、「あさきゆめみし」でしっかり人物関係をチェックしよう。
古文はマンガで勉強するに限ります。
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『あさきゆめみし』と『源氏物語』のオリジナル文と現代語訳を掲載し、古典単語や解説、そして練習問題を加えた本。
タイトルが全てを表している、比較読解本です。
こういう本があればいいなと思っていた、わかりやすい作りになっており、自分の受験期にこの本があれば楽しく古典を勉強できたのにと思いました。
比較本なので、特に内容の感想はありませんが、高校時に読んだ『あさきゆめみし』を、シーンごとに原文と照らし合わせながら読み返せたので、とても懐かしく思えたし、改めて物語への理解も深まりました。
私は、途中からマンガを離れ、原作の与謝野晶子版を読み始めて、源氏が崩御する「雲隠」の段で、読むのを止めていました。
この本も、源氏の死で話が終わっているため、既知情報の復習に加えて、その後に続く「宇治十畳」の追加情報を効率的に得られなかったことが、少し残念でした。
3章立てで、章ごとに人物相関図があるのはとてもわかりやすかったです。
話が進むごとに、誰が誰の子供で誰と結婚した、という関係がこんがらかってくるので、理解の助けになりました。
とてもいい発想のもとに作られた本だと思います。
作中、ピックアップされたシーンだけでなく、物語をまるまる掲載・比較した本を、数巻に分けて出してもよいのではないかと思いました。
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「試験によく出る」なので一応受験生向きのようです。でも、時代背景やこの時代独特の特殊な言葉についての詳しい説明、寝殿の図解まで載っているので、「源氏物語」を理解する手助けになります。
ただ、受験に関係ない人が読むと古文の助詞などの解説はちょっと読むのがしんどいかもしれません。なので私は、そこを飛ばして読みました。
受験生にはぜひおすすめ。やっぱり今でも「若紫」と「雨夜の品定」は頻出なんですね。