紙の本
会社の事業計画の立て方考え方を簡単に解説した一冊
2008/08/19 14:03
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:龍. - この投稿者のレビュー一覧を見る
会社の事業計画の立て方考え方を簡単に解説した一冊。個人の計画という新しい視点も。
「ポジショニングマップ 「市場(顧客)」「市場(顧客ニーズ)」「自社の強み」のうち、ふたつの要素を縦軸と横軸に使えばいい」
SWOTよりも使いやすいと思います。
「事業計画の典型的失敗
1.環境が大きく変化しているにもかかわらず、従来路線の踏襲型事業計画
2.規制緩和や法改正などの外的要因を見落とした事業計画
3.周辺環境を分析しきれていない、もしくは把握の仕方を間違っている事業計画」
よくある失敗例です。練り混まれた計画書は、これらの要素もしっかりと解決しているものです。
「日記」
「計画して評価する」
「「What」=知識をいくら詰め込んでも「How」=考え方ができていなければ、人間として成長しません」
日記は、自分の行動を追うのに最適。また、評価のないところに改善はありません。知識を持っているにこしたことはありませんが、それをどのように使うかで成果は全く異なったものになります。
会社経営に関係なくても、後半は個人に関する計画について書かれていますので、その部分だけでも参考になると思います。
http://blog.livedoor.jp/c12484000/
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字が大きい。
内容もありきたり。
ただ、まぁ、読みやすい。
日記を感情を軸に書くってのはやろうかなぁと。
4半期で振り返ることやら、しっかり考えを固めようやら、
よく言われることですが、読みやすいので、よしとしよう。
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海老根さんが書いてるってことで読んでみた。あとで聞いたのだが知人が彼の授業を聴講してるそうで絶賛していた。
内容は
自分のやりたい思い/ビジョンが土壌、その上にそびえる機の幹が事業計画。木は日照などの環境条件によって成長が左右される
1.自分のやりたいことは何か?
2.環境はどうなのか?
SWOT分析をまず解説。恥ずかしながらSWOT分析は仕事がらよくやる(やらされる)のですが、これやっとストンと理解できた気がします。
3.事業ドメインを設定する(顧客はだれ?顧客ニーズは?自社の強みは?)
4.成長戦略と競争戦略(成長マトリックス 67)
といった流れでビジョン→環境分析→事業ドメイン策定→成長戦略と競争戦略という流れで会社経営について紹介。
それを個人レベルにも応用しましょう、というのが趣旨。
自分のやりたいこと、思い、という土壌の上に、その夢の実現のための事業計画として会社がある(114)
思いだけではうまくいかない。環境分析をし実現に向けた事業計画が必要(118)
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【要旨】
昨今、夢を叶えよう、目標を達成しようとする人が多いが、成功者にはあまりお目にかからない。それは多くの場合、目標の立て方そのものが間違のではないか。
自分のあり方を考えていく時に、事業計画の手法が有効である。会社だけでなく、個人にも応用可能である。事業計画を一本の木に見立てると、木を大きく育てるためには思いやビジョンという土壌が必要である。そこに大きな幹を育てる。この幹こそが「ドメイン」である。個別の戦略は枝葉末節のことであり、まずはこの幹をしっかりすることが大切である。SWOT分析を行い、それを元にして1.対象とする市場はどこか、2.その市場のニーズはなにか、3.自社の強みは何か、を明確にすることで、ドメインは明らかになる。その際に、ドメインに関わる性質から2軸を構成し、マッピングを行うことにより、他者との差別化、競争優位を確認する。競争優位が築けるのであれば、そこからマーケティングミックスの考え方などから個別戦略(オペレーション)を検討していくと良い。
【感想】
個人のあり方、目標の立て方、生き方においても、経営者が行うような事業計画を応用できるのではという発想は画期的だと思った。まさに「コロンブスの卵」のよう。しかし、SWOT分析がなかなかできない。それは著者も述べているが、内部分析が困難であるためである。それ以外にそもそも外部環境の把握も困難である。単純化されたケーススタディだけ見せられても、「ではやってみるか」というところには、ちょっと高めの敷居を感じた。
【目次】
第1章 一本の木から事業計画をイメージする
第2章 老舗和菓子屋の事業計画書を書く
第3章 製作会社の事業計画を劇的に変える
第4章 安易な目標だけでは一歩も成長できない
第5章 あなたの人生はあなたが経営している
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太郎さんの云わんとすることと同じ。だろう。
自分をしっかりみて、デザインしなさい。ということ。
それをしない限りは、
どんなスキルを身につけて、
どんな地位につこうとも、
何か満たされない感じで、
暗闇の中を歩き回ることになる。
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オプトのCEO、海老根さん著。タイトルは、最近よくある無目的の転職に釘をさすもので、
転職自体がキャリアアップに結びつくものではまったくない、というところからきています。
内容はその目標設定の仕方に重点を置いていて、漠然としがちなものをいかに具体化
そして実現させるか。その手法、ツールとしての事業計画つくりを簡単な表現とケーススタディで
解説しています。
字が大きく専門用語の類もあまりないため、1日あれば読みおえます。
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内容はただ1つ。業務分析を適切にして価値を高めようということ。
意図は分かるけど、内容とタイトルが合ってない……。
“できる編集者”の影がちらほら見えるザ・新書って感じでした
(2009.12.31読了)
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簡単に転職スンナ!という説教本かとおもったら
経営管理の基礎講座の内容〜フレームワークをとおして個人のキャリアプラン構築にとても役に立つ本だった。
知っているだけで使わないフレームワークがいっぱいあることに反省。
事業の幹と枝のメタファーはとってもおなかに落ちた
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今まで何度も見て聞いてきたSWOT分析について、あぁ、こういうものだったのか、と理解できた気がしました。
自分の思い描く目標(理想)を明確に持って行動し、自分を成長させ結果を出す。極めてシンプルであるが、判りやすく、そういう道筋を立てた行動をするべきだな、と考えさせられた。
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内容がロジカル且つ理解しやすい部分が多く、考え方の勉強になりました。自分ドメインという言い方は初めて聞き、会社を建て直す方法論や今後の自分を見直す機会を与えてくれた1冊。要は自分次第でどうにでもなるんだということを再認識しました。
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年が変わったり、会社を変わる際に、目標を立て直すことは誰しもするが、自分の事業計画という位置づけで、それをロジカルに進めるノウハウ本であり、それを通じて自分の「できること」「やりたいこと」「やるべきこと」そして、それ以外のことを整理することができる。
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思い⇒環境分析⇒事業ドメイン(幹)⇒成長戦略⇒競争戦略⇒マーケティングミックス(戦術)
思い(土壌)⇒
環境分析(幹)⇒事業ドメイン
⇒成長戦略(枝葉)⇒競争戦略⇒マーケティングミックス
事業計画はまさに一本の木である。木を構成する『土壌』『幹』『枝葉』が事業計画の基本となる
P26の絵を載せる
■思い(土壌)
・会社経営において、『土壌』は、まさに経営者の「○○がしたい」という「思い」です
・まわりの環境がこうだから、時代のニーズがこうだからといった条件に照らし合わせて考え付くものではありません
・自分の純粋な思いや、こうありたいという理想を表現する
・木は肥沃な土壌がなければ育たない。ですから、一番大切なのは土壌となる「思い」です。
■環境分析(幹)
・立派な『幹』を立てるには、幹を立てる「環境」について、徹底的に分析するという作業が必要になる
・「自社がどういう状況にあるのか?」「どこが会社の成長市場なのか?」と会社の周りの市場をしっかり分析する
[環境分析手法=SWOT分析]
・P32の絵を載せる
?内部環境で好影響を持つ要素=強み
?内部環境で悪影響を持つ要素=弱み
?外部環境で好影響を持つ要素=機会
?外部環境で悪影響を持つ要素=脅威
の4つに分けるのがSWOT分析です
1920年代にハーバード・ビジネススクールで開発されたもの
強み (Strengths)、弱み (Weaknesses)、機会 (Opportunities)、脅威 (Threats)
■事業ドメイン
事業ドメインとは、環境分析をもとに、以下の3つの要素を明らかにすること
・対象とする市場はどこか?(顧客はだれか?)
・その市場(顧客)のニーズはなにか?
・自社の強みはなにか?
ちなみにセブンイレブンは
・対象とする市場はどこか?(顧客はだれか?)⇒一人暮らしの若者
・その市場(顧客)のニーズはなにか?⇒時間的利便性、距離的利便性
・自社の強みはなにか?⇒日用必需品に絞った徹底的な品揃え
という事業ドメインを作成し、大きく成長した
■成長戦略
成長戦略とは、経営環境が刻々と変化していく中で、持続的な成長のための次の施策、次のステップを考えること
成長マトリックP67の絵を載せる
第一方向・・・新市場開拓戦略(自社の強みを生かす製品やサービスを新しい市場へ展開してゆく)
第二方向・・・新商品開発戦略(既存の市場に対して新しい製品やサービスを提供してゆく)
第三方向・・・多角化戦略(新しい製品やサービスを新しい市場に展開する)
例)第三方向⇒富士フィルムが本業であるフィルムで培った浸透・吸収技術を活用して、化粧品に進出
■競争戦略
競争戦略とは、競業他社に対しての優位性を確立する、もしくは優位性を確認する作業である
この段階で、競争優位性が確認できなければ、前にさかのぼって、事業ドメインの設定が間違っていたのではないか
、あるいは、環境分析で重要な要素を拾い忘れたのではないか、といったことを考え直し、修正する必要が出てくる
ポジショニングマップ
⇒ポジショニングマップとは、競合他社との差異を明確にするために、独立した二つの評価軸を用いて、
自社の優位性を検討するツールのこと
軸を決めるときに重要なことは、相関性のない、独立した軸をおくことである
軸が決まらなかったら、事業ドメインでしようした市場、ニーズ、自社の強みのうち2つを使用するばよい
■マーケティング・ミックス
・戦略でなく戦術なのである
・4P(Product、Price、Place、Promotion)
気になったセンテンス
会社の経営とは、ズバリ「幹を立てること」、つまり、事業ドメインを設定することです。繰り返しますが、
しっりとした「幹」を立てる前に、オペレーションの施策、つまり「松葉」の部分をあれこれ議論しても、まったく意味がありません。
もっと踏み込んでいえば、経営の仕事は「幹」を立て、育てることであり、「枝葉」をどう生えさせるかといったことは本来、
経営者の仕事とは言えないのです
戦略と戦術は良く似たt言葉ですが、まるで違うものです。
幹作りこそが戦術そのものです。いっぽう、枝葉の部分、すなわち経営のオペレーションをどのように策定するかというのが
戦術になります。つまり、戦略から派生するのが戦術です
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サラリーマン必読です。会社を辞めなくても、辞めても、辞めさせられても読む価値があります。自立した生き方をするために内部環境と外部環境の理解を深めることが大事ということですね。基本的な考え方は世の中で自分の武器はどこで、武器をどのように磨いていき食べていくかということになるでしょうか。
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上司に勧められた本。事業の考えかた、キャリアの考え方がとても勉強になった。特にビジョン作りから戦略、戦術へ落としていくフレームワークは実践でも早速使ってみた。
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コンサルタントの視線から会社・人を見つめた著書。
経営者に必要なのは、ビジョンを描くこと。これは個人にも当てはまる。資格取得に走る人がいるが、本当に必要なのは資格ではなくビジョンを描くことである。そこを間違える人が多いとのこと。自分の人生は自分が舵を取っているという意識を認識させてくれる著書です。