紙の本
統計の世界が身近なものに
2008/07/16 22:42
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオモト カン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は,著者丸山氏が先に出版した「風が吹けば桶屋が儲かるのは0.8%!? -身近なケースで学ぶ確率・統計- (PHP新書/PHP研究所)」 に次ぐ,“確率・統計にまつわる意外な事実シリーズ第2弾”だ。氏の発想と原典をしっかりと読み込んだ確かな書きっぷりには,いつもながら関心させられる。統計に親しみのない読者でも,思わずのめりこんでしまう一冊だ!統計の世界を我々のよく知る人物を通じてより身近なものにしてくれ,確率や統計にはまったく”うとい”私のような者でも抵抗なく読み切ることができた。第3弾が楽しみだ!
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学校図書館司書さんのおススメの本。
読みやすい本です。統計学に関わるいろいろな人を紹介している。
統計って、すごく大切で、この統計って恣意的?といった視点を子供たちには身に着けていってほしいと思います。
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文はあまり好みででないが、内容は面白かった。統計って、必要とされる時代とそれほどでもない時代ががあるんだな。
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ナイチンゲールは実はプレゼンの達人!
陸軍病院の衛生改善を目的として
政府から予算を引き出すために
プレゼンをしたバッツウィング
「ビジュアルなカラーグラフ」(P.31)
ナイチンゲールがもし現代日本に生きていたら、
スーパービジネスパーソンになったと思います。
資本市場から100億円ぐらいひっぱってきそうな気がします。
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ナイチンゲールが生きた時代の統計学とそれに関わる研究者の紹介。
子供の頃、伝記で読んだナイチンゲールは白衣の天使、優秀な看護師っていうイメージだった。
ナイチンゲールは1820年5月12日生まれ。
1851年看護師になることを母から反対され、独り立ち。3ヶ月の研修後、パリの病院を見て回る。
1853年慈善施設の施設長に就任。クリミア戦争勃発。
この経歴を見る限り看護師というより婦長か、総婦長のようなところか。どの業界でも2年では新人扱いだろう。
戦争後、兵士の死因は負傷より、感染症によるものであることを数値とグラフで示し、兵舎の改善提案もしていた。
この部分をみると確かに統計学者と言えるだろう。
ナイチンゲールの知らない一面が知れて良かった。統計学の側面としての日本の歴史も面白かった。
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ナイチンゲールは統計学者だった!
という話は序盤のみ。あとは統計学の歴史。
ナイチンゲールは、今も生きてたら優秀なパワポ職人だったはず。
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ナイチンゲール入門書として素晴らしい内容、本の体裁だ
大富豪の娘として生まれ、エリザベス女王をはじめとした社交界のつながりがあったからこそ、様々な活動ができた。そういう背景がよく分かる
読了35分